30代の終身保険!加入の必要性と保険の選び方まとめ
30代は家庭を持つ方が増える年代でもあります。
家族を持つと、生活を支える責任が生まれるため、生命保険への加入を考える方も多いようです。
また、独身の場合も将来の生活のために早い段階から積み立てを行っておくと安心です。
今回は、30代で終身保険に加入する際の選び方とその必要性について解説をします。
【目次】
- 必要性を考える… 30代に終身保険は要る?
- 30代で終身保険に加入すべきなのはどんな人?
- 30代の終身保険選び!選ぶ上でのポイントは?
- 定期保険と終身保険ならどちら?
- 将来を見据えた30代の保険選びを!
必要性を考える… 30代に終身保険は要る?
30代で終身保険に加入する必要性はどのような点にあるのでしょうか。
まず、30代で終身保険に加入する必要性は「扶養する家族の有無」が大きく関係しています。
30代は、結婚や出産などのライフイベントを迎え、扶養する家族が増えやすい年代でもあります。
生命保険に加入する本来の目的は、自分が死亡した場合も金銭的な負担を遺族に与えないように備えておくことです。
よって、家族を持ち始める方も多い30代こそ、生命保険への加入を考えるべき年代と言えるでしょう。
生命保険に加入する必要性が特に高いのは「小さな子供を持つ方」です。
たとえば、5歳の子供を持つ30代の父親が死亡した場合、残された家族が生活していくためには生活費・住居費・ローンの支払いなどのほかに、子供の教育費も必要です。
子どもの教育費としては、数百万円~数千万円が必要になるケースもあります。
これらの費用を貯金と健康保険の保障、会社の福利厚生だけでカバーすることは難しいです。
小さな子供を持つ方は、家計の状況や貯蓄の必要性、必要な保障期間などを考えつつ前向きに保険への加入を検討する必要があります。
それでは、独身の方の場合は生命保険に加入する必要性はないのでしょうか。
単身者の場合、生命保険に加入し多額の保障金を準備しておく必要性は低いと言えます。
しかし、自身が死亡した際の葬儀や遺品整理にかかる費用を準備できていないという方は、生命保険に加入しておくと安心です。
30代で終身保険に加入すべきなのはどんな人?
終身保険に加入する必要性が高い方として「小さな子供を持つ方」を挙げましたが、ある程度の貯蓄を持つ独身の場合は終身保険に加入する必要はないのでしょうか。
独身の方であっても、資産を残したい家族がいる場合は終身保険に加入しておくのが望ましいです。
終身保険に加入しておくと、自らの意思で契約を解除しない限りは確実に死亡保障金を受け取れます。
そのほかの場合、自身が死亡することによってかかる費用とローンの支払代金、住居からの退去費用を貯蓄できていれば生命保険に加入する必要はありません。
独身の方が生命保険に加入する場合は、貯蓄性が高く一生涯の保障を得られる終身保険がおすすめです。
終身保険と同様に貯蓄性の高い保険として養老保険が挙げられますが、保険料が高額になりやすいため注意が必要です。
養老保険を契約する際には、保険料が家計を圧迫することはないか、よく考える必要があります。
また、子供がいない既婚者の場合も終身保険に加入する必要性は高いです。
家族が増えることも想定し、早い段階から積み立てを行っておくと安心と言えます。
自身に万が一のことがあっても、家族を困らせないように死亡保障の内容にも目を通しておきましょう。
既婚の女性の場合は、出産に備えて女性用の医療保険に加入しておくのもおすすめです。
入院費などの給付金を得られるだけではなく、子宮筋腫など女性特有の病気に対し保障が得られるプランもあります。
30代の終身保険選び!選ぶ上でのポイントは?
