必要ないって本当?医療保険のメリットと必要性
テレビCMでよく見かける医療保険。
不慮の事故で大けがをしたり、急に病気になったりした場合の出費に備えられるので、加入しておくことで将来への安心を得ることができますが、「健康保険に加入しているし、医療保険は必要ないのでは?」と思っている人は多いのではないでしょうか。
この記事では、医療保険の必要性について詳しく解説していきます。
【目次】
- 公的医療保険の範囲外でもOK!医療保険のメリット的医療保険の範囲外でもOK!医療保険のメリット
- 掛け捨ては損?医療保険のデメリット
- 貯蓄がない人は注意!医療保険が必要な人とは?
- 貯蓄が十分なら… 医療保険が必要ない人
- 貯蓄がないなら医療保険に入ったほうが安心
公的医療保険の範囲外でもOK!医療保険のメリット
医療保険のメリットとしては、何より医療費の負担を大きく減らすことができるということが挙げられます。
入院すると、医療費や入院基本料(ベッド代や医師の診察、看護師の介護、室料など)、食事代、個室に移る場合は差額ベッド代などもかかります。
さらに、衣類、テレビ代、雑誌代など入院生活を少しでも快適に過ごすためにかかる費用を合わせると大きな出費になるのです。
短期入院ですぐ退院できれば医療費の負担はそれほど多くはありませんが、入院が長くなるとその費用は大きく膨らみます。
さらに、人によっては手術、健康保険の適用範囲外の先進医療などがかかることもあります。
このように入院は大きな出費がかかるため、入院が長くなれば長くなるほど医療費が払えなくなる可能性があります。
支払いのためには、せっかく貯めてきた貯金を切り崩して支払いしなければならないですし、精神的に不安になってしまう可能性もありますね。
一方で、医療保険に加入しておくと、入院や手術、通院、差額ベッド代、食費、交通費なども保険で賄うことができます。
さらに、高額な先進医療が必要な病気になった場合でも保障が効くので、貯めておいた貯蓄を切り崩す必要はありません。
日本の社会保障制度は高いレベルではありますが、今後もずっと同水準を維持できるとも言い切れませんし、医療保険に緩和しておくことで将来への不安も緩和させることができます。
民間の医療保険というと、健康なときでも毎月定額を支払わなければならないので「出費が痛い」と感じるかもしれません。
しかし、医療保険には「医療保険料控除」という制度があり、保険料の金額によっては税金が抑えられることがあります。
こうした税金の優遇があると、家計の負担軽減に繋がるので助かりますね。
掛け捨ては損?医療保険のデメリット
続いては、医療保険のデメリットについて、2つの観点から解説しましょう。
1つ目は、
家計の負担となってしまうという点です。
医療保険には、「積み立て型」と「掛け捨て型」の2種類あります。
積み立て型のメリットは、けがや病気をしなくても、満期保険金などといった形で契約者にお金が返ってくるため、支払う保険料が無駄になりにくいという点です。
掛け捨ては、毎月支払う保険料の負担が少なく済み、保険を見直しやすいというメリットがあります。
しかし、いずれのタイプもデメリットがあります。
積み立て型は毎月の保険料の負担が大きいという点、掛け捨て型は、満期までに病気やけがなどがなければ、掛けておいた保険料が返ってこないので無駄になってしまう可能性があるということです。
また、1つの医療保険ではカバーしきれない範囲もあるため、余分な保険にまで加入して毎月の保険料がさらにかさむ可能性もあります。
2つ目のデメリットは、
医療保険は病歴の影響を受けやすいということです。
過去に大病を患った場合や、現在治療中の病気がある場合、医療保険の給付に制限が出てしまうケースは少なくありません。
貯蓄がない人は注意!医療保険が必要な人とは?
一方で、医療保険が必要ない人もいます。
それは突然の多額の入院費などが必要になっても、十分対応できるほど貯蓄がある人です。
この場合は、医療費負担が高まる老後までを考慮し、若いうちから十分な貯蓄額を考える必要があります。
もともと、日本は健康保険制度が充実しており、世界的に見ても高水準のレベルといわれています。
健康保険の範囲内であれば医療費の自己負担は3割で済みますし、一定額を超えた医療費は払い戻しを受けることでできる「高額療養費制度」もあります。
しかし、国の社会保険料負担の増加に伴って、高額療養費制度などの改変も行われていますし、今後も保険制度が改変される可能性があります。
そうなると、自己負担金額が増えてしまう可能性も。
そうしたことも踏まえたうえで「自分に医療保険は必要なのかどうか」をしっかりと検討する必要がありますね。
貯蓄が十分なら… 医療保険が必要ない人
一方で、医療保険が必要ない人もいます。
それは突然の多額の入院費などが必要になっても、十分対応できるほど貯蓄がある人です。
この場合は、医療費負担が高まる老後までを考慮し、若いうちから十分な貯蓄額を考える必要があります。
もともと、日本は健康保険制度が充実しており、世界的に見ても高水準のレベルといわれています。
健康保険の範囲内であれば医療費の自己負担は3割で済みますし、一定額を超えた医療費は払い戻しを受けることでできる「高額療養費制度」もあります。
しかし、国の社会保険料負担の増加に伴って、高額療養費制度などの改変も行われていますし、今後も保険制度が改変される可能性があります。
そうなると、自己負担金額が増えてしまう可能性も。そうしたことも踏まえたうえで「自分に医療保険は必要なのかどうか」をしっかりと検討する必要がありますね。
貯蓄がないなら医療保険に入ったほうが安心
すでに十分な所得がある人であれば医療費の不安はないかもしれませんが、医療費をまかなう十分な貯蓄がない人は、できるだけ若いうちから医療保険に加入しておいたほうが安心ですし、出費を抑えることもできます。
今は元気でけがも病気もなくても、明日、数年後、そして数十年後の将来はどうなっているかは誰にも予測ができません。
病気になってから「医療保険に入っておけば…」と後悔しないよう、今からしっかり考えておきたいですね。
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