ここ数年、テレビやCMで仮想通貨の話題が出ることも多くなってきました。
しかしまだまだ「仮想通貨ってなんだか怪しい雰囲気…」「実際に儲かるの…?」「興味はあるけど、なんだか難しそう…」と思われてる方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では実際に仮想通貨は儲かるのか、また仮想通貨どうやって利益を出すのかについて解説していきます。
まず大前提として、仮想通貨は絶対儲かるわけではありません。
投資である以上は、やり方が悪かったりタイミングが悪ければ損をする時もあります。
ですが仮想通貨で億単位の利益をあげて「億り人」と呼ばれる人達がいるのも事実です。
例えばビットコインの例を出すと、2020年10月で1BTC=約1万ドルでしたが、2022年4月で1BTC=約4万ドルまで値上がりしています。この間の1年半で4倍です。
さらに2019年までさかのぼると1BTC=3000ドルの時期もあったので、たった3年で価格が10倍以上も上がっていることになります。
また仮想通貨はビットコイン以外にも星の数ほど10,000種類以上あると言われています。
これから伸びそうな仮想通貨を見つけて投資すれば、数年で何倍、何十倍もの利益をあげられる可能性があります。
仮想通貨で儲ける、と一言に言っても儲ける方法はさまざまあります。
上に代表的な方法をあげてみました。どの投資方法がいいか一概には言えませんので、まずは知っておくことが重要です。
自分にあった投資方法を見つけるための参考にしてみてください。
儲け方の中でも一番メジャーな方法です。仮想通貨を安い時に買って、価格が上がった時に売ることで利益を出します。株などと同じですね。
例えば1ビットコインを500万円で買って、値上がりして550万円になった時に売ると50万の利益が出ます。
1日単位でトレードを繰り返す短期トレード、数年単位で仮想通貨を保有し利益を出す長期トレードなど、色々なスタイルがあります。
また運用額が大きくなればなるほど、当然ですが大きなリターンが見込めます。
手元にある資金の何倍もの金額を運用できるトレードです。レバレッジとは”テコの原理”という意味です。
例えば現物取引だと手元に10万円の資金しかない場合、10万円分の仮想通貨しか運用できません。
ですがレバレッジ取引だと、仮にレバレッジを2倍かけた場合、20万円分の仮想通貨を運用できるようになるのです
上の例でレバレッジなし・レバレッジ取引3倍の状態で20%価格が上がった場合、
10万円(レバレッジなし)…12万円(2万円の利益)
10万円(レバレッジ2倍)…24万円(4万円の利益)
とこのように10万円分だと2万円の利益ですが、20万円分だと4万円の利益になります。つまりリターンも2倍になるということです。
ただし、逆に20%価格が下がったときは10万円分だと2万円のマイナスですが、20万円分だと4万円のマイナスになります。
結果、10万円の原資が6万円になってしまいます。このようにレバレッジ取引はハイリスクハイリターンな投資方法といえます。
「アービトラージ」は取引所同士の仮想通貨の価格差を利用して利益を出す方法です。
仮想通貨の取引量や価格は取引所ごとに異なるため、同じ通貨でも取引所ごとに若干の価格差が生まれることで成立する方法となります。
A取引所:1ビットコイン=570万円
B取引所;1ビットコイン=580万円
例えば上のような2つの取引所があったとします。
1ビットコインに対して10万円の価格差があるので、A取引所で1ビットコイン購入してB取引所に送金して1ビットコインを売却、とすれば手数料を考えなければ10万円の利益です。
短時間の間に取引をすれば価格変動も小さいので、一般的にはリスクが少ない方法とされています。
一方で、大きな利益を出すためにはより大きな運用額が必要になりますし、また送金の途中で取引所間の価格差がなくなる・送金手数料の方が高くなる、などのリスクもあります。
月に1回、週に1回など、決まったタイミングで決まった金額だけ仮想通貨を買って積み立てていく方法です。
ドルコスト平均法とも言われ、価格が高い時も安い時も、一律で買い足していくので、結果として平均の購入価格が安定しやすくなります。
ビットコインの価格がこれから上がっていく可能性が高いと仮定すると、長期的にみた時に安定して資産を増やしていけるのが積み立て投資です。
国内の一部の取引所では、自動で積み立てをしてくれるサービスもあります。
短期間で大儲けできる可能性は低いですが、一方で大損するリスクも低いため、初心者やトレードに時間をかけれない人におすすめです。
保有している仮想通貨を、取引所を通して借りたい人に貸し出すことで利益を出します。
例えばAさんが取引所に仮想通貨を預けて、同じ取引所でBさんがその仮想通貨をレンディングしたとします。
Aさんは取引所を介してBさんに仮想通貨を貸したことになり、Aさんは貸した分の利息を得ることができます。この利息分が利益になります。
まだまだ参入者が少ないこともあり、仮想通貨のレンディングは銀行に現金で預金する場合よりも利率が高く、年利1%〜5%ほどと言われています。
国内の一部の取引所でレンディングサービスを提供しています。
特定の仮想通貨を一定期間ステークすることで利益を出します。ステークとは杭を打つという意味、つまり資金をロックすることです。
なぜ仮想通貨をステークすることで利益を出せるのかというと、仮想通貨によってはその通貨を保有することによってコミュニティの運営に貢献できるシステムがあります。
ステーキングとはそのような仮想通貨を売買せずに保持し、資金面で支障なく運営をする目的があります。
そのロックした見返りとして、仮想通貨が報酬として支払われます。年利は銘柄や取引所によって変わってきますが、大体年利3~6%と言われています。
参入者はまだまだ少ないですが、国内の一部の取引所でステーキングサービスが利用できます。
NFTとはNon-fansible-token(ノンファンジブルトークン)の略で、日本語にすると非代替性トークンとなります。
