仮想通貨の現物取引に慣れてきたら、仮想通貨FXも利用したいと考える方は多いかと思います。
そこで本記事では仮想通貨FXができる取引所を国内と海外でそれぞれ5つずつ紹介していきます。
記事の後半には、仮想通貨FXで特に躓きやすい始め方についても詳しく解説していますので、ぜひとも最後までご覧ください。
国内取引所を選ぶ3つのポイント |
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まずは仮想通貨FXができる国内取引所を選ぶ際に覚えておきたいポイントを3つ紹介します。
それぞれのポイントを確認して、あなたに合った取引所を選びましょう。
取引所 | FXの取り扱い通貨 |
bitFlyer | BTCのみ |
GMOコイン | BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ |
DMM Bitcoin | BTC、ETH、XRP、BCH、LTC、XLM、ETC、XEM、BAT、QTUM、MONA |
まずは取り扱い通貨を確認しましょう。国内で仮想通貨FXができる取引所は多くなく、また取り扱い通貨も非常に少ないです。
ほぼすべての仮想通貨はBTCと連動して価格が上下していくので、BTCさえ取り扱っていれば初心者のうちは特に大きな問題はありません。ですが、慣れてくるとアルトコインのレバレッジ取引もしたくなってくるかと思います。特にマイナーなアルトコインはテレビに取り上げられるだけで一気に価格が変動するため、臨機応変に対応するためにも、取り扱い通貨は大いに越したことはありません。
そのため、仮想通貨FXに慣れてきて常に情報を仕入れられるようになったら、取り扱い通貨の多い取引所の利用を検討しましょう。
取引所 | ロスカットの基準 |
bitFlyer | 証拠金維持率50%以下 |
GMOコイン | 証拠金維持率75%以下 |
DMM Bitcoin | 証拠金維持率50%以下 |
ロスカットの基準に関しても確認しておきましょう。ロスカットとは一定以上の損失が出た場合に、それ保証金以上の損失が出ないように強制的に決済をするシステムです。
ロスカットを避けるには、仮想通貨取引所が定めている証拠金維持率を上回るように、証拠金を追加する必要があります。ただし何の戦略もなくただ証拠金を追加しても、自分の思うように価格が動かなければまたロスカットに近づいてしまい、泥沼の状態となります。
ロスカットは投資家を守るための仕組みだということを理解して、ロスカット回避のための証拠金の追加は落ち着いて戦略的に行うようにしましょう。
取引所 | 追証の基準 |
bitFlyer | 証拠金維持率100%以下 |
GMOコイン | 証拠金維持率100%以下 |
DMM Bitcoin | 証拠金維持率100%以下 |
追証とは2種類の意味があります。1つはロスカットをされないように行う証拠金の追加のこと、もう一つは証拠金以上の損失がでた場合の追証です。前述したように、日本の取引所にはロスカットがあるため、本来は証拠金以上の損失は出ないようになっています。
ただし、稀に相場が急激に動いてロスカットが正常に行われない場合があり、証拠金以上に損失が出てしまいます。ロスカットが正常に行われずに、証拠金以上に損失が出てしまった場合は、別の言い方をすれば借金をしている状態となるので、追証によって返済をしなければいけません。
日本の仮想通貨FXは、相場が大きく動いた際は借金のリスクが発生するので、留意しておきましょう。
※海外には追証はなく、代わりにゼロカットシステムがあります。簡単に言えばゼロカットシステムは追証のように、業者側を守るのではなく利用者側を守るシステムです。 証拠金維持率を割ると日本ではユーザーが支払わなければいけませんが、海外では代わりに業者側が負担することになっています。 そのため、ゼロカットシステムのある海外では借金のリスクを考えることなく、仮想通貨FXができます。 |
国内取引所5選 |
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ここからは仮想通貨FXができる国内取引所5社をおすすめ順に紹介していきます。
それぞれの特徴を詳しく解説していきますので、ぜひとも参考にしていただき、あなたに合った取引所を見つけてください。
bitFlyer |
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FXの取り扱い通貨数 | BTCのみ |
レバレッジ手数料 | 0.04%/日 |
最低取引単価 | 0.01BTC |
各種手数料 | 日本円入金手数料:無料(振込手数料は自己負担) 日本円出金手数料:220~770円 |
1番おすすめなのがbitFlyerです。
