医療保険は見直しで変わる!知っておくべき10個のカギ
万が一の病気やケガの備えとして入っておくと安心なのが医療保険です。
たくさんの種類があり、特約をプラスすることで、幅広い病気やケガに対応しています。
しかし、最初に入ったままの状態で放っておくと、ニーズに合わなくなってくるため、定期的な見直しが必要です。
では、どのような見直しをすればよいのでしょうか。
この記事では、医療保険の見直しをする際に、ぜひ押さえておきたいことを10個ピックアップして紹介します。
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目次[非表示]
- 1.医療保険の見直しはなぜ必要?
- 2.医療保険見直しの3大メリットとは?
- 3.医療保険の見直し!必ずあるベストなタイミング
- 4.医療保険の見直しで押さえておくべきポイントは?
- 5.医療保険は2つの注意点を守って見直し
- 6.医療保険の見直しと年齢の関係
- 7.女性の医療保険は出産前の見直しがおすすめ
- 8.終身型医療保険を見直すときの注意点とは
- 9.医療保険の見直し相談先!何を基準に選ぶ?
- 10.ひとつだけじゃない!医療保険の見直し方
- 11.医療保険の見直しに関してよくある質問
- 11.1.医療保険は何年ごとに見直しが必要ですか?
- 11.2.60代から医療保険の見直しは必要?
- 12.見直しで自分にあった医療保険を手に入れよう
医療保険の見直しはなぜ必要?
医療保険の見直しが必要な理由は大きく分けて3つあります。
1つ目は医療技術の進歩によって治療方針などが変化するためです。
保険に入った時点ではなかった新しい治療法がメインになってくると、古い保険ではカバーできないケースが増えてしまうため、見直しが必要になります。
2つ目はライフステージの変化と保障の内容を合わせるためです。
年齢が上がると病気のリスクなどが変化するため必要な保障内容が違ってきます。
また、結婚や出産などのライフイベントによるニーズの変化にも対応が必要です。
見直しによって生活環境の変化に保険の内容を合わせています。
3つ目は、必要な保障をプラスし、余分な保障を削ることで、保険料の負担を最適化するためです。
いずれも周りの変化に合わせて、保険の内容をフレキシブルに変えていくことで、ベストな状態を維持しています。
詳しくは、◆◆「知って納得!医療保険の見直しが必要な理由」◆◆をご参照ください。
医療保険見直しの3大メリットとは?
医療保険の見直しには3つのメリットがあります。
ひとつは、自分のニーズにぴったり合う保障を得られるということです。
年齢の節目で見直せばその年代に合う保障を、ライフイベントに合わせて見直せばライフステージの変化に合う保障に変えられます。
もうひとつは、保険料を最適化できるということです。
最適化というのは単にかかる保険料を安くできるという意味ではありません。
必要な保障を維持したうえで、余分な保険料がかかるのを押さえられるという点に意味があります。
もうひとつは、現状の治療方針に合う保障内容を選べるということです。
医療技術が進歩することで、昔はなかった治療方法がいつの間にかメインの治療方法になることがあります。
新しい治療法がメインになると、回復にかかる時間なども変化するため、それらをカバーできる内容にすることが必要です。
医療保険を見直すことで、さまざまな変化に柔軟に合わせられます。
詳しくは、◆◆「医療保険は見直しが肝心!定期的に見直す3つのメリットとは?」◆◆をご参照ください。
医療保険の見直し!必ずあるベストなタイミング
医療保険の見直しにはベストなタイミングがあります。
たとえば、生活環境が変化するライフイベントのタイミングは医療保険見直しのベストタイミングのひとつです。
このタイミングで見直すことで、ライフイベントによって生じる変化にいち早く対応できます。
加入中の保険に不安を感じたときも、見直しのベストタイミングです。
どこに不安を感じているのかがはっきりすれば、その部分を見直すことで、ニーズに合った内容に変えることが可能です。
また、最新の保障など気になる保険が見つかったときも見直しにぴったりなタイミングといってよいでしょう。
なぜ、新しい保険が気になったのかという点がはっきりすれば、自分のニーズに合う形にカスタマイズできるはずです。
保険料の負担が大きいと感じたときにも、見直しをするとよいでしょう。
保険料を抑える目的で見直せば、無駄を省いたよい形にすることができるかもしれません。
詳しくは、◆◆「医療保険にも見直しは必要?おすすめのタイミングはいつ?」◆◆をご参照ください。
医療保険の見直しで押さえておくべきポイントは?
