「OwnersBookは不動産特化型ソーシャルレンディングだけど、不動産投資クラウドファンディングとは違うの?」
「OwnersBookはどんな会社が運営していて、会社の信用度はどうなの?」
2014年に誕生した、国内初の不動産特化型ソーシャルレンディングがOwnersBook(オーナーズブック)です。
クラウドファンディングは不特定多数の人がインターネットなどを通じ、会社や個人に投資や貸付をする仕組みで、ソーシャルレンディングとも呼ばれています。
この記事で、OwnersBookの特徴とメリット・デメリット、そして口コミや評判をわかりやすく解説しています。
ご自身の投資の選択肢として、参考にしてください。
【監修者】青柳 雄太郎
株式会社BrightReach(ブライトリーチ)代表取締役。 大手コンサルティングファームでの経営コンサルタント、不動産投資ファンドでのファンドマネージャー、 外資系生命保険会社での経営企画部門を歴任し、現在に至る。 生命保険・損害保険・不動産仲介・不動産売買・人材紹介事業を展開。 会社経営を行いながら、年間100件以上の個人や法人の資産運用・ライフプランニング・ 保険見直し・ 不動産取引のコンサルティングを行っている。 宅地建物取引士。 慶應義塾大学理工学部卒。 |
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OwnersBookについての評判・口コミをいくつか紹介します。
運営会社の株価が上昇し、無事に運用終了したとの報告も多く寄せられており、運営会社の信頼性も高く評価されています。
人気が高いファンドでは、落選してしまう可能性があり、投資できない方もいるようです。
しかし、人気の裏返しとして、次の募集を心待ちにしている方が多いことがわかります。
OwnersBookは、投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)です。
商業ビルや分譲地となる不動産を購入する会社へ投資するファンドで、「不動産特化型ソーシャルレンディング」と表現されています。
投資はあくまで会社への貸付であり、ファンドが不動産に直接投資する不動産投資型クラウドファンディングとは似て非なるものです。
ここでは、OwnersBookの7つの特徴
について解説していきます。
OwnersBookは、不動産を購入・運営する会社へ資金を貸貸し付ける形式で、不動産投資のリターンを目指すサービスです。
主要駅の駅近など、プロの目で厳選した物件に投資しています。
運営しているのが東証プライム上場企業の100%子会社というのも、安心感につながるでしょう。
OwnersBookでは、2022年7月に4件、6月に3件の案件が募集されていました。
2023年以降は、月に2~6件程度の募集があり、コンスタントにファンド募集が続いています。
OwnersBookは、2017年9月に初めての案件を募集して以降、2024年6月までに累計315件のファンドを組成しています。
累計投資額は489億円、元本割れになったことは一度もありません。
OwnersBookの最低投資額は1万円からとなっています。
OwnersBookは「不動産特化型」と銘打っていても、あくまで企業へ投資(貸付)するクラウドファンディングです。
そのため、直接不動産に投資する不動産投資型クラウドファンディングのような優先劣後比率はありません。
直近のファンド5件における運用実績は
となり、平均募集額は2億2,240万円となります。(2024年6月時点)
直近のファンド5件における募集達成率は
となり、募集達成率はすべて100%以上を維持しています。(2024年6月時点)
直近のファンド5件における運用期間は
となり、平均した運用期間は19.6か月です。
また通算でのソーシャルレンディング平均運用期間は21.4か月(2024年6月2日時点・公式HP記載実績)で、投資型クラウドファンディングで主流の6カ月程度と比べて長期になっています。
OwnersBookはメリットの多いサービスですが、当然デメリットもあります。
実際に投資する前に、下記のデメリットを必ず確認しておいてください。
それぞれ解説していきましょう。
OwnersBookは、元本が100%保証されているわけではありません。
しかし、これはクラウドファンディング、ソーシャルレンディングすべてに共通するリスクです。
また、OwnersBookでは、投資するすべてのファンドで対象となる不動産を担保にしています。
万が一、投資した会社がデフォルト(債務不履行)となった場合でも、担保不動産の売却等で資金の回収を図るリスクヘッジ策が講じられているのは安心感がありますね。
OwnersBookは、ファンド募集があってもすぐに埋まってしまい、投資できない可能性があります。
2024年6月時点で会員数は4万人を超えており、ライバルが多いことが原因ですが、それだけ人気が高い証拠でもありますね。
OwnersBookの出金手数料は、一律330円(税込)です。
他のサービスでは、使用する口座によっては無料にできる場合もありますが、OwnersBookでは必ず330円(税込)がかかるので注意してください。
また、投資口座への振込手数料も自己負担です。
OwnersBookに怪しいといった否定的な意見はあるのでしょうか?
