「J-REITへの検討をしているけど購入にあたって種類や特徴を知りたい」
「ザイマックス・リート投資法人はどんなタイプのJ-REITなの?」
など、J-REITの購入を検討している投資家が増えています。
J-REITは米国発祥の日本版で不動佐投資に特化した上場投資信託です。
J-REITでは、投資家から集めた資金や金融機関からの借入を使って、オフィスビルや商業施設、ホテルや投資用マンションなど様々な用途の不動産へ投資を行います。
不動産投資で得た利益については分配金として投資家に配当します。
J-REITの種類は、単一特化型、複合用途型、総合型の3つです。
それぞれのタイプによって期待できる収益は異なります。
今回は、J-REITの種類と特徴と人気のJ-REITであるザイマックス・リート投資法人について解説します。
【監修者】青柳 雄太郎
株式会社BrightReach(ブライトリーチ)代表取締役。 大手コンサルティングファームでの経営コンサルタント、不動産投資ファンドでのファンドマネージャー、 外資系生命保険会社での経営企画部門を歴任し、現在に至る。 生命保険・損害保険・不動産仲介・不動産売買・人材紹介事業を展開。 会社経営を行いながら、年間100件以上の個人や法人の資産運用・ライフプランニング・ 保険見直し・ 不動産取引のコンサルティングを行っている。 宅地建物取引士。 慶應義塾大学理工学部卒。 |
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J-REITは東京証券取引所に上場している不動産投資に特化した上場投資信託です。
証券取引所に上場しているので株式と同様に取引時間内であれば何時でも購入できます。
J-REITの収益は、不動産投資法人から年に数回支払われる分配金と価格の上昇によって得られます。
リーマンショックのように市況が悪化すると分配金の減額、株価の下落するリスクがあるので注意が必要です。
J-REITでは、オフィスビルや商業施設、ホテルや投資用マンションなど様々な用途の不動産に投資を行っています。
J-REITの種類は、一つの用途に特化して投資を行う単一用途特化型、複数の用途に投資を行う複数用途型、用途を限定せずに投資を行う総合型の3つです。
ここでは、J-REITの種類、
について解説します。
単一用途特化型は、不動産投資法人が得意とする一つの用途に特化して投資を行う方法です。
単一用途に特化することでリスク分散するというよりは高い収益を目指して運用を行います。
一つの用途に特化して投資するので投資する不動産の用途によって特徴があります。
ここでは単一用途特化型のそれぞれの用途、
について解説します。
J-REITが投資する用途のうち、オフィスビルは40%を占めており、オフィスビル特化型のJ-REITも多いです。
オフィスビル特化型では、投資先であるオフィスビルに入っている企業から賃料を得て収益を上げます。
オフィス需要については、景気の影響を受けやすく、好景気の際には高い収益性が期待できますが、景気が悪化すると大きく下がるリスクもあります。
商業施設特化型は、大型ショッピングモールや商業ビル、アウトレットモールなどに投資を行います。
オフィスビル同様に景気の影響に左右されますが、好景気の際には大きな収益が期待できます。
住居特化型は、投資用マンションやアパートなどに投資を行い、入居者からの家賃収入で収益を上げます。
オフィスビルや商業施設などと比べると景気に左右されにくいので安定した運用を期待したい人におすすめの用途です。
収益が安定する分、分配金の利回りはオフィスビルや商業施設と比べると低く設定されています。
物流特化型は、倉庫や配送センターなどに投資を行います。
倉庫や配送センターは大型の開発案件になるので、オフィスビルと比べると長期的な資産運用が可能です。
その反面、テナントとの契約が切れてしまうと次のテナントを探すのに時間が掛かるといったデメリットもあります。
インターネット通販の普及によって物流倉庫は重要な拠点となっているので今後の成長が期待できる分野と言えます。
ホテル特化型は、ホテルや旅館、リゾート施設などに投資を行います。
収益はビジネス客や旅行客、観光客のホテル利用料です。
ホテル特化型も好景気時には高い収益が期待できますが、ホテルを運営する企業の手腕に大きく左右されるので銘柄選びをする際にはどこのホテルがポートフォリオに組み入れられているかを必ずチェックしましょう。
複合用途型は、ホテルと住居系、住居系とオフィスビルなど、2種類以上の用途を組み合わせて投資を行います。
収益性のホテルと安定した居住系を組み合わせることでリスク分散できるのがメリットです。
収益性を目指す単一用途型と比べるとディフェンシブな銘柄と言えます。
