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FX取引で必ず登場する用語の一つに「スプレッド」があります。
スプレッドとは「売値」と「買値」の差額であり、差額分は投資家が負担しなければなりません。
DMM FXのスプレッドはどのように設定されているのでしょうか。
今回はスプレッドの基礎知識やDMM FXのスプレッド、他社との比較、スプレッドに関する注意点などについてまとめます。
スプレッドはFXの取引で必ず知っておかなければならない事柄です。
では、そもそもスプレッドはどのようなものなのでしょうか。
スプレッドに関する基礎知識やDMM FXのスプレッドの方式、スプレッドが開きやすい時間帯などについて解説します。
スプレッドが開きやすくなるのは以下の事柄が発生したときです。
流動性が低くなる
重要な経済指標が発表される
突発的なイベントが発生する
流動性とは
流動性とは取引のしやすさをあらわしています。
流動性が高い状態は取引参加者が多く、どんどん取引が成立している状態のことです。
一方、流動性が低い状態は取引参加者が少なく、取引が成立しにくい状態のことです。
具体的には平日の早朝時間帯やクリスマスなどの休暇期間に流動性が低くなります。
流動性が低ければスプレッドが高くなりがちですので、取引コストが増えてしまいます。
重要な経済指標とは
重要な経済指標とは雇用、物価、景気、金融政策の4つに関連する指標のことで、これらが発表されると為替レートが大きく動くことがあります。
代表例は以下のとおりです。
重要な経済指標の例
状況によって、どの指数が重視されるか決まります。
2022年のようにインフレが進んでいる状況では消費者物価指数(CPI)の注目度が高くなります。
その一方で、常に注目度が高いのは金利に直結するFOMC声明や雇用情勢をあらわす米国雇用統計です。
これらの指標が発表される際はスプレッドが広がる恐れがあるので注意しましょう。
要人というのは文字通り重要人物のことで、政策・金融の担当者の発言です。
大きな影響を及ぼすのは以下の立場にいる人物の発言です。
各国のトップ:大統領・首相など
財務担当者:財務長官・財務大臣など
金融当局のトップ:FOMC(連邦準備制度理事会)の議長、日本銀行総裁
※FOMCは米国の政策金利を決定する重要機関
予定されている要人発言の場合に対しては内容やタイミングが読めないときがあるので、ニュースを見て即応することになります。
2022年12月の日本銀行による長期金利幅の拡大容認は市場に大きなサプライズを与え、「日銀ショック」と呼ばれました。
このようなとき、スプレッドが大きく広がるので要注意です。
スプレッドには大きく分けて固定スプレッドと変動スプレッドがあります。
固定スプレッドは売値や買値が変動してもスプレッドは常に一定です。
それに対し、変動スプレッドは相場の状況に応じてスプレッドが変化します。
DMM FXでは原則固定のスプレッドを採用しています。
しかし、主要国の祝日や取引終了間際の時間帯、重要な経済指標が発表されたときなどには流動性が低下し、スプレッドが大きく開くことがあるので要注意です。
スプレッドが開きやすくなるのは朝や経済指標の発表時、要人発言があった時などですが、それぞれ、理由が異なります。
朝にスプレッドが開きやすい理由は取引量が少なく流動性が低いからです。
経済指標の発表時や要人発言があるときは価格の変動が大きくなります。
そのため、発表や発言の前後に一時的にスプレッドが大きく広がります。
FXにおいてスプレッドはコストであり、投資家からすればできるだけ狭いに越したことはありません。
DMM FXのスプレッドはどのくらいに設定されているのでしょうか。
DMM FXの主要通貨のスプレッドを比較します。
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/ドル | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
0.2銭 | 0.5銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.6銭 |
米ドル/円の0.2銭は他のFX会社と比べても遜色ないレベルです。
その他の主要通貨のスプレッドも比較的狭いと言えます。
世界で最も取引量が多い通貨は米ドルです。
米ドルは世界経済にも日本経済にも大きな影響を及ぼしています。
米ドルと円の通貨ペアはニュースも多く、日本人にとって扱いやすい通貨ペアだと言えます。
ここからは米ドル円を取り扱っているFX会社のスプレッドを比較します。
FX会社 | 米ドル/円のスプレッド |
DMM FX | 0.2銭(原則固定、例外あり) |