bitFlyerは取り扱い通貨はBTCのみと少ないですが、サイトの作りがシンプルで分かりやすく、簡単に仮想通貨FXができます。
またサポートも充実しているので、仮想通貨FXに慣れていない初心者には特におすすめです。
bitFlyerをおすすめする人 |
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bitFlyerはスプレッドが狭いのがおすすめのポイントです。
またBTCしか取り扱っていない分、初心者にとっては分かりやすく、混乱せずに仮想通貨FXの基礎を学びながら投資ができます。
サポートも充実しているので、分からないことがあっても解決しやすいのも大きなメリットと言えます。
bitFlyerをおすすめしない人 |
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BTC以外にもレバレッジ取引がしたいなら別のサービスを選びましょう。
また仮想通貨の取引を一切したことがないなら、仮想通貨FXではなく販売所である程度取引の知識を付ける必要がありますが、bitFlyerは販売所でのスプレッドは広く設定されているのでおすすめできません。
出金手数料も他の取引所と比べて高額なので注意しましょう。
GMOコイン |
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FXの取り扱い通貨数 | BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ |
レバレッジ手数料 | 0.04%/日 |
最低取引単価 | 0.01BTC |
各種手数料 | 日本円入金手数料:無料(振込手数料は自己負担) 日本円出金手数料:無料(大口出金は400円) |
2番目におすすめするのがGMOコインです。
取り扱い通貨数が多く、各種手数料も無料なのが大きな特徴です。
後述のDMM Bitcoinも取り扱い通貨が多いので、両者を比較して好きな方を選びましょう。
GMOコインをおすすめする人 |
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たくさんの通貨でレバレッジ取引がしたいならGMOコインがおすすめです。
ただし、たくさんの通貨があっても仮想通貨の取引に慣れていなければ結局使いこなせないので注意しましょう。
手数料が無料な点もおすすめできるポイントの一つとなっています。
GMOコインをおすすめしない人 |
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とりあえずBTCで仮想通貨FXを利用したいなら、bitFlyerを選んだ方が分かりやすいです。
またGMOコインには暗号資産FXとレバレッジ取引があって、初心者からすると多少分かりづらい作りとなっています。
DMM Bitcoin |
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FXの取り扱い通貨数 | BTC、ETH、XRP、ETC、LTC、BCH、XLM、MONA、BAT、QTUM、XEM |
レバレッジ手数料 | 0.04%/日 |
最低取引単価 | 0.01BTC |
各種手数料 | 日本円入金手数料:無料(振込手数料は自己負担) 日本円出金手数料:無料 |
DMM Bitcoinは幅広い仮想通貨でレバレッジ取引ができます。
取扱数はGMOコインよりもさらに多い11種類です。
手数料に関しても無料なので、GMOコインと比較してどちらのコインがより使いやすいか確認しましょう。
DMM Bitcoinをおすすめする人 |
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たくさんの通貨でレバレッジ取引がしたいならDMM Bitcoinを利用しましょう。
GMOコインと比較して利用したい通貨が多い方を選べばOKです。
迷ったら両方とも登録するのも一つの手です。使い続けて使用感の良かった方をメインにすると良いかもしれません。
DMM Bitcoinをおすすめしない人 |
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取引所を利用したいのであれば、DMM Bitcoinはおすすめしません。
DMM Bitcoinは販売所形式のみで、ユーザー間で取引をする取引所はありません。
またその欠点を補うためにBitMatch注文というシステムがありますが、他にはないシステムなのでシンプルな通常通りのルールで運用したい方には向いていないと言えるでしょう。
SBI VC トレード |
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FXの取り扱い通貨数 | BTC、XRP、ETH、BCH、LTC、LINK、DOT |