長年投資をしている筆者が分析します。
OwnersBookは日本における不動産クラウドファンディングのパイオニア的存在であることをご存知でしょうか。
まだ不動産クラウドファンディングは歴史の浅い投資ですが、日本で最も早く始めた一社がOwnersBookだと言えます。
そのため実績も十分ですし、怪しさはないでしょう。
OwnersBookの会員登録方法を説明します。
OwnersBookの本人確認は
の2種類から選べます。
ハガキの場合は本人確認書類が2点必要ですが、スマホなら1点で構いません。
かかる時間も大幅に短縮されるので、スマホでの本人確認がおすすめです。
OwnersBookに興味をお持ちの方のために、よくある質問にも答えていきましょう。
OwnersBookのファンドでは、親会社の「ロードスターキャピタル株式会社」の株主専用の優待枠が用意されています。
たとえば、「越谷市物流施設第1号第1回」では、募集総額2億2,000万円のうち5,500万円が株主優待枠でした。
かなりの割合ですので、株主であれば投資できる確率はぐっと上がるでしょう。
なお、株主優待を受けるための条件は下記のとおりです。
2024年6月時点で、OwnersBookでキャンペーンは開催されていません。
ただし、今後開催される可能性もありますので、最新情報は公式サイトでチェックしましょう。
OwnersBookには、ここまで解説してきた「貸付型」のファンドの他に、「エクイティ型」も用意されています。
企業に融資をする貸付型に対して、エクイティ型は特別目的会社(SPC)を経由して、不動産信託受益権を購入する仕組みです。
貸付型より大きなリターンが期待できる反面、元本割れするリスクも高いので、初心者の方はまず貸付型から始めるのがよいでしょう。
OwnersBookでの配当収入を得た場合、金額によっては確定申告が必要です。
配当金は「雑所得」に分類されますが、雑所得の合計が年間20万円以上になった場合は、会社員の方でも確定申告を行ってください。
OwnersBookのファンド「大阪市中央区ホテル素地第1号第1回案件」において、遅延が発生しているのは事実です。
コロナ禍で予定どおりに不動産が売却できず、2021年3月から2022年3月まで弁済期限が1年延期されました。
その後2024年4月の公式サイトからの近況報告では、担保不動産を売却したものの、売買金額が現在の投資残高707.1百万円を下回る結果となり元本割れする可能性が生じています。
また、売却による資金回収が行われたものの、全額の回収には至っておらず、一部の投資に対しては回収不能となる可能性、いわゆる「貸し倒れ」のリスクが依然として残っています。
ただし、OwnersBookではすべての状況を詳細に公開し、回収金額の最大化にも努めているとのことです。
誠実に対応してくれているのは間違いありませんので、続報を待ちましょう。
OwnersBookを運営するロードスターインベストメンツ株式会社は、東証プライム上場のロードスターキャピタル株式会社の100%子会社です。
上場会社のグループ企業の信用度がありますね。
<ロードスターキャピタル株式会社>
会社名 | ロードスターインベストメンツ株式会社 |
設立 | 2019年8月30日 |
資本金 | 50百万円 |
登録番号 | 投資運用業、第二種金融商品取引業、投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第3260号 |
宅地建物取引業免許 |
東京都知事(1)第104014号 |
総合不動産投資顧問業 | 国土交通大臣 総合 – 第164号 |
本社所在地 | 東京都中央区銀座一丁目9番13号 プライム銀座柳通りビル7階 |
加入団体 |
一般社団法人 日本投資顧問業協会 一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 公益社団法人 全国宅地建物取引業保証協会 |
この記事ではOwnersBookの評判や口コミと特徴、そしてとメリット・デメリットまで解説してきました。
OwnersBookは
といったメリットから高い人気を誇っています。
この記事で興味を持った方は、次のファンドへの応募を検討されてはいかがでしょうか?
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