「最近メディアでよく見るけどソーシャルレンディングってどんな投資なの?」
「知人がソーシャルレンディングで損をしたという話を聞いたけどリスクが高いの?」
など、投資先としてソーシャルレンディングが注目を集めています。
ソーシャルレンディングは、インターネットを通じてお金を貸したい人とお金を借りたい人を結び付ける融資仲介サービスです。
ソーシャルレンディングの運営会社は、新商品の開発や運転資金など資金調達が必要な企業からの依頼を受け、リスクに応じた利回りを設定して投資家から資金を募ります。
他の投資商品と比べて利回りが高く、色々なジャンルに投資ができるのもソーシャルレンディングの魅力です。
一方で、貸し倒れリスクがある、途中解約できないといったデメリットもあります。
今回は、ソーシャルレンディングのメリット・デメリットについて解説します。
【監修者】青柳 雄太郎
株式会社BrightReach(ブライトリーチ)代表取締役。 大手コンサルティングファームでの経営コンサルタント、不動産投資ファンドでのファンドマネージャー、 外資系生命保険会社での経営企画部門を歴任し、現在に至る。 生命保険・損害保険・不動産仲介・不動産売買・人材紹介事業を展開。 会社経営を行いながら、年間100件以上の個人や法人の資産運用・ライフプランニング・ 保険見直し・ 不動産取引のコンサルティングを行っている。 宅地建物取引士。 慶應義塾大学理工学部卒。 |
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ソーシャルレンディングは、貸付型クラウドファンディングとも言われており、インターネットを通じて個人から直接、資金調達ができるのが特徴です。
銀行などの金融機関よりも審査のハードルが低く、スタートアップ企業などの資金調達先のひとつとして活用されています。
また最近では、広告にもなるとのことで、銀行から融資のできる上場企業も参加しています。
ここでは、ソーシャルレンディングのメリット4選、
について解説します。
日本の国債10年物の利回りは年1.06%、東証プライム市場の単純平均利回りは年2.01%ですが、ソーシャルレンディングの平均利回りは年5%前後と他の投資と比べて利回りが高いです。
株式投資では価格変動リスクがありますが、ソーシャルレンディングでは価格変動なしに年5%前後を狙えることを考えると投資効率の良い投資先と言えます。
しかし、利回りが高いことはリスクが高いことにもつながりますので、慎重に選びましょう。
ソーシャルレンディングは、金融機関で資金調達の難しい様々なジャンルのスタートアップ企業が資金調達先として利用するケースが多いです。
そのため、新商品の開発、新しいサービスの創造といった内容の案件も多く、様々なジャンルに投資ができます。
株式投資では証券取引所に上場している株式を売買するため、需給バランスによって価格が変動するリスクがあります。
一方、ソーシャルレンディングは、融資したお金の利息が返ってくるので、株式と違って価格の変動がないのがメリットです。
価格変動がないことで想定した利益を確保することができます。
ソーシャルレンディングは、借りたい企業と貸したい投資家をインターネットでつなぐプラットフォームです。
投資家はソーシャルレンディングで気に入ったファンドを選んで投資を行い、契約時に決められた配当金を得ることができます。
ファンドの管理についてはソーシャルレンディングが行ってくれるので、投資家は手間を掛けずに投資が可能です。
メリットの多いソーシャルレンディングですが、やはりデメリットもあります。
ここでは、ソーシャルレンディングのデメリット3選、
について解説します。
ソーシャルレンディングは、他の投資商品と同様に元本保証はありません。
そのため、投資先の事業が失敗した場合は、元本毀損・分配金の減額・遅延リスクがあることを理解しておくことが重要です。
貸し倒れが発生すると、最悪の場合は裁判になって回収が長期化する恐れもあります。
元本割れを起こしているサービスもあるので、リスクとリターンを考慮してファンドを選びましょう。
ソーシャルレンディングでは、事業に対して投資を行うので、一度資金を投資すると途中で解約できないケースが多いです。
急に資金が必要になっても現金化が難しいということを理解しておく必要があります。
ソーシャルレンディングによっては、途中解約できるファンドもあるので投資をする前に確認しましょう。
ソーシャルレンディングには価格変動リスクはありませんが、権利を売買することができないので流動性が低いのがデメリットです。
