人気のがん保険！女性が選ぶときのポイントは？
万が一のときの備えとして入っておきたい保険にはいろいろな種類があります。
そのなかでも、特に女性に人気なのががん保険です。がん保険は医療保険の一種で、がんと診断されたときの保障が厚くなっている点に特徴があります。
がんにかかるリスクは誰にでもありますから、一度詳しい内容をチェックしてみるとよいでしょう。
この記事では、女性ががん保険に加入するとき、どのようなポイントに注意して選んだらよいかということについて解説します。
【目次】
治療のために使えるがん保険を選ぶ
保険は、社会情勢や生活環境の変化に応じて、加入条件や保険金の支払い条件などが変わります。
それはがん保険も同様です。
古いがん保険や昔の死亡保険についている入院特約などでは、がん治療は入院治療と手術のみが保障の対象になっています。
なぜなら、ひと昔前まで、がんは通院治療が行えるものと考えられていなかったからです。
入院治療が必須で、手術で切除して治すのが当たり前だった時代の保険は、入院やがん手術して初めて給付金が下りる形になっています。
しかし、近年のがん治療は抗がん剤や放射線による治療が多く、通院で治療することも少なくありません。
つまり、従来型のがん保険では、昨今の治療傾向に合わないということを理解しておく必要があります。
もしも気付かずに従来型のがん保険に加入してしまっては、せっかく保険料を払い続けてきても、通院治療では1銭も支払われません。
本当に治療に役立つがん保険を選ぶのであれば、きちんと治療費の補てんに繋がるように、通院治療や抗がん剤治療、放射線治療でも給付金が出るがん保険を選ぶことが大事です。
既にがん保険に加入している場合には、定期的に加入中の保険の内容を確認し、治療のために使える保険に直していくことが欠かせません。
一時金が給付されるタイプが人気
がん保険のなかでも女性に人気なのは一時金が給付されるタイプです。
一時金とは、がんと診断された時点で一部支払われる保険金のことです。
がん保険には、一時金が給付されるタイプと、入院や手術が終わった時点で初めて支払われるタイプがあります。
どちらにも一長一短ありますが、女性ががん保険に入るなら、一時金が給付されるタイプにメリットが多く見られます。
なぜなら、がんと診断されたときに必要になるのはがんの治療費だけではないからです。
万が一がんと診断された場合には、生活面にも少なからず影響が出ます。
業種や職種によっては、がん治療を行うことで、健康なときと同じようには働きけなくなってしまうこともあるでしょう。
働けなくなった場合は収入が大幅に減ってしまいます。ですから、治療費だけでなく、ある程度は生活費の補てんも必要です。
また、結婚している女性の場合は、家事全般や子育てを任されていることが少なくありません。
その場合、代わりにやってくれる人を雇ったり、家族に外食してもらったりするのにもお金が余分にかかります。
家族がいる場合、時間もお金も自分の治療だけに集中させるのは難しいという点は男性も女性も同じかもしれません。
しかし、特に女性は、専業主婦だったり時間給で働いていたりと、保障を得られない形で働いている人が多いのが現状です。
女性が万が一がんになったとき、治療に専念できる環境を準備するためにも、がんという診断が出た段階で一時金をもらえるタイプがおすすめです。
入院保障の内容も重要
昨今のがん治療は、入院して治療に専念することよりも、日常生活を送りながら通院で治療することが中心になってきています。
外来で放射線治療や抗がん剤治療を行うことが多くなってきているので、昨今のがん保険は、通院で治療することを前提に内容をチェックすることになります。
しかし、がんの部位やステージによっては長期の入院治療が必要になることを忘れてはいけません。
手術や入院もあり得るということをしっかり頭に入れてがん保険の内容をチェックしましょう。
がん保険によって、何日目からの入院が支払いの対象なのか、何日までの入院が対象になるのかという点が異なります。
一見入院日数が無制限のものや長期保障を受けられると得なように見えます。もちろん、長期入院に備えることは大事なことです。
しかし、実は、長期入院の場合は高額療養費制度を利用すればある程度の費用はカバーできます。
がん保険で賄いたいのは差額ベッド代など、高額療養費では賄えない部分や仕事を休むことによる収入の減少です。
がん保険で補てんする入院費は日数ではなく入院日額のほうだということを正しく理解しましょう。
入院日額が少ないと、差額ベッド代や仕事を休んだことで目減りした収入を補えません。
がん保険の入院保障は、日数の長さよりも日額を重視して選ぶことが大事です。
女性には女性向けがん保険がおすすめ
女性ががん保険に入るなら、女性専用の保険がおすすめです。
女性は、男女を問わずかかる胃がんや大腸がんなどのほかに、乳がんや子宮がんなど女性特有のリスクにも備えなくてはなりません。
女性がかかるすべてのがんのうち、もっともリスクが高いのは乳がんですから、乳がんになったときのことを想定して保障を厚くしておく必要があります。
乳がんにかかったときにどのような治療が行われるのか、治療以外にどのようなものにお金がかかるのかということを事前によく考えて、必要な費用を賄える保険に加入することが大事です。
たとえば、乳がんで乳房を切除した場合、後で失った乳房の再建手術を行うケースも増えています。
しかし、一般のがん保険では、乳がん後の乳房再建手術は給付の対象外です。
費用面の負担が大きいために、必要な治療が受けられないということにもなりかねません。
その点、女性専用のがん保険の場合、乳がんの切除術の後に行われる乳房再建手術を給付の対象としているものが少なくありません。
自分に必要な保障をしっかりと受けられる保険はどれなのかをしっかり考えて選ぶことが大事です。
一口に女性向けのがん保険といっても、保険会社や種類によっても内容が異なります。
複数の保険を比較して、自分に役立つのはどの保険なのかをしっかりと見極めるようにしましょう。
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