レバレッジ手数料 | 日・銘柄によって随時変化 |
最低取引単価 | 0.0001BTC |
各種手数料 | 日本円入金手数料:無料 日本円出金手数料:無料※ |
※住信SBIネット銀行利用時
SBI VC トレード(旧TAOTAO)も数多くの銘柄で仮想通貨FXができる取引所です。
最低取引単位が少ないため、少額からでも始めやすくなっています。
またDOTやLINKでレバレッジ取引ができる唯一の国内取引所とも言えます。
SBI VC トレードをおすすめする人 |
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住信SBIネット銀行を使っている場合は手数料が無料になり、クイック出金にも対応しているためおすすめです。
少額から取引を始めていきたいという方も、最低取引単価が低いSBI VC トレードから始めてみましょう。
DOTやLINKでレバレッジ取引ができるのも大きなメリットです。
SBI VC トレードをおすすめしない人 |
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SBI VC トレードはGMOコインやDMM Bitcoinと比べると取り扱い通貨が少ないのがデメリットと言えます。
また水曜日のメンテナンスは長引くことが多く、特に昼は長時間利用できない場合が多いです。
手数料も日と銘柄によって変化するので、随時チェックしておく必要があり、多少面倒に感じるかもしれません。
Liquid by FTX | |
FXの取り扱い通貨数 |
BTC、ETH、XRP |
レバレッジ手数料 | 0.1%/日 |
最低取引単価 | 0.0001BTC |
各種手数料 | 日本円入金手数料:無料(振込手数料は自己負担) 日本円出金手数料:700円 |
最後に紹介するのはLiquidです。
取り扱い通貨は少なく、手数料も高いのであまりおすすめはできませんが、FTTやSOLなど他の取引所では扱っていない通貨が購入できるのが大きな魅力です。
ただしレバレッジ取引にはBTC、ETH、XRPの3つしか対応していないので注意しましょう。
Liquid by FTXをおすすめする人 |
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FTTやSOLを購入したいならLiquidを選びましょう。国内でFTTやSOLを扱っているのはLiquidだけです。
またレバレッジ取引の取り扱い通貨が少ないと言えど、BTC、ETH、XRPといった主要の通貨に絞っているため、使い勝手は悪くはありません。
レバレッジ手数料が高いのがネックですが、短時間の取引に絞るなら気にならないでしょう。
Liquid by FTXをおすすめしない人 |
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長時間の取引をするならレバレッジ手数料が高いLiquidは向ていません。
また通貨も他の取引所に比べると少ないのもデメリットとなります。
出金手数料も700円とかなり高い部類に入るので、まとめて出金するなどの工夫が必要です。
海外取引所5選 |
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続いて仮想通貨FXができる海外取引所5社をおすすめ順に紹介していきます。
海外の取引所は国内取引所よりも取り扱い通貨が多く、レバレッジも高いのが大きなメリットです。
ただしデメリットもあるので、それぞれの特徴を確認しながら自分に合った取引所を見つけていただければと思います。
Bybit |
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取り扱い通貨数 | 約100種類 |
最大レバレッジ | 100倍 |
レバレッジ手数料 | ペアによって異なる |
ゼロカットシステム | ○ |
日本語対応 | ○ |
Bybitは日本人から高い人気を誇る仮想通貨取引所です。
シンガポールで設立された取引所ですが、日本語に完全対応しており利便性は抜群です。
取り扱い通貨も多いので迷ったらBybitを選んでおけば間違いありません。
Bybitをおすすめする人 |
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Bybitに限りませんが、海外の取引所はレバレッジが非常に高いです。日本ではできないようなハイレバレッジの取引がしたいならBybitを選びましょう。
また日本語対応しているので外国語が苦手な方でも安心です。
キャンペーンも頻繁に開催しているので、長期的に利用していればいつか賞金を獲得できるかもしれません。
