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この記事では、楽天証券の口座を作るだけで手数料がかかるのか?作った際にかかるさまざまなコストについて紹介しています。

証券会社で取引するためにはお金がかかるイメージがあり、口座を作ったり、商品の売買をしたり、口座を維持したりなど、いろんな局面で手数料がかかりそうだから、口座を作ろうか否か悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、ネット証券大手の楽天証券に口座を作るだけで手数料がかかるのか?を調べました!

この記事を読むと楽天証券での取引に必要なコストを把握でき、安心して取引ができるようになりますよ!


楽天証券口座は作るだけなら手数料はかからない

楽天証券は口座を作るだけで手数料はかかりません。

ほか、口座に株券を預けたり、口座を維持する場合はどうなのか?見ていきましょう。

口座を開設するのは無料

楽天証券では株式・投資信託を始め、国内外の債券や海外の株式、その他iDeCoや先物・オプションなどを売買できます。

それらの取引を始めるには楽天証券に口座開設が必要ですが、無料で開設できます。

口座に株券を預けるのも無料

株券を預けるのは無料です。

最近は、証券のペーパーレス化に伴い株券は発行されず、電子化されたデータを証券保管振替機構が管理するようになっています。

口座を維持するのも無料

口座維持管理料は、商品・口座の種類にかかわらずすべて無料です。

店舗を持たないネット証券ならではのメリットといえます。

楽天証券で取引するとかかるコストを紹介

楽天証券で取引する時や入出金、必要な書類の請求などには手数料がかかる場合や、かからない場合があります。

さまざまな取引ごとにみていきましょう。

株式等の取引にかかるコスト

株式等有価証券の取引でかかる手数料を商品の種類別にみていきます。   

 ≪国内株式にかかる手数料≫

 ①超割コース ~ポイントを貯めながら取引できる~

  • 1回ごとの取引金額で取引手数料が決まります。
  • 手数料の1%分のポイントバックがあります。

※ほかに、信用取引手数料や大口優遇対象者の手数料もあります。

②いちにち定額コース ~少額で何度もお取引する方おすすめ~‘

※「デイトレード割引」(日計り取引片道手数料無料)

1日で取引を手仕舞うデイトレードをした際、売却・返済手数料が無料となる割引プラン

いちにち定額コースを選択したすべてのお客様に適用される

※手数料コースは毎営業日変更できます。

※IPO/公募・売り出し株式、立会外分売、貸株サービスも無料です。

 

≪外国株式にかかる手数料≫

※1取引あたりの手数料になります。

※手数料は税込みです。

※中国株式・アセアン株式は電話取引の場合、上記に加え別途2,200円(税込み)がかかります。

※楽天証券が別途指定する米国株式の銘柄の買手数料は無料のものがあります。

 

≪外国為替手数料》

※先物・オプション等の取引手数料はご確認ください。

≪買取請求手数料≫

分割等により発生した単位未満株を楽天証券で買い取りする場合の手数料です。

買取請求1件につき、取次手数料が330円(税込み)かかります。

取引にコストのかからない商品

株式等のような手数料がかからない商品もあります。

 

≪投資信託にかかる手数料≫

楽天証券での投資信託の買付手数料外貨建てMMFも含め無料です。

 

≪債券にかかる手数料≫

国内債券・海外債券ともに無料です。

 

≪楽天FXにかかる手数料≫

FX取引にかかる手数料は無料です。

入出金にかかるコスト

商品の取引をするには入金が必要ですし、利益分を出金したりもしますよね。

ここでは証券会社への入出金にかかる手数料をみていきます。

 

≪日本円での入出金≫

・リアルタイム入金サービス利用時は無料。それ以外の入金にかかる振込手数料は利用者負担

※リアルタイム入金・・・ネットバンキング契約している提携金融機関からの入金

・出金は無料。

 

≪外貨米ドル送金手数料≫

・外貨入金時(銀行→楽天証券)

楽天証券での手数料・・・0円

※お客様が送金する銀行で振込手数料以外にも手数料がかかる場合がある。

・外貨出勤時(楽天証券→銀行)

楽天証券での手数料・・・金額にかかわらず依頼1件あたり

米ドル・・・25米ドル ユーロ・・・20ユーロ 豪ドル・・・35豪ドル

NZドル・・・40NZドル カナダドル・・・30カナダドル

※振込先銀行で手数料などがかかる場合がある。

書類等作成にかかるコスト

最近は取引報告書などはネットで確認するのが主流ですが、書類として発行もしてもらえます。

その際にかかる手数料をご紹介します。

《主な書類》

・特定口座年間取引報告書・・・1年につき1,100円(税込み)

 特定口座の取引において、1~12月における譲渡の損益が記載されている。

・残高証明書・・・日本語版1,100円(税込み)

 英語版3,300円(税込み)

楽天証券で取引することのデメリット

数あるネット証券の中でも人気の高い楽天証券ですが、利用者のニーズによっては期待にそぐわない点もあるかもしれません。

外国株取引での手数料が高い

現在、楽天証券で米国株取引をする場合、手数料は約定代金の0.495%(税込み)です。

これは同業他社であるSBI証券やマネックス証券と同じです。

ただ、外国株の取引は為替がからんでくるのですが、それに伴う為替スプレッドに幾分かの違いがあります。

楽天証券は売買ともに25銭かかりますが、SBI証券と関係の深い住信SBIネット銀行の外貨預金から米ドルを入金すると売買往復で12銭、マネックス証券だと買付時は無料(2022年9月見直しの可能性あり)で売付時のみ25銭かかるため、その分他社に分があるといえます。

単位未満株での投資が出来ない

現在、日本株はおおむね100株単位で取引が行われます。数万円で買える銘柄もありますが、中には数百万円もする銘柄もあり、買いたくてもなかなか手が届かないものもあります。

SBI証券やLINE証券などは単位未満株の投資ができるため1株単位で買える分、高値の株も手に入りやすいのですが、楽天証券ではそれができません。

IPOに弱い

楽天証券は、新規公開株式であるIPOが他社と比べて弱いです。株式上場による初値で利益が出る可能性の高いIPOは、投資家ならノドから手が出るほど手に入れたい商品です。

しかし2021年の取扱数を比較すると、楽天証券が74社に対しマネックス証券は66社、SBI証券は123社と大きく差をつけられているのが現状です。

そのため、IPOに期待している方にとってはデメリットと感じるでしょう。

楽天証券で取引する上でのコスト面での注意点やデメリットのまとめ

この記事では、楽天証券で取引する上でかかるコストや注意点を記してきました。

ネット証券のため、人件費がかからない分、他社では必要な口座管理料がかからないなど利用者のコスト負担が軽減されている取引しやすい証券会社となっています。

ただコスト以外の面で、他社とは異なる内容となっている点も留意しなければいけません。様々な証券会社がある中で、楽天証券は選択肢に入れておくべきですよ!