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三大疾病保険は必要?掛け捨ての医療保険や終身保険の特約について

■この記事でわかること

  • 三大疾病とは、がん、急性心筋梗塞、脳卒中のこと
  • 三大疾病は保険金を治療に充てたい人におすすめ
  • 三大疾病 保険では「支払要件」に注意

生命保険といえば死亡保障が充実した保険です。

生命保険の本契約のみでは大病にかかった際に保障が適用されないということになります。

生命保険に加入する方のなかには「疾病に対する保険を付けたい」と考える方もいるのではないでしょうか。今回は、特約の中でも需要が高い「三大疾病特約」について解説します。

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目次[非表示]

  1. 1.三大疾病とは?
  2. 2.三大疾病保険とは?掛け捨てはある?
  3. 3.三大疾病特約の生命保険には入るべき?必要性は?
  4. 4.三大疾病保障は必要?特約をつけるメリットとデメリット
  5. 5.特約の注意点!三大疾病保障の支払要件
  6. 6.三大疾病保障を付けるのに向いているのはどんな人?
  7. 7.掛け捨ての三大疾病保険に関してよくある質問
    1. 7.1.三大疾病保険がいらない人の特徴は?
    2. 7.2.三大疾病の一時金500万とは?
  8. 8.三大疾病保険でリスクに備えよう


三大疾病とは?

「三大疾病」とは、がん、急性心筋梗塞、脳卒中のことを指します。これらの3つの病気が三大疾病と呼ばれている理由として、有病率・致死率の高さが挙げられます。これらの疾病の死亡率を合計すると、日本人の死亡原因の約半数に達してしまうのです。加えて、疾病のリスクは年齢を重ねるごとに上昇することが分かっています。

三大疾病にかかる原因としてはどのようなものが挙げられるのでしょうか。

まず1つの原因として「長年続けてきた生活習慣」が挙げられます。その内容を具体的に挙げると、栄養分の偏った食生活や、喫煙、運動不足、ストレス過多などです。三大疾病にかかった場合、発症初期から自覚症状を持つ方が少なく、発見が遅れてしまいやすいといわれています。

三大疾病保険とは?掛け捨てはある?

三大疾病保険とは、がん・心疾患・脳血管疾患という三大疾病に対する保険のことです。三大疾病保険は、三大疾病保障保険や特定疾病保険とも言われます。

三大疾病保険は、決まった期間の契約をする一方で、解約時に解約返戻金をもらえます。その分、掛け捨ての保険と比べると保険料が高く設定されています。

生命保険に特約を付けると、本契約に加え特約分の保険料が上乗せされるためです。

また、一般的に特約は掛け捨て型の保障に当てはまります。養老保険などの貯蓄型保険に加入している場合、解約返戻金制度や満期給付金制度で支払った保険料が払い戻されますが、特約分の保険料は含まれません。

三大疾病特約の生命保険には入るべき?必要性は?

三大疾病は発見が遅れやすいという特徴に加え「医療・入院にかかる費用が高額になりやすい」という特徴もあります。

がんの治療費に着目してみましょう。がんの中でも有病率が高い胃がんの治療にかかる費用は、約300万円です。同様に有病率が高い肺がんにかかる治療費の平均は約220万円、直腸がんの治療費の平均は約340万円といわれています。また、脳卒中の場合は、言語障害や行動障害などの後遺症が残るケースが多く、長期的な入院・治療・通院が必要になります。

三大疾病保障は必要?特約をつけるメリットとデメリット

三大疾病保障を特約として付けるメリットとしては、「ピンポイントに手厚い保障を受けられる」という点が挙げられます。三大疾病の治療にかかる医療費は高額になりやすいですが、保険に入らずとも公的な健康保健で保障される費用も多いです。三大疾病になってしまった際には、高額療養制度などの保障が適用され、治療費・入院費が減額されます。

しかし、安心はできません。健康保険の保障でカバーできる費用には限界があり、治療には保障の対象外になる費用も多く含まれています。具体的な例を挙げると、食事療養費や先進医療・薬品投与にかかる費用、差額のベッド代などです。


