「電子マネーでおすすめのクレジットカードはどれでしょうか?」
今回は、お金の専門家のFP(ファイナンシャル・プランナー)が審査で絶対におすすめしたいクレジットカードを厳選して解説します。
スムーズに会計ができる電子マネー。小銭を数える必要がないのでスムーズに買い物ができることや、ポイントが貯まり、お得に買物ができることから近年利用者が増えています。
電子マネーは相性のいいクレジットカードと紐付けて利用することで、お得な買い物が可能です。そこで今回は、電子マネーを利用する人におすすめのクレジットカードを紹介します。ぜひ自分にあったクレジットカードを見つけてください。
1.「電子マネーの種類」で選ぶ
相性のいいクレジットカードを見つけるために最初にやるべきことは、利用したい電子マネーを選ぶこと。電子マネーの種類は、主に次の3つです。
クレジットカード系の電子マネーには、NTTdocomoが発行する「iD」、JCBが発行する「QUICPay」があります。支払いの際にカードを機器にタッチするだけで、電子マネーと連携しているクレジットカードから、お金が引き落とされる仕組みです。
流通系の電子マネーには、楽天系列が発行する「楽天Edy」、セブン&アイホールディングスが発行する「nanaco」、イオンリテールが発行する「WAON」があります。
チャージした金額で買い物をするので使いすぎの防止になることや、コンビニやスーパーなど幅広いお店で利用できるのが流通系電子マネーの特徴です。また、特定のクレジットカードと紐付ければ、お得にポイントが貯まります。
交通系の電子マネーは、JR東日本が発行している「Suica」、株式会社パスモが発行している「PASMO」があります。バスや電車などの交通機関で利用できるのはもちろん、自動販売機やお店で利用することも可能です。
普段の生活に合わせて、自分にあった電子マネーを選びましょう。
2.「電子マネーの決済方法」で選ぶ
電子マネーの決済方法は2種類あります。
流通系と交通系は「プリペイド型」の電子マネーで、事前に入金した金額で買い物をします。その都度チャージする必要はありますが、買いすぎの防止になるので節約したい人におすすめです。一度にチャージできる上限額は2万円〜4万円で、利用する電子マネーによって上限額は異なります。
また、買い物をした際と電子マネーにお金をチャージした際にポイントが貯まり、ポイントの2重取りができるのもプリペイド型の魅力です。
クレジットカード系の電子マネーは「ポストペイ型」で、利用後にクレジットカードから利用額が引き落とされます。お金をチャージする必要がないので、残高不足になる心配がありません。基本的な機能はクレジットカードと変わりませんが、暗証番号の入力が不要なのでスムーズに買い物ができます。
お得にポイントを貯めたい人はプリペイド型の電子マネー、スムーズに買い物をしたい人はポストペイ型の電子マネーを利用するのがいいでしょう。
プリペイド型の電子マネーは、残高が少なくなれば自動でチャージしてくれる「オートチャージ機能」が利用できます。電子マネーと一体化しているクレジットカードは、オートチャージ機能を使えるものがあるので、プリペイド型を検討している人におすすめです。
3.「対応店舗」で選ぶ
電子マネーの種類によって、利用できる店舗が異なります。利用頻度の高い店舗で対応している電子マネーを選ぶことで、ポイントも速く貯まるでしょう。クレジットカード系の電子マネーは、紐付いけているクレジットカードによって対応店舗が異なります。
また、クレジットカードによっては、特定の店舗で利用すると還元率が上がるものもあります。頻繁に利用する店舗で、ポイント還元率が高くなるクレジットカードを発行するのがおすすめです。
4.「電子マネーと相性のいいクレジットカード」で選ぶ
プリペイド型の電子マネーは、利用した際にポイントが還元されるだけではなく、チャージした際にもポイントが還元されるので、ポイントの二重取りが可能です。
ただし、電子マネーにチャージできるクレジットカードは複数ありますが、チャージによってポイントが付与されるクレジットカードは限られます。
例えばSuicaであれば、ビューカードからでも楽天カードからでもチャージ可能です。しかし、ビューカードでチャージした場合は1.5%のポイントが還元されますが、楽天カードでチャージしてもポイントは還元されません。