終身保険を選ぶ際には「何のために」「誰のために」「いつまでに」「いくら」などのポイントに着目する必要があります。
「何のために」とは終身保険へ加入する目的を指します。
「いつまでに」は保険料の払い込み期間、「いくら」は保険料の支払額を表しており、これらを踏まえたうえで、自身に合った保険のプランはどのようなものなのかを判断する必要があるのです。
30代で既婚の方の場合は、自身が死亡した際にかかる費用(葬儀や遺品整理にかかる費用)のほかにも、遺族が生活していくための費用について考え、保障額を決定しましょう。
しかし、30代で小さな子供がいる場合、終身保険の保障だけでこれらの費用をカバーしようとすると、月々の保険料が高額になってしまうケースもあります。
その場合は、定準定期保険や収入保障保険などの掛け捨て型保険へ同時に加入することも検討しましょう。
これらの掛け捨て型保険は、終身保険よりも保険料が安く死亡に対する保障が手厚いことが特徴です。
独身の方の場合は、自身が死亡した場合にかかる費用のほかにも、老後や介護にかかる費用の積み立てについても考えておきましょう。
30代で終身保険に加入するメリットとデメリット
30代で終身保険に加入するメリットとデメリットを考えてみましょう。
30代で終身保険に加入するメリット
30代で終身保険に加入するメリットは、将来の保険料を減らすことができる点です。終身保険は、加入時の年齢に基づいて保険料が設定されます。つまり、健康リスクの低い30代の頃に加入すれば、低い保険料のままで一生の保険をつけることができます。
30代で終身保険に加入するデメリット
30代で終身保険に加入するデメリットは、将来の変化によって保険内容がマッチしなくなる可能性があることです。基本的に保険は、ライフステージに合わせて見直しをすることが推奨されています。30代という将来が長い時期に終身保険に入ると、将来の変化がその時の保険内容に合わなくなる可能性が高くなります。それによって保険料が割に合わないと感じてしまうケースがあります。
定期保険と終身保険ならどちら?
30代の場合の保険選び 30代で生命保険に加入する場合、定期保険と終身保険のどちらに加入するのが良いのでしょうか。
まず、30代で定期保険に加入するメリットに着目してみましょう。
30代は結婚・出産などを経て何かと出費が増えやすい年代でもあります。
そのため、保険料が安く、万が一の際に手厚い保障を受けられる定期保険はメリットが多いことも事実です。
しかし、定期保険は保険料の貯蓄性がないため、長期に渡って加入すると損をしやすくなります。
早い段階から家族や自分のために資金形成をしておきたいという方は終身保険への加入がおすすめです。
しかし「終身保険だけでは死亡やケガ・病気に対する保障が不十分だ」と感じる方もいます。
その場合は、定期保険特約付終身保険を選ぶのもひとつの方法です。
特約として定期保険が付いてくるため、死亡やケガ・病気に関する保障を充実させつつ、終身保険の積み立て効果も得られます。
そのほかにも、終身保険と定期保険の2つのプランに加入するなどして貯蓄と保障のバランスを取る方法などもあります。
30代におすすめの終身保険に関してよくある質問
30代におすすめの終身保険に関してよくある質問をまとめました。
30代既婚男性・女性の保険料の平均金額は?
生命保険文化センター 「令和元年度 生活保障に関する調査」によると、30代男性の保険料は月々19,583円、女性は12,583円です。
30代に保険はいらないのですか?
30代では、保険に入る方が長い目で見るとおすすめです。
30代は健康リスクが低く、保険は必要ないと考えることもできます。しかし、健康リスクが低いことによって、保険料も安くなります。30代のうちに終身保険を契約すると、健康リスクの高い高齢者になっても30代の頃の保険料で保険が組めるため、他の保険に比べると生涯の保険料は低くなります。
将来を見据えた30代の保険選びを!
30代は、病気やケガ、死亡のリスクも高いとは言えません。
しかし、新しく家族が増えたり、家を購入したりするなど、さまざまなライフイベントが起こりやすい年代でもあります。
30代で終身保険へ加入する際には、自分や家族が将来どのように生活をしているのかイメージをすることが大切です。
終身保険に加入したあとも、時を経るに従い必要な保障は変わってくるため、定期的な見直しを行うようにしましょう。
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