おすすめの終身型がん保険!選ぶときのポイントは?
国民の約半分はがんにかかるといわれる現代日本において、がん保険はいざというときの備えに必要です。
年齢を重ねるごとにがんになるリスクが上がるため、がん保険は定期型よりも終身型がおすすめ。
特に日本人の平均寿命が男女ともに80歳以上であることを考えると、早めに対策を打っておきたいものです。
そこで今回は、がん保険を選ぶときのポイントや終身型がおすすめな理由などを解説していきます。
万が一がんになってしまったときのために、ぜひ参考にしてみてください!!
【目次】
定期型でなく終身型がおすすめな理由
終身型がん保険のメリットは、がんになったときの保障が一生涯続くことです。
がんは治療が長引きやすく、治療費も高額になりやすいのが特徴です。
貯蓄が十分にあればそこから治療費を捻出することはできますが、蓄えが少ない場合、治療費が払えなくなってしまう可能性があります。
特にがんは高齢になるほどかかりやすい特性がありますので、老後の安心を得るためにも、がん保険は終身型のほうが確実です。
一度加入すると契約更新の必要がなく、保険料が変わらないのも終身型の大きなメリットのひとつです。
保険料が定額なら家計のやりくりもしやすく、金銭面での予定も立てやすいといえます。
また、高齢者になってからも保険料の支払いが続くことを考えると、保険料はなるべく安いほうがありがたいもの。
20代や30代の若い内から加入しておけば、毎月の保険料支払い額は安くすみます。
定年後に保険料を払いたくない人は、60歳や65歳までの短期払いがおすすめです。
老後の保険料を心配することなく、がん保険の保障を一生涯受けることができます。
一方、定期型がん保険は保険期間が5~15年である場合が多く、期日がきたら自動更新になります。
ただし、最長保険期間を80歳までにしている商品も多いのがデメリットです。
これまでお金を払い続けてきたのに、80歳をすぎていることが理由で給付金を受け取れないのはつらいもの。
最期まで安心して暮らしていくためにも、がん保険は終身型がおすすめです。
がん保険は保障内容のチェックと比較が不可欠
生命保険会社や損保保険会社など、さまざまな会社ががん保険を提供しています。
主契約や特約などの保障内容、保険料など、保険会社や保険商品によって、カバーする範囲や保険料支払い回数が違います。
がん保険を選ぶ際は、保障内容をしっかりと確認するようにしましょう。
保障内容を確認するには、複数のがん保険を比較するのが簡単な方法です。
インターネットで「がん保険 終身」と検索するとさまざまな保険商品が出てきますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、自分で調べても良くわからない場合は無料で相談ができるサービスを利用するのもおすすめです。
がん保険の比較ポイントは、給付金は複数回もらえるのか、給付金はいくらなのか、保障内容はがんだけなのか、上皮内新生物もカバーしているかなどです。
がんとは、無限に増殖し続けてほかの組織に浸潤していく悪性新生物のことです。
上皮内新生物とは、がんのように無限に増殖はしますが粘膜に留まり、ほかの組織に浸潤することはありません。
医療機関ではがんと上皮内新生物を明確にわけており、がんと比べて治療費が少なくすみます。
そのため上皮内新生物は保険適用にならないケースも多いです。
ただ、近年では上皮内新生物もカバーしているがん保険が登場していますので、がん保険を選ぶときは必ずチェックしておくようにしてください。
古いタイプのがん保険だと上皮内新生物は保障外のことが多いので、気をつけるようにしましょう。
チェック時に押さえておきたいポイントは?
終身型のがん保険を選ぶ際のポイントは、給付金の回数と給付金を受けるタイミングの2つです。
この2つは保険会社や保険商品によって変わりますので、加入前に必ず確認しましょう。
給付回数は初回のみと複数回の、2タイプにわかれます。
複数回の場合は、2年に1回で回数は無制限、入院か通院が必要など、細かい条件がつきます。
初回のみであっても、特約をつけると複数回給付になる商品も存在します。
給付を受けるタイミングは、入院時、手術時、通院時などが基本です。多くの保険会社は、入院給付金、手術給付金、通院給付金の3タイプを基本に、診断給付金や抗がん剤治療給付金などを提供しています。
入院給付金は入院の際に、手術給付金は手術の際に、通院給付金は通院の際に、それぞれ保険会社に申告すると給付を受けることができます。
給付を受けるには必ず保険会社に申告する必要がありますので、手続きは早急に行うことが大切です。
入院、手術、通院はがん治療の基本ですので、給付金もこの3つが基本になっています。
ただし、現在はがん治療も多様化しており、治療費や治療に付随する費用のかかり方も多様化しています。
そこでおすすめなのが、特約で診断給付金をつけること。
診断給付金はがんと診断を受けた時点で保険会社に申告可能で、入院給付金や手術給付金とは違って用途は自由です。
100万~200万円のまとまったお金を受け取れますので、診断給付金は必ずつけるようにしましょう。
備えるなら早めがおすすめ
終身がん保険は、定期型と比べて保険料は割高になります。
終身がん保険の保険料をなるべく安くするには、若いうちに加入しておくこと。
保険料は加入年齢が上がるほどに高くなる特徴があり、保険会社にもよりますが20歳と70歳では保険料に数千円ほどの差が出ます。
がん保険は継続することが重要で、保険料の支払いが滞ると契約の効力がなくなってしまいます。
また、がん保険には90日の免責期間があります。
免責期間とは、がん保険に加入してから90日の間にがんの診断を受けても、給付を受けることができない期間のことです。
これは、がんと診断されてから慌てて保険に加入する行為を防ぐために設けてあります。
もし意図的ではなくても、がん保険に加入後、90日以内にがんが見つかれば、給付金はもらえません。
今まで加入していたがん保険を解約して、新しいがん保険に入り直した場合も、90日間の免責期間は有効です。
この場合は、新しく入ったがん保険の免責期間が切れてから、前のがん保険を解約するのがポイントです。
いずれにしても、せっかくがん保険に加入したのに給付を受けられないのでは大変です。
安い保険料で一生涯の安心を得るなら、なるべく早めにがん保険への加入を検討するようにしましょう。
【関連記事】