三大疾病特約を付けることで、健康保険の保障に加え、特約に含まれる範囲で手厚い保証が受けられます。しかし、三大疾病保障を特約で付けることにはデメリットもあります。それは「月々の保険料が高額になってしまいやすい」という点です。

特約の注意点!三大疾病保障の支払要件

三大疾病特約に加入する際には、保障が受けられる「支払要件」にあらかじめ目を通しておく必要があります。がん、急性心疾患、脳卒中などにかかったからといって単純に給付金が保障されるわけではないのです。三大疾病保障の支払要件は加入する保険によって異なります。

一般的な特約を例に解説をしましょう。まず、がんに対する保障が適用されるのは「保険加入後、生まれて初めて悪性がんであると診断された場合」のみに限られます。

また、皮膚がん・上皮内がんなどは保障の対象外になるケースが多いため注意が必要です。三大疾病の保障対象となるのは、心筋梗塞の場合は急性の狭心症であること、脳卒中の場合はくも膜下出血、脳内出血、脳梗塞と診断された場合に限られます。急性の狭心症であると診断された場合でも、発症から60日以上の労働制限が必要でなければ保障は適用されないケースが多いです。(なかには手術が必要な場合のみ対象という特約もあります。)

このように、三大疾病保障に関する特約は支払い要件が細かく設定されています。保険に特約を付けるか迷った際には、支払要件を確認したうえで、支払う保険料と保障内容のバランスが取れているのかを見直しましょう。

三大疾病保障を付けるのに向いているのはどんな人?

三大疾病保障には厳しい条件が設けられているケースも多いですが、会社によっては条件が緩和されている商品もあります。こうした動きもあり、三大疾病保障に加入する方は徐々に増えていることも事実です。それでは、どのような条件に当てはまる方が加入すべきなのでしょうか。

まず、三大疾病保障を付けたほうが良いといえるのは「保険金を治療に充てたい」と考える方です。高額になりやすい医療費・入院費をカバーするだけではなく、病後の生活に必要な資金も準備しやすくなります。三大疾病保障の特約を保険に付けるか迷った際には「自分には急性心筋梗塞・脳卒中に関する保障が必要なのか」という点について考えてみると良いでしょう。

これは、がんに関する特約は多くあることが関係しています。

「がんにのみ備えておきたい」という方にとって、急性心疾患や脳卒中に対する保障は不要であると言えるでしょう。しかし、心筋梗塞や脳卒中にかかるリスクは決して低いわけではありません。

特に、中年~高齢の方にとっては必要性の高い保証といえます。「心筋梗塞や脳卒中になってしまった際に一時金を受け取りたい」という方は、三大疾病保険への加入を前向きに検討しましょう。

掛け捨ての三大疾病保険に関してよくある質問

掛け捨ての三大疾病保険に関してよくある質問をまとめました。

三大疾病保険がいらない人の特徴は?

三大疾病保険がいらない人の特徴は、20代30代の若い世代です。若い世代の人は三大疾病にかかるリスクが低いので、三大疾病保険の必要性は低くなります。しかし40代以上の方はリスクが上がるため、三大疾病保険の必要性が高くなります。

三大疾病の一時金500万とは?

三大疾病は保険金を一時金で受け取ることができます。一時金を高く設定するほど保険料は高くなります。一般的には100万円が最低のラインと言われています。 



三大疾病保険でリスクに備えよう

特約をつけるかをよく考えよう さまざまな病気のなかでも、将来的に発症するリスクが高いといえる三大疾病。死亡原因の半数以上を占めるおそろしい病に備えるために、三大疾病保障は有効な策であると言えます。しかし、保障の適用条件の厳しさや保険料が高額になりやすい点などのデメリットがあることも事実です。

三大疾病保障に加入するか否かを迷った際には、がんだけではなく急性心疾患・脳卒中に対する保障が必要なのかについて再考してみましょう。

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