Bybitをおすすめしない人 |
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Bybitは日本語対応していますが、本来は海外の取引所が日本人を呼び込むのは禁止されています。
そのためBybitは過去に日本の金融庁から警告を受けているのですが、それも無視して日本人を取り入れることをやめていません。
日本語対応していて便利ではありますが、日本の金融庁からの警告は無視しているので、信頼性が高いとは言えないでしょう。
CryptoGT |
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取り扱い通貨数 | 約20種類 |
最大レバレッジ | 500倍 |
レバレッジ手数料 | ペアによって異なる |
ゼロカットシステム | ○ |
日本語対応 | ○ |
CryptoGTは日本語に完全対応しており、使い勝手が非常に良い取引所です。
最大レバレッジは500倍と高く、初回入金ボーナスなども設けられているのでお得に始められます。
また日本の金融庁からマークも今のところはされていないので、比較的安心して利用できます。
CryptoGTをおすすめする人 |
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CryptoGTはレバレッジは最大で500倍と非常に高いので、ハイレバレッジ取引で一攫千金を狙いたい方におすすめです。
また日本語対応で日本人のサポートが受けられるのも大きな特徴と言えます。
金融庁にもマークされていないので、今後も問題なく日本語で利用ができそうです。
CryptoGTをおすすめしない人 |
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たくさんの仮想通貨を運用したい場合は、CryptoGTは向いていません。日本の取引所に比べれば通貨数は多いですが、他の海外取引所に比べると特別多いとは言えません。
また現物取引にも対応していないため注意が必要です。
仮想通貨の交換がしたい方も別のサービスを検討しましょう。
FXGT |
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取り扱い通貨数 | BTC、ETH、XRP、LTC、DOG、ADA、XLM、DOT、BCH、SHIB |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
レバレッジ手数料 | ペアによって異なる |
ゼロカットシステム | ○ |
日本語対応 | ○ |
FXGTは仮想通貨と法定通貨のハイブリッド型のFXです。
最大レバレッジは1000倍と圧倒的に高く、特に上級者の方におすすめできます。
一攫千金を狙うならFXGTを利用しましょう。
FXGTをおすすめする人 |
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最大1,000倍というハイレバレッジがかけられるのはFXGTならではの魅力です。
またMT5が使えるので、FXの取引に慣れているなら非常に使い勝手が良いです。
日本語サイトなどによる情報量が少ないので上級者向けではありますが、仮想通貨FXに慣れてきたら利用を検討してみましょう。
FXGTをおすすめしない人 |
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FXGTは現物取引ができないのが大きなデメリットです。
ハイレバレッジで一攫千金を狙いたい人向けなので利用は慎重に行いましょう。
また取り扱い仮想通貨も多くないので、草コインを見つけてシンプルに仮想通貨を運用していくにも向いていません。
BAQRON |
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取り扱い通貨数 | 約100種類 |
最大レバレッジ | 125倍 |
レバレッジ手数料 | 記載なし |
ゼロカットシステム | ○ |
日本語対応 | ○ |
BAQRONはレバレッジ最大125倍、日本語対応で取り扱い通貨も多い利便性の高い仮想通貨取引所です。
イージートレードというシンプルな取引も可能なので、初心者にも比較的おすすめできます。
ただし運営が始まったばかりなので、多くの機能が準備中になっているのがネックです。
BAQRONをおすすめする人 |
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シンプルな取引がしたい場合はイージートレードを提供しているBAQRONがおすすめです。
また仮想通貨の取扱数も多いので、マイナーな銘柄を見つけて一攫千金も狙えます。