医療保険の見直しは、きちんとポイントを押さえて行うと、短時間でスムーズに行えます。
古い医療保険と新しい医療保険とで大きく変わっている点が、主な見直しのポイントです。
もっとも重視しなければならないのは入院に関する項目でしょう。
入院給付金の対象になる日数と1入院当たりの上限日数は最低限押さえておくべき点です。
昔は一度入院すると長く入院して治療するのが当たり前でしたが、年々入院日数が短縮しています。
1入院当たりの日数も120日が主流だった昔とは違い、60日というところが増えているので、その日数で足りるのかという点はよく吟味しなければなりません。
また、先進医療については、先進医療を目的に新しい保険に乗り換えるか、今までの保険に特約でプラスするかという点が問題になります。
場合によっては、先進医療の保障は要らないという選択も必要です。
さらに、保険料を掛け捨てにするか積立にするかという点も重要な見直しポイントになります。
詳しくは、◆◆「医療保険に入っているだけではダメ!見直しのポイントは?」◆◆をご参照ください。
医療保険は2つの注意点を守って見直し
医療保険の見直しをする際には、2つの注意点を守って行うことが大事です。
年齢と健康状態の2つをどう捉えるかが、見直しの大きなポイントになります。
見直しをするわけですから、最初に入ったときよりも、年齢が高くなっているということを忘れてはいけません。
医療保険は年齢が高くなると、その分保険料が上がる仕組みです。
これまでの古い保険よりも見直し後に入る新しい保険の方が、入るときの年齢が高いわけですから、見直したことによってかえって保険料が高くなる場合もあり得ます。
また、新しい保険に入り直す場合も、特約を追加する場合も、健康であることが欠かせません。
健康状態によっては入り直せないかもしれないということを理解しておく必要があります。
見直しは先延ばしにせず、できるときにしておかなければならないということです。
詳しくは、◆◆「医療保険は見直しが必須!押さえておきたい注意点とは?」◆◆をご参照ください。
医療保険の見直しと年齢の関係
医療保険の保険料は年齢が上がると高くなります。
年齢が高くなると、病気にかかるリスクが高まるからです。
そのため、見直しはできるだけ若いうちにしておいた方が、保険料を抑えられてよいといえます。
しかし、年齢によって、医療保険に求める保障内容が変化するため、年齢に合わせた見直しも必要です。
若いときに入った医療保険は、保険のタイプが古いか新しいかにかかわらず、年齢のニーズに合いません。
20代であれば、傷害保険や入院保障の部分を手厚くしたいところですが、20代、30代では結婚や出産によって、家族に対する責任も重くなります。
家族の生活の負担にならないように、医療保険の内容を見直す必要があるでしょう。
40代になると、生活習慣病やがんに対する備えが必要になります。
50代は定年後に医療保険をどのように維持するかを考え、保険料の負担を小さくすることも考えるようになるでしょう。
年齢によって医療保険の見直しの内容は異なります。
詳しくは、◆◆「医療保険の見直し!年齢も重要なポイントのひとつ」◆◆をご参照ください。
女性の医療保険は出産前の見直しがおすすめ
女性の場合、医療保険の見直しは出産前に済ませておくことが大事です。
なぜなら、妊娠・出産に伴うトラブルにも医療保険が使えるからです。
通常妊娠・通常出産で産めると誰もが考えがちですが、お産がどのような形になるかは医師ですらわかりかねます。
もしも、妊娠がわかった後で医療保険の見直しをしようとしたら、その妊娠での帝王切開などは新しい医療保険の保障対象にはなりません。
帝王切開での出産は、年齢が上がるとリスクが高まるので、事前に見直しておいた方がよいでしょう。
また、帝王切開での出産も手術歴になり、その後数年間は医療保険に入りにくくなります。