プリペイド型の電子マネーを選ぶなら、チャージの際にポイントが還元されるクレジットカードを選ぶのがおすすめです。
ポストペイ型の電子マネーは、紐付けるクレジットカードによるので、還元率の高いクレジットカードを選びましょう。
5.「クレジットカードの年会費」で選ぶ
クレジットカードの年会費は、無料と有料に分かれます。ただし、クレジットカードの基本的な機能は変わらないので、惹かれるほどの特典がない限りは無料のクレジットカードがおすすめです。
また初回年会費は無料でも、2年目以降は有料のクレジットカードや、1年に一度でも利用すれば無料になるクレジットカードもあります。
6.「クレジットカードの特典」で選ぶ
クレジットカード毎に、様々な特典が用意されています。指定の日付に買い物をすればポイント還元率が上がるものや、手頃な掛け金で保険に加入できるサービスなど様々です。
基本的に、年会費が高くなるほど特典も豪華で、内容によっては年会費以上のリターンが見込めるクレジットカードもあるでしょう。自分の生活スタイルに合わせて、お得なクレジットカードを見つけてください。
1位.三井住友カード(NL)
おすすめのポイント
iDと連携できる年会費無料のクレジットカードです。三井住友カード(NL)の通常ポイント還元率は0.5%ですが、対象の店舗でタッチ決済を利用すれば、ポイント還元率は10倍の5%になります。
また、対象店舗以外の買い物でも、よく利用する店舗を3店舗まで登録できて、そのお店でカードを利用すれば還元率は2倍になります。両面ナンバーレスなので、クレジットカードのセキュリティーも高いといえるでしょう。
ポイント10倍の対象店舗をよく利用する人であれば、たくさんのポイントが貯められるので、おすすめのクレジットカードです。
2位.楽天カード
おすすめのポイント
楽天経済圏で買い物をする人におすすめなのは、楽天Edyと楽天カードの組み合わせです。楽天Edyのポイント還元率は0.5%で、楽天カードからチャージすると更に0.5%のポイントが還元されます。
合計のポイント還元率は1%ですが、200円未満のチャージ・買い物ではポイントが還元されないので注意してください。また、加盟店で支払いをすると100円(税込)ごとに1ポイントの還元がされます。年会費も無料で、加盟店も多いのが魅力です。
貯まった楽天ポイントは楽天Edyにチャージすることもできるので、楽天ポイントを集めている人におすすめの組み合わせです。
3位.エポスカード
おすすめのポイント
楽天Edyと相性がいいクレジットカードで、1000円(税込)チャージする毎に5エポスポイントが還元されます。決済時のポイントはエポスポイントに変換できるので、合計1%のエポスポイントを獲得できます。楽天Edyを利用したいけど、楽天ポイント以外を貯めたいという人におすすめの1枚です。
番号や名前などの個人情報は全て裏面に記載されていて、表面ナンバーレスのカードなので、個人情報を見られずにタッチ決済ができます。また、縦型のカードデザインなので差し込み方向が分かりやすく、クレジットカードとしても利用しやすいでしょう。
カードの特典として、海外旅行中の傷害死亡・賠償責任・携行品損害などの保険が適応されます。年会費は無料なので、海外旅行に行く人は所持しているだけでも役にたつかもしれませんね。
4位.JCB CARD W
おすすめのポイント
QUICKPayと連携できるクレジットカードです。通常のJCBカードはポイント還元率が0.5%ですが、JCB CARD Wは倍の1%が還元されます。また、Amazonやセブンイレブンなどの対象店で利用した場合は、最大5.5%が付与されます。
紛失や盗難にあった際は全額補償されて、両面ナンバーレスなのでセキュリティー面も申し分ありません。
ポストペイ型の電子マネーはチャージ不要のため、使いすぎてしまう心配もありますが、自分が設定した金額を超えるとMyJCBアプリから「使いすぎアラート」が届くので安心ですね。39歳までに入会すれば年会費無料で登録できます。
5位.JCB CARD W plus L
おすすめのポイント
QUICKPayと連携できるクレジットカードで、基本的なスペックは「JCB CARD W」と大差ありません。ポイント還元率は1%で、対象店舗で利用すれば最大5.5%の還元が受けられます。