手数料が比較的安いのも大きなポイントです。
BAQRONをおすすめしない人 |
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BAQRONは2021年に開始されたばかりの実績の浅い取引所です。
そのためこれからどのように展開していくのかは定かではありません。
多くの機能が準備中となっており、現物取引ができないため大事をとるなら今のところは様子見をしておくのも一つの手です。
Bitterz |
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取り扱い通貨数 | BTC、BCH、ETH、LTC、XRP、EURT、USDT、ADA、ATOM、DOT、SOL |
最大レバレッジ | 888倍 |
レバレッジ手数料 | 日・ペアによって変化 |
ゼロカットシステム | ○ |
日本語対応 | ○ |
Bitterzは完全に日本語対応しており、他の取引所のように一部が外国語になっていたり、分かりづらい日本語が使われていることもありません。
運営者の多くが日本人ということもあって、使い勝手は抜群です。
金融ライセンスの記載がないため安全性については疑問がありますが、日本人でも利用しやすい取引所を選びたいなら一つの選択肢となります。
Bitterzをおすすめする人 |
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Bitterzは完全日本語対応で、運営も多くの人が日本人であることが大きなメリットです。
レバレッジも最大888倍と申し分なく、うまく使えば一攫千金が狙えます。
MT5にも対応しているので、仮想通貨FX初心者から上級者まで広くおすすめできます。
Bitterzをおすすめしない人 |
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安全性が高い取引所を利用したいなら金融ライセンスの記載がないBitterzはあまりおすすめできません。
また現物取引にも対応しておらず、取り扱い通貨も他の海外の取引所に比べると少ないです。
たくさんの仮想通貨の運用もしていきたいなら、別のサービスを検討しましょう。
目的別のおすすめ3選 |
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ここからは目的別におすすめの仮想通貨取引所を紹介していきます。
「初心者向け」「ハイレバレッジ」「低手数料」といった特徴を持つおすすめ取引所をそれぞれ3つ紹介していきますので、自分に合った取引所を見つけてください。
取引所 | レバレッジ手数料 | 最低取引単価 | 取り扱い通貨数 |
GMOコイン | 0.04%/日 | 0.01BTC |
10種類 (BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ) |
DMM Bitcoin | 0.04%/日 | 0.01BTC |
11種類 (BTC、ETH、XRP、ETC、LTC、BCH、XLM、MONA、BAT、QTUM、XEM) |
bitFlyer | 0.04%/日 | 0.01BTC | 1種類(BTCのみ) |
初心者向けの取引所は上記の3つです。
初心者ならハイレバレッジにはこだわらずに、日本で運営されていてサポートも充実している上記取引所を選びましょう。
上記の3つなら運営実績が長かったり、大手の会社が運営していたりと十分信頼できます。
取引所 |
最大レバレッジ |
ゼロカット | マージンコール |
FXGT | 1,000倍 | ○ | ○ |
BAQRON |
125倍 |
○ | ✕ |
Bybit | 100倍 | ○ | ✕ |
ハイレバレッジ投資をするなら上記の3つがおすすめです。
高いレバレッジで取引できて、一攫千金が狙えるのはもちろんのこと、ゼロカットシステムによって、借金が発生するリスクも防げるのが海外の取引所の大きなメリットです。
海外の取引所は危険に感じる方も多いかと思いますが、借金が発生するリスクで言えば、日本の取引所よりも安心して利用できます。
※マージンコールとは…証拠金維持率が一定割合を下回った際に来る通知。期日までに追証しなければポジションは強制決済される。FXGTでは追証しなければ新しいポジションを建てられなくなる。
取引所 | ロスカット手数料 | 入金手数料 | 出金手数料 |
GMOコイン | 建玉ごとに0.5% |
無料 (振込手数料は自己負担) |
無料(大口出金は400円) |
DMM Bitcoin | 無料 |
無料 (振込手数料は自己負担) |
無料 |
bitFlyer | 無料 |
無料 (振込手数料は自己負担) |
220~770円 |
