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「IG証券のスプレッドは狭いのか?」この記事は上記のように、「IG証券のスプレッド」について知りたい人に向けて解説。
結論から言えば、IG証券は業界でもトップクラスに狭いです。
ただし、注意点など知っておかなければいけないことがいくつかあります。
それを知らずに取引すると負ける原因になりかねないです。
当記事を読めば、IG証券のスプレッドについて理解でき、スプレッド負けなどの失敗を防止できます。
参考にしてIG証券の取引のお役に立ててください。
ここでは、 IG証券のスプレッドについて基礎的なことを解説します。
今後の解説の予備知識として目を通しておいてください。
IG証券に限らず、FX業者のスプレッドが開くのは「インターバンク市場」のスプレッドの変動が反映されるためです。
IG証券の取引の仕組みは以下のようになっており、これを「店頭FX」と呼びます。
インターバンク市場では、各金融機関の見通しやそのときの時勢などにより通貨のレートやスプレッドが変動しています。
上記の図のようにFX業者のレートの大本はインターバンク市場のレートです。
よって、店頭FXではスプレッドが変動することがあり、開くこともあるのです。
IG証券は「変動制スプレッド」を採用しているため、スプレッドが変動しやすいという面もあります。
スプレッドには変動制と固定性があり、後者であれば原則固定です。
しかし、前者の変動制だと固定されずに広くなったり狭くなったりと変動するのです。
IG証券に限らず、 朝や経済指標・要人発言時はスプレッドが開きやすいです。
理由は「流動性(取引の成立状況)」が低下するからです。
インターバンク市場では人と人が取引しており、需要と供給によってレートが決まります。
例えば、米ドル/円を100円で買いたいなら以下のようなイメージです。
流動性が低下してしまうと注文が成立しにくくなり、レートが不安定になりやすいです。それが原因でIG証券のスプレッドも広がりやすくなるのです。
朝の5時〜8時は、スプレッドが広がりやすいため取引はしないほうがいいでしょう
この時間帯は市場参加者が少なくなり、流動性が低下して売買が成立しにくくなるためスプレッドが広くなりやすいのです。
経済指標や要人発言時は急激に注文が増加する傾向があり、レートが一瞬で大きく動くことがあります。
レートが一瞬で大きく動くと取引相手が見つけにくくなるため、流動性が低下してしまうのです。
ここでは、 IG証券の主要通貨のスプレッド一覧を掲載しておきます。
IG証券のスプレッドを知りたいときの参考にしてください。
通貨ペア名 | 日本時間9時~3時 | 日本時間3時~9時 |
米ドル/円 | 0.2銭 | 11.0銭 |
ユーロ/円 | 0.5銭 | 19.0銭 |
ユーロ/米ドル | 0.4ポイント | 9.0ポイント |
豪ドル/円 | 0.7銭 | 16.0銭 |
豪ドル/米ドル | 0.6ポイント | 9.0ポイント |
英ポンド/円 | 1.0銭 | 21.0銭 |
英ポンド/米ドル | 0.9ポイント | 21.0ポイント |
IG証券のスプレッドは変動制であるため、上記は固定されたものではないです
そのときの相場状況などにより変動すると理解しておきましょう。
「IG証券のスプレッドは他社と比べてどうなのか?」と気になる人は多いでしょう。
そこで、IG証券のドル円スプレッドを他社と比較してみました。
業者名 | スプレッド |
IG証券 |
0.2銭 (午前9時~午前3時) |
SBI FXトレード |
0.18~1.18銭 (注文数によって決定) |
DMM FX |
0.2銭 (原則固定) |
みんなのFX |
0.2銭 (原則固定) |
GMOクリック証券 | 0.2銭 |
外貨ex byGMO | 0.2銭 |
セントラル短資FX |
0.2銭 (各営業日午後5時~翌日午前0時) |
MATUI FX | 0.2~1.6銭 |
LION FX | 0.2~1.9銭 |
JFX「MATRIX TRADER」 | 0.2~1.9銭 |
上記をご覧の通り、IG証券のドル円スプレッドは他社と差がありません。
0.2銭という非常に狭いスプレッドを採用しています。
ただし変動制であるため、原則固定制を採用している業者には一歩及ばないという感じです。
「DMM FX」や「みんなのFX」のような原則固定制の業者ならスプレッドは基本固定であるため、スプレッドが開きにくいです。
スキャルピングのような小さな利益を狙うトレードスタイルなら、原則固定の業者のほうが向いています