コピー不可能な唯一無二のデジタルデータという意味です。
ブロックチェーンの技術により、デジタルデータ(画像や音楽)にIDが紐づけられるようになり、デジタルデータが価値を持つようになりました。
NFTで利益を上げる方法は、みんなが注目する前に人気が出そうなNFTを買って、人気が出て価格が上がった時に売るという転売が一般的です。
またもし画像などをアート作成ができる人であれば、NFTクリエイターとして作品を売って利益を出すこともできます
必要な資金 | 値動きの傾向 | 最大税率 | |
仮想通貨投資 | 1円~ | 激しい | 最大55% |
株式投資 | 約10万円~ | そこそこ激しい | 一律20% (復興税含まず) |
不動産投資 | 約100万円~ | 小さい | 一律20% (復興税含まず) |
基本的に仮想通貨投資は値動きが激しいです。他の一般的な投資方法の株や不動産などと違い、毎日のように激しく相場が変動します。
銘柄によっては数日で価格が倍になったり、逆に価格が半分になったり、といったことが日常茶飯事です。
とはいえ仮想通貨市場はまだまだ発展途上なので、少額から大儲けするチャンスがあるのも事実で、少額から気軽に始めることができます。
株式だと最低でも10万、不動産だと100万円くらいは元手が必要ですが、仮想通貨は最低1円〜と非常に少ない元手から始めることが可能です。
一方でリスクもあり、株式や不動産に比べて仮想通貨は税金が高い傾向にあります。
仮想通貨にかかる最大税率は55%とかなり高いです。これは仮想通貨による利益が雑所得に分類されてしまうためです。
株式投資や不動産投資は給料などとは別の課税となる「分離課税」で、どれだけ利益をあげても一律20%(復興税含まず)となっています。
仮想通貨は税制面では不利な側面がありますが、このあたりは今後の法改正などで変わっていくかもしれません。
メリット | デメリット |
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仮想通貨投資の1番目のメリットはリターンが大きく見込めることです。理由は仮想通貨の値動きが激しいため、少額からでも元手の数十倍~数百倍というリターンが実際に起こり得るから。
仮想通貨の市場はまだまだ発展途上で、長期的に見ると、世の中に溢れているお金が仮想通貨市場に流れ込んでくる可能性は十分にあります。
また上でも解説したように、少額からでも仮想通貨投資は始めることが可能です。
一方のデメリットは、やはりリスクが大きいということがあげられます。
仮想通貨は銘柄によっては数日で価格が半分になることも日常茶飯事の世界で、大きなリターンが見込めるということはリスクも当然大きくなります。
仮想通貨は株・不動産などと違い、税金は高い傾向が多く複雑です。
これらのメリット・デメリットを認識した上で、仮想通貨投資を始めたほうがいいでしょう。
必ず余剰資金で行う
いきなり大金を使って投資・運用をしない
怪しい仮想通貨投資案件に飛びつかない
次に仮想通貨で儲ける際の注意点をご紹介します。上に3つの注意点をあげました。
それぞれ順番に解説するので、参考にしてみてください。
投資は利益が出るどころか損失を出す可能性もあります。
特に仮想通貨はリスクも大きく、高値つかみをしたり、通貨の価値が0になってしまう…といったこともありえます。
なので何が起こっても大丈夫なように、なくなってもいい余剰資金で投資をすることが大切です。
仮想通貨は値動きが激しいため、慣れてないのに大金を突っ込んで、一気に価値が半分になってしまった…ということもあります。
まずはなくなってもいい小額から始めて、徐々に慣れていって元手を増やしていく、と順番を踏んでいったほうが安全です。
特に自己資金以上を運用できるレバレッジ取引は、利益が増えるスピードも倍々になりますが、損失のスピードも倍々になっていくので注意しましょう。
仮想通貨市場はまだまだ法的な整備が甘く、詐欺が横行しています。
買った通貨の価値が0になったり、運営元が突然夜逃げする、といったいわゆる詐欺プロジェクトが存在します。また知名度が全くないような仮想通貨の購入をツイッターなどのDMで勧めてくる場合もあります。
基本的に怪しいものには近づかないようにしましょう。
コインチェック |
ビットフライヤー |
GMOコイン |
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コインの取り扱い数 | 18種類 | 15種類 | 20種類 |
取り扱う取引の種類 | 現物取引 自動積立 レンディング ステーキング |
現物取引 レバレッジ取引(2倍) レンディング ステーキング |
現物取引 レバレッジ取引(2倍) レンディング ステーキング |
口座開設ページ |
仮想通貨投資を始めるにあたっては、まず取引所の口座開設が必要です。日本では30社ほど取引所があります。
その中でもおすすめの取引所を3つ、上の表にピックアップしました。どの取引所も大手なのでセキュリティ面は安心ですし、詐欺的なものは取り扱っていません。
口座開設や口座維持の手数料は一切掛かりませんし、また口座解説には本人確認が必要ですが、近年はスマホのカメラを使って運転免許証などを撮影し、その日のうちに口座開設を終わらせることもできます。
口座開設の手順もとても簡単なので、仮想通貨投資に興味があれば時間があるときに申し込んでみるのをおすすめします。
今回は仮想通貨は儲かるのか、儲けるにはどんな方法があるのかについてご紹介しました。
仮想通貨投資には現物取引・レバレッジ取引など様々な方法があり、また仮想通貨自体の相場変動が激しいので少額からでも大きなリターンを得ることができる可能性があります。
ただし大きなリターンがありうる分、短期間で大きな損失を出すリスクが高いことも覚えておく必要があります。
仮想通貨投資に興味があれば、まずは仮想通貨取引所の口座開設をして少額からでも始めてみてください。