手数料の安さで選ぶなら上記の3つがおすすめです。
GMOコインやDMM Bitcoinは各種手数料が無料でありながらスプレッドも狭いため、どんな取引方法でも安定してお得に利用できます。
bitFlyerは出金手数料がかかってしまうので、まとめて出金するなどの工夫が必要です。
※スプレッドとは…購入金額と売却金額の差。販売所では手数料がスプレッドに含まれる。取引所では取引量が多いと必然的にスプレッドも狭くなりやすい。
国内 | 海外 | |
メリット |
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デメリット |
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仮想通貨FXの国内と海外の取引所のメリット・デメリットは上記の通りです。
国内の取引所は金融庁から許可を取ったサービスなので、安心感が高いのが大きなメリットです。日本の金融庁は海外と比べて厳しいので、安定して取引ができます。
ただし金融庁の厳しさが災いして、レバレッジは最大でも2倍で取り扱い通貨が少ないのがデメリットとなります。またFXを利用するうえで利便性の高いMT4・MT5を利用できる取引所は現状存在しないため、人によっては使いづらさを感じるかもしれません。
海外の取引所はレバレッジが高くハイリスクハイリターンな投資ができるのが最も大きな魅力です。ただし日本の取引所と比べてルールが緩いので何の前触れもなく出勤拒否をされたり、口座凍結されたりするリスクも出てきます。
そもそも海外の取引所が日本語対応するなどして、日本人向けのサービスを展開することは日本の金融庁が禁止しています。そのため、日本語対応している海外の取引所は日本の金融庁から警告を受けつつも運営を続けているのが現状です。
海外の取引所は信頼できる企業とは言い難いので、利用にはリスクが付いてくることは十分理解しておきましょう。
※MT4・MT5とは…FXで使われる取引ツール。トレーダー経験がある人にとっては馴染みがあり使い勝手が良い。日本では現在使える取引所がない
仮想通貨FXで取引を行うまでの流れ |
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最後に仮想通貨FXで取引を行うまでの流れを解説していきます。
主な流れは上記の通りです。
現物取引と比べると少しだけ複雑になっているので、仮想通貨FXが初めての方は必ず確認しておきましょう。
まずは口座開設を行います。
口座開設自体は一般的な仮想通貨取引所を登録する手順と変わりません。取引所のトップページから会員登録を行い、審査を進めましょう。審査は早い取引所なら当日中に終了します。
ちなみに海外の取引所は本人確認が不要な場合が多いので、登録後すぐに入金が可能です。日本の取引所で審査が通らない場合、今すぐに利用したい場合は海外の取引所を利用するのも一つの手です。
入金方法 |
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口座の開設をしたら入金が行えるようになります。当然ながら仮想通貨取引所の口座に入金しなければ、取引はできません。入金方法は主に上記の通りです。
銀行振り込みはほとんどの取引所で手数料無料となっていますが、実際は振込手数料がかかるので留意しておきましょう。提携銀行によるインターネットバンキングなら手数料をかけずに即入金ができます。
長期間利用するつもりなら提携銀行の口座を開設して、手数料を減らすのも一つの手です。
入金が完了したら注文が可能になります。注文の手順は以下の通りです。
①取引する通貨ペアを選択
②注文数量と注文レートを設定
③確認してポジションを待つ
取引成立前ならキャンセルができるので、慣れていないうちは何度か触ってみて操作に慣れましょう。
ポジションは決済をすることで損益が確定します。
すぐに決済をしたい場合は成行注文で決済をしましょう。もちろん決済でも指値注文ができるので「この値段まで粘りたい」と考えている場合は指値注文で決済をしましょう。
また、逆指値注文では損切用のための指値注文ができます。ポジションを持ったまま別のことをすると一気に価格が動いて大きく損をする可能性があるので、ポジションを持っている状態で別の用事ができたら、逆指値注文をして大きく損害を出さないようにしましょう。
仮想通貨FXはFXという名称がついているため、難しく思われがちですが、日本で利用する分には現物取引と大きく変わりません。
そのため、現物取引に慣れてきてさらに大きくお金を動かしたいと考えたら仮想通貨FXにも挑戦してみてください。
海外の取引所では1,000倍のレバレッジで利用できる場合もあるので、一攫千金を狙うなら海外の取引所も視野に入れて、自分に合った方法で仮想通貨の取引を楽しんでください。