「海外旅行傷害保険でおすすめのクレジットカードはどれでしょうか?」
今回は、お金の専門家のFP(ファイナンシャル・プランナー)が審査で絶対におすすめしたいクレジットカードを厳選して解説します。
海外旅行傷害保険で選ぶクレジットカードの選び方は以下の通りです。
それぞれ解説します。
1.海外旅行傷害保険の付帯条件でカードを選ぶ
海外旅行傷害保険には、「自動付帯」と「利用付帯」の2種類ありますが、それぞれに保険が付帯される条件が異なるため自分に適した条件のカードを選ぶことが重要です。
「自動付帯」の場合、カードを持っているだけで海外旅行傷害保険が利用できます。
保険の申請は不要のため、申請忘れがなく安心して旅行を楽しむことができる一方で、「利用付帯」よりも保険内容の範囲が狭い傾向にあるため注意が必要です。
「利用付帯」の場合、ツアー代金や航空チケットなど旅行にかかる費用をクレジットカードで支払うことで保険を利用することが可能になります。
「自動付帯」の保険よりも保険内容の範囲が広く手厚い傾向にあるため安心ですが、旅行代金をカードで支払う必要があります。忘れずにカードで支払う点とカードの上限金額で支払えないことが無いよう注意しましょう。
上記のように、「自動付帯」と「利用付帯」どちらもメリットとデメリットがあるため、自分に適したクレジットカードを選ぶことが重要です。
2.海外旅行傷害保険の適用金額が大きいカードを選ぶ
クレジットカードによって海外旅行傷害保険の適用金額が異なります。安心して海外旅行ができるよう、できるだけ適用金額が大きいカードを選ぶようにしましょう。
クレジットカードには「一般カード」「ゴールドカード」「プラチナカード」「ブラックカード」と4種類のステータスがありますが、ステータスが高いカードほど保険適用金額が大きくなることがほとんどです。
たとえば、「一般カード」は保険適用金額が1,000〜2,000万円、「ゴールドカード」以上になると最大1億円の保険が利用できるカードも存在します。
もちろん保険適用金額が大きい「ゴールドカード」以上のカードになると年会費がかかるためカードの維持費も必要になる点がデメリットとなります。
ただ、海外旅行保険以外にも様々な特典が付いているため、安心して旅行が楽しめるだけでなく、お得に利用することができるでしょう。
3.家族特約が利用できるカードを選ぶ
海外旅行傷害保険には、カードの本会員以外にも家族や旅行の同伴者にも保険が適用される「家族特約」が利用できるクレジットカードがあります。
1人の場合は気にする必要がありませんが、2人以上で旅行をする方は家族特約が利用できるカードを選ぶことをおすすめします。
また、カード本会員の家族が持つことができる「家族カード」でも海外旅行傷害保険が付帯しているカードがあるため「家族カード」も同時に作ることができるカードを選ぶこともおすすめです。
「家族特約」や「家族カード」は、カード会社によって利用できる家族の定義が異なりますが、基本的には生計を共にしている配偶者や子ども、両親が対象になります。クレジットカードを作ることができない18歳未満の子どもがいる家庭にとってはありがたい制度ではないでしょうか。
ただ、「家族特約」や「家族カード」は、カードの本会員以外の方に利用する場合は保証内容が低くなっているカードもあるため、確認しつつカードを選ぶことが重要です。
4.キャッシュレス診療可能カードを選ぶ
海外旅行傷害保険でクレジットカードを選ぶ際には、「キャッシュレス診療」が利用できるカードを選ぶこともおすすめです。
「キャッシュレス診療」は、保証金額以内であれば、カードを持っているだけで現地でお金を支払うことなく治療を受けることができます。また、カード会社のサポートデスクで「キャッシュレス診療」可能な医療機関の紹介もしてくれるため安心です。
ただ、全ての国や地域で「キャッシュレス決済」を利用できるわけではない点や医療機関が「キャッシュレス診療」に対応していない場合は、自分で立て替える必要があるため注意が必要です。
海外旅行時の医療費は100万円以上かかるケースも少なくありません。
「キャッシュレス診療」が付いているカードと付いてないカードでは負担額が大きく変わるため「キャッシュレス診療」付きのカードを選ぶようにしましょう。
1位.エポスカード
おすすめのポイント
エポスカードがおすすめの理由は、年会費無料にもかかわらず様々な海外旅行保険が付帯している点です。
エポスカードは、無料カードでありながら海外旅行の治療費が最大で270万円と非常に高い保証となっています。海外旅行時の治療には100万円以上かかるケースも少なくないため安心して旅行を楽しめるでしょう。