総合型は用途を限定せずに様々な不動産を投資対象にしています。
複合用途型よりも更にリスク分散が可能ですが、不動産投資法人の運営手腕に大きく影響されるので銘柄選びは注意が必要です。
J-REITは、小額で不動産投資を行うことができ、分配金の利回りも他の投資と比べても高利回りです。
東京証券取引所に上場しているので、取引時間内であればいつでも売買することができる流動性の高さも魅力と言えます。
ここではJ-REITがおすすめの理由、
について解説します。
個人で不動産投資を行う場合、不動産投資用ローンを使うとしても頭金としてワンルームマンションでも数百万円、アパートやマンションなら数千万円が必要になります。
J-REITであれば安い銘柄だと10万円以下で購入できるので少額で不動産投資が可能です。
個人で不動産投資をするよりも複数の不動産を購入することができるのでリスクを分散することができますし、運用はすべて不動産投資法人が委託している資産運用会社が行ってくれるので手間が掛かりません。
J-REITの分配金利回りは、年率3%台~6%台と銀行の預金金利や定期預金金利と比べても非常に高い水準になっています。
不動産投資の場合は、何もなければ高い収益が期待できますが、当初予定していた収入が空室で無くなる、修繕工事で多額のお金が必要になるといったことがあると予定していた収入を大きく下回ってしまうケースもあります。
J-REITにおいては、平常時は株などと比べると価格変動も小さく、リスク分散していることで安定した収益を投資家に分配することが可能です。
又、不動産投資法人は一般の法人とはことなり、収益の90%以上を分配金に回すなどの条件を満たすと法人税が掛からないので、株式の配当金よりも高い分配金を配当がしやすくなっています。
J-REITは東京証券取引所に上場している不動産投資信託です。
そのため、一般的な株式証券と同じように取引時間内であれば証券会社を通じていつでも売買ができます。
個人の不動産投資であれば不動産の売却に数カ月掛かることを考えると非常に流動性が高いです。
ザイマックス・リート投資法人は、プロパティマネジメント受託実績国内NO.1のザイマックスがスポンサーの総合型REITです。
不動産の運用は、資産運用会社であるザイマックス不動産投資顧問が行っています。
投資先はオフィス、商業施設、ホテルが中心になっています。
ここではザイマックス・リート投資法人の特徴、
について解説します。
ザイマックス・リート投資法人は、ザイマックス不動産投資顧問が運用する不動産投資信託です。
ザイマックス不動産投資顧問は、2007年8月6日にザイマックスがスポンサーとなってJ-REITの資産運用会社として設立されました。
不動産の運営・管理機能を持つザイマックスグループ各社と連携することで、物件価値の最大化や出口戦略・リストラクチャリングの成立を目指しています。
ザイマックス・リート投資法人は、ザイマックスがスポンサーのJ-REITです。
ザイマックスは、リクルートより平成2年に分社独立した不動産総合マネジメント会社として不動産における幅広い分野を手掛けています。
中でもプロパティマネジメントの(不動産の管理業務)受託実績に関しては国内NO.1企業です。
ザイマックス・リート投資法人は、オフィス、商業施設、ホテルを中心に投資を行っている総合型REITです。
スポンサーであるザイマックスが得意としている分野ということもあり、長年培ったノウハウとグループとの連携によって安定した運営を実現しています。
ザイマックス不動産投資顧問の詳細情報は以下の通りです。
会社名 |
株式会社ザイマックス不動産投資顧問 |
株主 | 株式会社ザイマックスグループ(100%) |
設立年 | 2007年8月6日 |
資本金 | 2億円 |
所在地 | 東京都港区赤坂一丁目11番30号 |
J-REITは、高い分配金利回りと安定した運用実績が魅力の金融商品です。
個人で不動産投資を行うのと比べて、少額で不動産投資をすることができるだけでなく、東京証券取引所に上場しているので何時でも売買できる流動性の高さも魅力と言えます。
J-REITの投資方法には3種類ありますが、中でも安定した運用が期待できるのが総合型です。
今回ご紹介したザイマックス・リート投資法人は、総合型ではありますが2024年6月17日時点の分配金利回りは5.37%と非常に高く、スポンサーのザイマックスが持つ不動産の運営ノウハウにより安定した収益を実現しています。
これからJ-REITの購入を考えている人は、ザイマックス・リート投資法人を検討してみてはいかがでしょうか。
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