IG証券のスプレッドは次の3つに注意です。
早朝や閉場前の時間帯はスプレッドが広がりやすいので気を付けましょう。
特にNY市場が閉じる、日本時間の朝5時〜8時はスプレッドが広がりやすいです。
流動性が低く相場にも動きがなく取引にも向かないため、すぐに決済しなくてはいけない場合以外は取引する必要はありません。
マイナー通貨はスプレッドが広いため取引するときは要注意です。
通貨ペア名 | 日本時間9時~3時 | 日本時間3時~9時 |
ユーロ/ポーランド・ズロチ | 25.0ポイント | 145.0ポイント |
トルコリラ/円 | 1.7銭 | 10.0銭 |
南アフリカランド/円 | 1.0銭 | 5.5銭 |
FXは売買時にスプレッド分がマイナスの状態でスタートするため、スプレッドが広いと取引するときに不利です
これは、特にスキャルピングやデイトレードのような小さな利益を狙うときに不利になります。
小さな利益を狙う取引ではスプレッドが広いとスタート時のマイナスが大きくなり、利益目標まで遠くなってしまい勝ちづらくなるのです。
そのため、基本的にマイナー通貨はスキャルピングやデイトレードには向いていません。
また、マイナー通貨はスプレッドが広がりやすいため損切りの「逆指値注文(現在より不利なレートに入れる注文)」に引っ掛かりやすいです。
例えば、先の表の「ユーロ/ポーランド・ズロチ」は午前3時〜9時になるとスプレッドが25.0ポイント→145.0ポイントに拡大します。
もし相場が100ポイント逆行したら、単純計算して245.0ポイントの損失です。
その結果、レートが逆指値注文に達してしまい損切りになることがあるのです。
こうした注意点があるため、マイナー通貨を取引するときは次の2つがポイントになります。
スプレッドが広がるとロスカットされてしまい、すべてのポジションが決済されてしまうことがあるので要注意です。
IG証券では、「証拠金率(保有ポジションの証拠金に対しての純資産の比率)」が75%以下になるとロスカットが発動します
スプレッドが広がると証拠金率が低下して75%以下になり、ロスカットになってしまうことがあるのです。
例えば、資金50万円で米ドル/円を120円で「買い」をし、1円逆行したパターンを見てみます。
取引数量/レバレッジ倍率 | 損失額 | 証拠金率 |
1万通貨/2.4倍 | -1万円 | 1,020% |
5万通貨/12倍 | -5万円 | 187% |
8万通貨/19.2倍 | -8万円 |
109% |
ご覧の通り、取引数量とレバレッジ倍率が上がるほど損失額が拡大し、証拠金率は下がるためロスカットされやすくなるのです。
このため、レバレッジは適度に抑えておかないといけません。
とくにポジションを長期間保有する「スイングトレード」はチャートを見れない期間もあるため、ハイレバレッジの取引は危険です。
筆者自身もスイングトレードをしていたとき、レバレッジ倍率が高すぎたことが原因で就寝時間に相場が大きく逆行したときにロスカットを食らった経験があります。
スプレッドはデイトレやスキャルピングなら最大で10倍、スイングトレードなら最大で3倍くらいに抑えておきましょう。
レバレッジ倍率の計算方法
レバレッジ倍率=(現在のレート×取引数量)÷証拠金(口座資金)
また、インターネットにはレバレッジが計算できるツールもあるため、それらを使用するのもおすすめです。
ここではIG証券のスプレッドに関するよくある質問をまとめているため、疑問解決のお役に立ててください。
スプレッドが広がるのはおもにインターバンク市場のスプレッドが変動し、その影響を受けるからです。
リアルタイムスプレッドは公式サイトで確認可能です。
スプレッドが変動しやすい時間帯は以下のとおりです。
ドル円のスプレッドは以下のとおりです。
ただし、IG証券は変動制のスプレッドであるため上記は固定でなく、狭くなったり広くなったりします。
通貨ペアやトレードスタイルによってはスプレッド負けの可能性もあります。
スプレッドが広い通貨ペアでスキャルピングをすると、スプレッド負けしやすいため気を付けたいです。
IG証券は業界でもトップクラスに狭いスプレッドを採用しているため、スプレッド面はかなり優秀です。
ただし変動制であるため、原則固定の業者には一歩及ばないという感じです。
スプレッドが広くなりやすい原因は以下であるため、これらに気を付けて取引すれば損失を抑えやすくなります。
IG証券はスプレッドが狭いだけでなく、17,000以上の豊富な銘柄や損失を限定できる「ノックアウト・オプション」があるのも魅力。
口座開設は無料で可能なため、まだの人はぜひ開設してみてください。