流動性が低いと現金化しにくいので、資金が固定化されてしまいます。
他に資産を流用する可能性がある場合は、短いファンドを選ぶなどして現金化できないリスクを軽減する必要があります。
ソーシャルレンディングの投資方法にはいくつか種類があります。
ここでは、ソーシャルレンディングの投資方法3つ、
について解説します。
オークション型は、投資家がオークション形式で対象ファンドの金利を決める方式です。
オークション形式なので最終的に安い金利を提示した投資家が貸付する権利を得ることができます。
運営会社ではなく投資家が金利を決めるので、ソーシャルレンディングを受ける企業は実績やPRをすることで安い金利で借りられるメリットがあります。
ファンド型は、日本のソーシャルレンディングでは主流の投資方法です。
ソーシャルレンディングの運用会社がファンドの条件を提示し、投資家からインターネットを通じて資金を集めます。
ファンドの対象企業が利益を出すと提示された利回り条件によって分配金が支払われます。
マーケット型は、ソーシャルレンディングの運用会社が融資の対象となる企業の審査を行います。
審査では、企業や経営者の情報の他に、信用情報機関のデータを参考に格付けをします。
投資家は、対象企業の希望条件や格付け情報を元に金利を決定しますが最低金利を提示した投資家に優先権が与えられるのが特徴です。
需給バランスによって金利が決められるので、人気ファンドの場合は利回りが低くなる傾向にあります。
ソーシャルレンディングの魅力は高い分配金利回りです。
利回りが高い商品はリスクも高まりますので、選ぶ際には注意する必要があります。
ここでは、ソーシャルレンディングを選ぶ際に注意すべき3つのポイント、
について解説します。
ソーシャルレンディングでは、ファンドによって運用期間が異なります。
運用期間が長くなるとその期間に得られる収益は多くなりますが貸し倒れリスクも高まります。
特に利回りが高いファンドで長期運用する場合は注意が必要です。
ソーシャルレンディングでは、サービス・ファンドによって最低投資額が異なります。
サービスによっては最低投資額1円で投資を始めることが可能です。
初心者の場合は少額で投資できるファンドを購入すると良いでしょう。
ソーシャルレンディングでは元本保証はありませんが、担保や保証付案件を提供しているサービスもあります。
担保や保証付案件は、投資先が貸し倒れしても担保や保証の範囲で元本が保証されるのがメリットです。
担保や保証があるので利回りは一般のファンドと比べて低くなりますが、リスクを抑えた投資をしたい人におすすめの商品と言えます。
ここまでソーシャルレンディングのメリットやデメリットをお伝えしてきましたが、筆者おすすめのソーシャルレンディングサービスを紹介します。
Fundsは上場企業に融資できるのが特徴のソーシャルレンディングです。
FundsではFundsに参加する企業を「上場企業」または「監査法人などの監査を受けた企業」に限定しており、リスクを抑えています。
また、条件を満たしても、Funds独自の審査を通過しないと資金調達はできない仕組みとなっています。
外部からの一定の評価を受けた上で、Fundsの審査も通らなければいけないのです。
一定数信頼のできる企業への融資に限られる分、利回りは低めです。
直近のファンドは利回り2%~3%ほどとなっています。
これまで283件のファンドが運用終了となっていますが、元本割れは0件です。
リスクを抑えた投資をしたい人にピッタリのサービスと言えるでしょう。
ソーシャルレンディングは、インターネットを通じて貸し手と借り手をつなぐ新しいサービスです。
他の投資商品と比べて利回りが高く、少額から始められることから人気が高まっています。
日本ではファンド型のソーシャルレンディングが主流で、最低投資額1円から始められるサービスもあるので初心者でも手軽に投資を始めることができます。
一方で貸し倒れによる元本毀損、分配金の減額・遅延といったリスクがあるので、ファンドを選ぶ際には注意が必要です。
これから投資を始めたいという人は、ソーシャルレンディングを検討してみてはいかがでしょうか。
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Fund Searchのメリットは
上記の3点です。
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