女性向けの特典が多く揃っているのが、JCB CARD W plus Lの特徴です。女性疾病に手厚い保険に手頃な掛金で加入することができます。また、花柄やピンクのデザインからカードを選択できるので、39歳以下の女性におすすめのクレジットカードです。
6位.「ビュー・スイカ」カード
おすすめのポイント
ビュー・スイカカードは、JR東日本が発行するビューカードの中で最もスタンダードなカードです。クレジットカード・Suicaの機能を1枚で利用できます。定期券として利用することもできるので、通勤・通学をする方に使い勝手がいいカードです。
Suicaにチャージすることで、0.5%のポイントが還元されますが、オートチャージ設定をすれば、1.5%のJREポイントを獲得できます。また、Suicaにオートチャージができるのは、ビューカードのみです。
年会費は524円(税込)ですが、年間利用金額に応じて最大5,25%のボーナスポイントが付与されるので、頻繁にSuicaを利用する人であれば年会費以上のリターンが期待できるでしょう。
JRE POINT Webサイトに登録したSuicaでJR東日本の在来線を利用した場合、0.5%のポイントが還元されます。また、登録したモバイルSuicaであれば2%のポイントが還元されるので、よりお得に利用可能です。
7位.セブンカード・プラス
おすすめのポイント
年会費無料のセブンカード・プラスは、nanacoをチャージできる唯一のクレジットカードで、200円(税込)をチャージする毎に1ポイントが付与されます。nanaco決済時に還元されるポイントは1%なので、合計1.5%の還元がされます。
8日・18日・28日は毎月ハッピーデーで、全国のイトーヨーカドーにてほとんどの商品が5%割引で購入可能です。さらに、セブン&アイグループの対象店でnanacoを利用すると、通常のポイントに加えてボーナスポイントが付与されます。
オートチャージ機能も付いているので、nanacoにチャージする手間を省きたい人や、セブン&アイ系列店を頻繁に利用する人におすすめのクレジットカードです。
8位.イオンカードセレクト
おすすめのポイント
年会費無料のイオンカードセレクトは、オートチャージで唯一WAONポイントが貯まるクレジットカードです。200円(税込)チャージ毎に1WAONポイントが貯まり、決済時も200円毎に1WAONポイントが貯まるので、合計1%のWAONポイントが獲得できます。
イオンカードセレクトは、イオンカードとイオン銀行カード、WAONが1枚にまとまったクレジットカードです。カード1枚で支払いができて、全国55,000台のATMで手数料無料で現金を引き出すことができます。
ただし、オートチャージはイオン銀行の口座から直接引き落としされて、クレジットカードからの支払いではないので注意しましょう。全国のイオングループ対象店でポイント2倍、毎月10日は5倍の還元率なので、日頃からイオン系列を利用する人におすすめです。
9位.dカード
おすすめのポイント
iDと連携できるクレジットカードで、還元率は1%と高額です。また、マツモトキヨシなどの特約店で買い物をすることで更にポイントを獲得できます。
docomoのケータイを購入して1年以内であれば、紛失や故障をしても最大1万円が補償されるというもの。また、29歳以下限定で海外・国内旅行の保証もついています。年会費も無料なので、docomoユーザーであれば所有しているだけでメリットのあるカードです。
10位.三菱UFJカード
おすすめのポイント
QUICPayと連携できるクレジットカードで、ポイント還元率は0.5%と少額です。ただし、セブンイレブンとローソンで利用した場合は、5.5%のポイントを獲得できます。
1000円毎に5円相当のポイントが付与されるグローバルポイントは、提携先のサービスや商品と交換可能です。
年会費は1375円ですが、初年度は無料で、年一回以上の利用で翌年の年会費も無料になります。また、入会から3ヶ月は利用金額の最大1.6%が還元されます。コンビニをよく利用する人におすすめの1枚です。
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