独身での生命保険の必要性は?いらない人の特徴やおすすめの平均月額などを紹介
■この記事でわかること
- 独身で生命保険が必要なのは貯蓄への悩みがある人
- 貯蓄が多い場合やリスクが少ない場合は必要性が低い
- 保障内容と資金使途を明確に選ぶべき
独身の方にとって「万が一の際にまとまった費用をどのように捻出するのか」は大きな問題です。
頼れる身内が周囲にいない場合、有事の際には自分自身の蓄えで対処をしなくてならないケースも多いのではないでしょうか。
これらの理由から「生命保険に加入したい」と考える独身の方は多いです。
しかし、独身の方に生命保険は本当に必要なのでしょうか。
今回は、独身の方が生命保険に加入する必要性と保険選びのポイントについて解説をします。
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独身に生命保険って必要?加入する意味は?
結論からいうと、独身の方が生命保険に加入する必要性は低いといえます。
本来「生命保険」という商品は、自分が死亡した際にかかる費用をカバーすることと、残された家族を金銭的に困らせないために加入するものになります。
父と母、小さな子供がいる家庭を例に挙げてみましょう。
会社員として働く父親が亡くなった場合、まずは葬儀や遺品整理を行わなくてはなりません。
そしてこれらを無事に終えた後、残された母親と子供は生活をしていくことになります。
残された家族2人が暮らしていくためには、住居費や食費、光熱費、水道代などの生活費の他にも、子供が進学するための学費なども必要になります。
これらの費用を貯金や健康保健だけでカバーすることは難しいため、例に挙げた家庭の父親は生命保険に加入するのが望ましいと言えます。
既婚の場合も子供がいない家庭や、子供が成人している家庭は、生命保険に加入して死亡保障金を準備する必要性は低いです。
しかし、独身の方であっても
● 親や兄弟などの親族にまとまった財産を残したい
● 老後・介護資金など将来に向けて積み立てをしたい
というケースでは、生命保険に加入するメリットが多いと言えます。
独身で生命保険がいらない人の特徴
「自分に万が一のことがあった際、今住んでいる部屋や葬儀はどうしよう」と悩む独身の方もいます。
しかし、葬儀にかかる費用と住んでいる家からの退去費用を併せて考えても、300万円以内に収まるケースが一般的となっています。
従って、最低限度の貯蓄がある場合は、独身での生命保険の必要性は低いと言えます。
内訳に着目してみましょう。一般的な葬儀にかかる費用は約130万円~200万円です。
遺品整理を業者に頼んだ場合、かかる費用は約10万円~20万円といわれています。
数百万円の費用であれば、貯金と健康保険からの給付金でカバーできるケースがほとんどです。
また、会社によっては死亡保障金や死亡見舞金などの福利厚生が適用される場合もあります。
しかし「将来の生活のために貯蓄を作っておきたい」という方は貯蓄型生命保険に加入するのが良いでしょう。
貯蓄型の生命保険とは、支払った保険料が積み立てられていき、解約や満期を迎えたタイミングで払い戻されるという特徴を持った保険です。
主に「養老保険」が貯蓄性の高い保険の種類として知られています。
貯蓄型の保険を活用し、老後の資金や介護費を貯蓄したいという方は、早い段階で加入し堅実に積み立てを行うのがおすすめです。
生命保険を選ぶポイント
独身の方が生命保険に加入する際には、
● 扶養する人がいるのかいないのか
● 保険に対しどのような要望を抱いているのか
によって選ぶべき保険が変わってきます。
親や兄弟など、扶養する家族がいる独身の場合は、死亡保障が付いている保険を選ぶのが良いでしょう。
万が一の際、自身の収入で家族を助けることが難しくなっても、保障金でカバーをすることができます。
独身の方の場合、病気やケガによってかかる入院費や治療費は自分で支払いたいと考える方もいるのではないでしょうか。
そんな方は、医療保障が付いている保険に加入するのが良いでしょう。
生命保険に特約をプラスすると、1つのプランで死亡保障と医療保障を同時に受けることができます。
しかし、特約を付ける場合、保険料が高額になりやすいため注意が必要です。
保険契約を解除してしまうと保険の種類によっては、支払った保険料が無駄になってしまう場合もあります。
保険料の支払いプランは加入前に計画しておくと安心です。
介護や老後にかかる資金を貯蓄しておきたいと考える方は、貯蓄性のある保険に加入するとともに、老後・介護保障が手厚く受けられるプランに加入するのも良いでしょう。
要介護状態になった際には、デイサービスを頼んだり、住居をバリアフリーの仕様にしたりと、何かと費用が掛かってしまいます。
老後保障・介護保障が充実した保険のプランを選んでおくと、老後の生活にかかる負担に備えることができます。
独身に必要な保険って何?
生命保険よりも医療保険? 独身の方が病気やケガで働けなくなってしまった場合、入院費や治療費はもちろん、住居維持費や生活費なども同時に負担しなくてはなりません。
仕事ができない状態でこれらの負担を1人で抱え込むことは、経済的に厳しいことも事実です。
そこで、独身の方に必要になってくるのが「医療保険」や「ガン保険」です。
扶養する家族がいない独身の場合、まずは自分のケガや病気に備える必要があるためです。
医療保険やガン保険に加入することで、高額になりやすい治療費や医療費を給付金で賄うことができます。
また、自分の将来の生活を考えて保険に加入したいという方は「個人年金保険」に加入するのも良いでしょう。個人年金保険とは、自身で年金を貯蓄できる保険です。
保険という名前が付いていますが、保障はほとんどついておらず、主に老後資金の積み立てに利用される商品になります。
商品の基本的な構造は保険よりも銀行の預金に近いですが、加入するプランによっては、それよりも有利に貯蓄ができるものもあります。
「公的な年金だけでは将来の生活が不安」という独身の方のニーズに合った保険と言えるでしょう。
独身者の生命保険に関してよくある質問
独身者の生命保険に関してよくある質問をまとめました。
独身で生命保険は必要ないですか?
独身の人の生命保険の必要性はそこまで高くありません。貯蓄を残しておきたい場合や、兄弟家族へのリスクが発生する場合は、独身であっても生命保険に入るメリットがあります。
独身者が最低限入っておくべき保険は?
独身でも最低限入っておくべきおすすめの保険は、医療保険です。医療保険は病気や怪我などに備えられるので、独身であることも関係なくメリットがあります。
生命保険加入の際は保障内容と資金使途を明確に!
独身だからこそ、万が一の際に備えて保険に加入することは大切です。
しかし、保険の内容を詳しく把握せずに加入してしまうと損をしてしまうケースもあります。
保険を選ぶ際には、自分に必要な保障は死亡保障なのか、医療保障なのかについて考えることが重要です。
また、将来の生活を考えて介護・老後に対する保障が手厚い商品や、個人年金保険に加入するのも良いでしょう。
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