生命保険の見直しをするときに知っておきたい4つの注意点
人生を豊かに過ごすために、さまざまなライフイベントに備えて多くの人が加入する生命保険。
長年に渡って加入するケースがほとんどで、その中で生命保険を見直す機会が何回か訪れます。
見直しの注意点を知っていると、その時々のライフスタイルにあった保険商品を選ぶことができます。
生命保険の見直しにおける注意点とは、一体どのような内容なのでしょうか?
1つずつ説明していきますので、見直しの際の参考にしてください。
【目次】
- 生命保険の見直しの際には4つの注意点は最低限押さえよう
- 保障内容と保険料のバランスは適切か
- 更新によって保険料が上がるリスクを検討する
- 自分のライフステージにあった保障かどうか
- 生命保険の契約で後悔しないために!4つの注意点を押さえて!
生命保険の見直しの際には4つの注意点は最低限押さえよう
生命保険の見直しには、4つの注意点があります。
1つ目は、保障内容と保険料のバランスが適切かどうか。
保険料はその安さに注目が行きがちですが、保険は本来、いざというときに備える保障のほうが重要です。
内容と保険料のバランスが偏っていないかに注目して見直していきましょう。
2つ目は、更新型保険の更新後の保険料について。
更新型保険を更新すると、月額保険料は高くなります。
そのため、更新するかどうかを含めての検討が必要です。
3つ目は、ライフステージにマッチしている保障内容になっているかどうか。
保険の見直しは多くの場合、ライフイベントごとに行うのが望ましいです。
もし、現在のライフスタイルにそぐわない保険に加入しているようなら、追加や削除を検討しながらライフスタイルにあった保険内容に変えていく必要があります。
4つ目は、終身保険を解約した場合にどのくらい解約返戻金が戻ってくるかです。
生命保険はライフプランによって選び方も変わるもの。そのことを前提に、生命保険の見直しに関する注意点を見ていきましょう。
保障内容と保険料のバランスは適切か
多くの保険商品は、毎月決まった保険料を決まった月に支払います。
人によっては家計を圧迫する原因として、生命保険の必要性自体を感じない人もいるかもしれません。
特に若いうちは病気のリスクも少なく、入るにしてもなるべく安い保険にしようと思いがちです。
しかし、保険料の安さばかりに目がいって欲しい保障がついていなければ、いざというときに役に立ちません。
生命保険とは、必要なときに必要なだけ保障が受けられるからこそ、加入している意味があります。
多少なりとも保険金が出れば医療費の足しにもなりますが、たとえばがん治療の場合、できる場所や種類によって治療方法が大きく変わります。
長期化することも多く、高額医療費制度だけでは医療費が賄えないケースも出てきます。
万が一、多額の医療費が必要になってしまっても、保障内容が充実していれば安心です。
月額保険料を支払っていけるかも大切な問題ですが、生命保険はあくまでも保障内容とのバランスが重要。
保険を見直すときは、双方のバランスが適切かどうかを考えるようにしましょう。
更新によって保険料が上がるリスクを検討する
更新型保険では10年や15年ごとをひと区切りとして考えます。
更新型保険は、保険期間満了ごとに更新するかしないかを決定できるのがメリットですが、反面、更新ごとに月額保険料が高くなること、適用年齢上限になると保障がなくなってしまうこと、解約返戻金が出ないことなどがデメリットです。
更新時期はいつなのか、更新するとどのくらい保険料が上がるのかをしっかりチェックしておきましょう。
デメリットのほうが多いので更新型保険の良さがあまり伝わりませんが、加入当初の保険料が安いのも更新型のメリットです。
生命保険は時代の変化とともに新しくなるのが常で、10年以上前に入った生命保険は内容が古く、現代の医療事情とマッチしないケースがあります。
そんなとき、更新型保険なら更新のタイミングで新しい保険商品に切り替えることが可能です。
更新型保険を見直す場合は、保険料もさることながら、保障内容にも着目しましょう。
特に医療保険に関しては、新しい商品のほうが時代にあっているケースが多いです。
自分のライフステージにあった保障かどうか
生命保険の見直しで一番多いのが、ライフイベントごとの見直しです。
この場合の注意点は、自分のライフステージと保障があっているかどうか。
人生におけるライフイベントは、そのイベントごとに必要保障額が変わります。
たとえば、就職活動では交通費やスーツ代など活動費としてかかるのが約15万円前後、結婚では結納や結婚式、新婚旅行などでかかる費用が約470万円、幼稚園から大学まで進学した場合の子どもの養育費が約969万円といわれています。
少子高齢化の進む日本では、老後の蓄えも考えておきたいところ。無職の高齢夫婦の支出は約27万円です。
ライフステージごとに保険を見直すなら、将来設計も同時に考えていく必要があります。
既婚者であれば当然、パートナーや子どものことも考慮に入れなければなりません。
ライフステージにあった保険商品をその都度選ぶことができれば、自分や家族に万が一のことがあっても、どうにか対応していけるのではないでしょうか。
生命保険の契約で後悔しないために!4つの注意点を押さえて!
ライフプランの設計と生命保険は切っても切れない関係にあります。
貯蓄も所得も十分な人にはあまり関係ありませんが、多くの場合、生命保険は生活を補助してくれる大切な存在です。
しかし、選び方を間違えれば家計を圧迫しかねないものでもあります。
生命保険は年代やライフイベント、家族構成にあった商品を選ぶことが大切。
生命保険の契約で後悔しないためにも、今回紹介した4つの注意点を押さえたうえで見直しをするようにしましょう。
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