2人目の帝王切開が条件付きになるものや、給付の対象から外れるものもあるため、妊娠する前に見直しを済ませておいた方がよいのです。
詳しくは、◆◆「医療保険の見直し!するなら妊娠・出産の前がいい!」◆◆をご参照ください。
終身型医療保険を見直すときの注意点とは
終身医療保険の見直しは難しいとよくいわれますが、見直しができないわけではありません。
単に定期型の医療保険の方が見直しやすいというだけです。
定期型は保険期間が切れるときに、次の医療保険を考えなければならないため、自然と見直しができます。
それに対して、終身医療保険はいつ見直したらよいかがわかりにくいからです。
しかし、タイミングさえ最初から決めておけば、終身保険も見直しができます。
年齢の節目や、ライフイベントに合わせて見直しを行いましょう。
また、終身保険は既に払い込んだ保険料がもったいないと感じがちですが、実状に合った保険に直していくのが目的です。
払い済みの保険料にこだわりすぎないようにしましょう。
詳しくは、◆◆「終身医療保険も見直せる!上手な見直し方のコツは?」◆◆をご参照ください。
医療保険の見直し相談先!何を基準に選ぶ?
医療保険の見直し方がよくわからないというのであれば、詳しい人に相談することも大事です。
医療保険に詳しい相談先を選んでアドバイスをもらうとよいでしょう。
どんな保険に見直すか、まったく決まっていない場合には、多くの種類を扱っている保険会社や代理店に相談すると、ニーズに合ったものを紹介してもらえます。
一方、ある程度方向性が定まっているのであれば、その保険を扱う保険会社や金融機関、共済などの担当者に相談すると、より詳しい説明を受けられるのでおすすめです。
保険料を少しでも安くしたいということであれば、ファイナンシャルプランナーに相談することで、家計全体の見直しができます。
詳しくは、◆◆「医療保険の見直し!どこに相談するのがおすすめ?」◆◆をご参照ください。
ひとつだけじゃない!医療保険の見直し方
医療保険を見直すときは、まず自分が入っている保険の内容を確認するところから始めます。
入っている保険の内容がわからなければ、どこに問題があるのかもわかりません。
入っている保険の内容がわかったら、次は最新の医療保険との違いを見ていきます。
ただ比較するだけでも違うところはわかるはずですが、なぜそのような変更が行われたのかという理由がわかれば、見直すべき部分かどうかがはっきりするでしょう。
基本的な見直し方としては、古い医療保険を解約して、ニーズに合う新しい医療保険に入り直す方法をとります。
しかし、元の医療保険がそれほど古くない場合は、不足している保障をプラスする形で見直すことも可能です。
見直し方はひとつだけではありません。
詳しくは、◆◆「医療保険で損しない!おすすめの見直し方」 ◆◆をご参照ください。
医療保険の見直しに関してよくある質問
医療保険の見直しに関してよくある質問をまとめました。
医療保険は何年ごとに見直しが必要ですか?
医療保険は、基本的には2年ごとに見直すのがおすすめです。診療報酬改定は2年ごと、介護報酬改定は3年ごとに行われていることから、自分の生活と法律に見合った保険を選ぶのがおすすめです。
60代から医療保険の見直しは必要?
60代から医療保険の見直しは必要です。医療保険は自分のライフステージにあった保険を選ぶべきです。60代になると定年を迎えたり、健康に不安が生じる頃です。また、家族をもっている人も多いことから死亡保険も視野に入れるのがおすすめです。
見直しで自分にあった医療保険を手に入れよう
医療保険は見直しすることで、常にニーズに合ったベストな状態を保つことができます。
いざというときに使えなければ保険の意味がありません。
病気やケガによって医療保険の給付金が必要になったとき、きちんと頼れる状態を維持できるように、定期的な見直しを心がけましょう。