また、エポスカードの海外旅行保険は「自動付帯」となっているため別途申請する必要がない点も魅力的です。
保険対象者はカード本会員のみとなっているため家族や同伴者には利用できませんが、無料カードで保証金額も高く、また、現地通貨のキャッシングができたりと様々なメリットがあるためおすすめです。
2位.JCB CARD W
おすすめのポイント
JCB CARD Wがおすすめの理由は、保険金額が高い点とキャッシュレス診療が付いている点です。
JCB CARD Wは年会費無料カードでありながら、海外旅行代金をJCB CARD Wで支払うと最大で2,000万円の保険が付帯されます。
一般的な年会費無料カードは、保険金額が低く設定されていることが多いですが、JCB CARD Wの場合、2,000万円の保険がついているため安心して旅行ができます。
また、上記で紹介したキャッシュレス診療がついている点も魅力的です。ケガや事故が発生した場合は、サポートデスクに連絡するだけで診療金額の支払いを行ってくれるため現金がなくても治療を受けることができます。
さらにJCB CARD Wは、ショッピング保険やその他の特典も充実しているため、お得に利用することができるでしょう。
3位.楽天カード
おすすめのポイント
楽天カードがおすすめの理由は、旅行代金を楽天カードで支払うと最大で2,000万円の海外旅行保険が付帯される点です。
楽天カードは、出国前に海外ツアーなどの対象の料金を楽天カードで支払うことで最大で2,000万円の海外旅行保険が付帯されます。
また、国内外24時間365日いつでも日本語で緊急医療サポートをする「海外アシスタンスサービス」があるため海外で医療機関に困ることがない点も魅力的です。
楽天カードは、出国前に旅行代金を楽天カードで支払う必要がある「利用付帯」となっているため注意が必要ですが、保険内容が充実しているため安心して旅行を楽しむことができるでしょう。
4位.ライフカード<旅行傷害保険付き
おすすめのポイント
ライフカード<旅行傷害保険付き>がおすすめの理由は、海外旅行保険が自動付帯している点と家族カードでも本会員と同等の保険が利用できる点です。
ライフカード<旅行傷害保険付き>の海外旅行保険は「自動付帯」となっており、別途申請する必要がないため申請忘れ等がありません。また保険金額は最大で2,000万円となっているため、海外で起こりうる傷害のほとんどをカバーすることができます。
さらにライフカード<旅行傷害保険付き>は、家族カード(440円)を作ることができます。
家族カードは、18歳未満(高校生を含む)の方は作ることができませんが、本会員と同等の保険を利用できるため安心です。
5位.三井住友カード ゴールド(NL)
おすすめのポイント
三井住友カード ゴールド(NL)がおすすめの理由は海外傷害保険が最大2,000万円まで利用できる点と特典が豊富な点です。
三井住友カード ゴールド(NL)は、「旅行安心プラン(海外・国内旅行傷害保険)」「日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)」「ケガ安心プラン(入院保険(交通事故限定))」「持ち物安心プラン(携行品損害保険)」の中から1つ選択することができます。
「旅行安心プラン(海外・国内旅行傷害保険)」では最大2,000万円までの保険が利用できるため安心して旅行を楽しむことができるでしょう。
三井住友カード ゴールド(NL)は、旅行費用をカードで支払う「利用付帯」となっているため注意が必要ですが、国内主要空港のラウンジが無料で利用できるなど様々な特典やサービスが充実している点も魅力的です。
6位.JCBゴールド
おすすめのポイント
JCBゴールドがおすすめの理由は、海外傷害保険が最大1億円までついている点と特典が豊富な点です。
JCBゴールドは、国内外の旅行で使える保険や特典が豊富なカードですが、特に海外傷害保険は最大で1億円保障となっているため安心して旅行が楽しめます。
また、国内外の主要空港が無料または割引価格で利用できたり、サポートデスクが24時間対応になっているなど様々な特典を受けることができる点も魅力的です。
さらに海外旅行時にJCB海外加盟店でカードを利用するとポイント還元率が2倍になるなどお得に旅行をすることもできます。
年会費に関しても初年度無料となっているためお得に利用でき、保険や特典も充実しているカードのためおすすめです。
7位.セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
おすすめのポイント
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス(R)・カードがおすすめの理由は、海外旅行傷害保険が自動付帯している点と「プライオリティ・パス」が利用できる点です。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス(R)・カードの海外旅行傷害保険は、最高5,000万円と高く、また、家族特約により家族も最大1,000万円までの保証が受けられます。
さらに、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは「プライオリティ・パス」が利用できる点も魅力的です。「プライオリティ・パス」とは、約150ヶ国の国と地域で空港ラウンジを利用できる会員制プログラムです。
ラウンジ内では、飲食はもちろん、新聞やWi-Fiなども無料で利用することができるため海外旅行好きにとっては嬉しいサービスです。
「プライオリティ・パス」を利用するには事前登録が必要となるため、旅行前に登録をしておきましょう。
8位.三井住友カード プラチナプリファード
発行会社名 三井住友カード
カード分類 プラチナカード
国際ブランド VISA
申込方法 Web申込み、店頭申込み
発行スピード "即日発行
即時(最短5分)発行受付時間:9:00~19:30
即時発行の場合、家族カードやETCカード等は、カード発行後に追加での申し込みが必要です。"
年会費無料ステータス -
ショッピング限度額(下限) 150万円
ショッピング限度額備考 2回払い、リボルビング払い、分割払い、およびボーナス一括払いの利用は0~200万円
ポイント有効期限 ~48ヶ月
ポイント還元率(下限) 1.00%
交換レート 1ポイントで1円相当(カード請求代金割引に交換する場合)
交換可能ポイント Tポイント、楽天ポイント、Pontaポイント、dポイント、nanacoポイント
ANAマイル還元率 -
ポイント備考 -
ETCカード備考 ※発行手数料0円
追加カード備考 -
海外旅行傷害保険家族特約 家族特約
海外旅行傷害保険/航空機遅延保険(最大) -
国内旅行傷害保険自動付帯(最大) 利用付帯
ショッピング保険/海外利用(最大) 500万円
おすすめのポイント
三井住友カード プラチナプリファードがおすすめの理由は、海外旅行傷害保険が最大5,000万円まで利用できる点とプラチナカードならではの特典が付いている点です。
三井住友カード プラチナプリファードは、最大5,000万円の保障がついているだけでなく、家族特約も利用することができます。
なお、家族特約の対象者は、「本会員と生計を共にする19歳未満の同居の親族」
「本会員と生計を共にする19歳未満の同居の親族」となっています。
さらに、国内主要空港とホノルル空港のラウンジを無料で利用できたり、旅行予約のサポート、ゴルフ場、レンタカーなどの予約案内を24時間365日対応しているなどプラチナカードならではの特典が魅力的です。
9位.dカード GOLD
おすすめのポイント
dカード GOLDがおすすめの理由は、国内外旅行保険が自動付帯している点と空港ラウンジが無料で利用することができる点です。
dカード GOLDは、自動付帯となっているため持っているだけで保険を利用することができます。また、海外旅行傷害保険が最大5,000万円と高いだけでなく、旅行代金をカードで支払うと最大で1億円までの保障になるため安心して旅行ができます。
さらにdカード GOLDは1枚目の家族カードを無料で作ることができるため、家族で旅行に行く方は作っておいて損はないでしょう。
家族カードは18歳未満は発行できませんが、dカード GOLDに家族特約がついているため安心です。
10位.ANA JCB 一般カード
おすすめのポイント
ANA JCB 一般カードがおすすめの理由は、海外旅行傷害保険が自動付帯している点と旅行時の特典が豊富な点です。
ANA JCB 一般カードは、海外旅行傷害保険が自動付帯となっているため、事前申し込みは必要ありません。海外旅行傷害保険は最大1,000万円となっているため安心して旅行が楽しめます。
さらに、マイルも貯まりやすく、新規入会時や飛行機搭乗時、継続時など様々な場面でANAマイルを貯めることができるため旅行好きにとっては嬉しいポイントではないでしょうか。
また、機内販売を優待価格で利用できる点や、家族カードも作れる点も魅力的なカードです。
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