GMOクリック証券 | 0.2銭(原則固定、例外あり) |
外貨ex byGMO |
午前8時~翌午前3時:0.2銭 上記以外の時間帯:4.0銭 |
ヒロセ通商 | 0.2~3.1銭 |
外為どっとコム | 午前9時~翌午前3時:0.2銭 上記以外の時間帯:0.2~8.0銭 |
マネーパートナーズ | 午前8時~翌午前3時:0.3銭 午前3時~午前6時:0.4銭 午前6時~午前8時:4.0銭 |
DMM FXとGMOクリック証券は原則固定で0.2銭、ヒロセ通商は時間帯を限定せずに0.2銭〜3.1銭、そのほかは時間帯でスプレッドを決めています。
とはいってもどのFX会社も完全固定スプレッドではありませんので、相場の状況によってスプレッドが大きく開く可能性があることを頭に入れておきましょう。
DMM FXのスプレッドが原則固定であることや、相場の状況によって広がることがわかりました。
それでは、実際に取引する際にはどのようなことに注意すればよいのでしょうか。
注意点を3点解説します。
1つ目の注意点はスプレッドが広がりやすい時間帯があることです。
スプレッドが広がる理由の一つに流動性がありますが、朝や閉場前は流動性が低下するためスプレッドが広がりやすくなります。
出典:OANDA JAPAN
FX取引が最も活発に行われるのはロンドン市場とニューヨーク市場が同時に開いている午後10時から翌午前2時までの時間帯です。
この時間帯は流動性が高いため、経済指標の発表や突発的なニュースがない限りスプレッドが広がりにくいと言えます。
しかし、午前6時から8時の時間帯はニューヨーク市場が閉じ、オセアニア市場しか開いていないため流動性がかなり低い状態です。
そのため、スプレッドが大きく広がってしまいます。
通貨のうち取引量が多いものをメジャー通貨、取引量が少ないものをマイナー通貨といいます。
メジャー通貨とみなされているのは米ドル・ユーロ・円・英ポンド・豪ドルの5つです。
それ以外の通貨をまとめてマイナー通貨と呼びます。
マイナー通貨はメジャー通貨と比べボラティリティ(変動率)が高いという特徴があります。
その理由はマイナー通貨の取引量が少ないためです。
取引量が少ないとスプレッドが広くなり、トレード時の投資家の負担が増大します。
ロスカットとは、FX取引で一定水準以上の損失が発生したときに、それ以上の損失拡大を防ぐため行われる行為です。
具体的には持っているポジション(売り・買いなど)を強制的に決済してしまうことです。
DMM FXの場合は証拠金維持率が50%を切ると強制ロスカットが発動します
スプレッドが広がると自動的にロスカットされるわけではありません。
そもそも、スプレッドが広がるのは流動性が低いときです。
流動性が低いということは取引が成立しにくい状況であることを意味します。
価格が急落しているとき、買いポジションを持っている人は急いで損切りしようとしますが、そんなときに「買い」を入れるのは少数です。
したがって、多くのポジションは取引が成立せず、一方的に価格が下落。
その結果、証拠金維持率が50%をきってしまいロスカットが多発してしまうのです。
つまり、スプレッドが広がるような状況では流動性が低下しているためロスカットの危険性が高くなるのです。
ここからはDMM FXのスプレッドに関するよくある質問にQ&A形式で答えます。
スプレッドが広がる理由は3つあります。
理由は三者三様で異なりますが、FX会社が提示している原則スプレッドよりも広がります。
3つの理由のうち流動性低下や経済指標の発表については事前に把握可能です。
スプレッドの広がりによる取引コスト増大を回避するのであれば、流動性が少ない時間帯や経済指標の発表時の取引を避けたほうがよいでしょう。
東京時間(東京市場でFX取引がなされる時間)はロンドン時間やニューヨーク時間に比べると値動きが緩やかです。
そのため、比較的スプレッドが開きにくいと言えます。
ただし、何らかのサプライズが発表されたときは話が別です。
たとえば、日本銀行が長期金利の許容幅を0.25%から0.50%にすると発表したとき、ドル円相場は137円台から132円台まで一気に円安が進みました(日銀ショック)
このようなサプライズが発生しているときは東京時間であってもスプレッドが大きく開きます。
スプレッドが狭い東京時間ですが、油断なく相場の状況に注視する必要があるのです。
FXでスプレッドが広がりやすい時間帯は朝の6時から8時です。
この時間帯に取引が行われているのはニュージーランドやオーストラリアといったオセアニア市場だけです。
相場に参加するトレーダーが少ないため、価格変動が大きくなりスプレッドが大きく広がりやすくなります。
DMM FXのドル円のスプレッドは0.2銭です。
ただし、流動性が低い早朝時間帯や経済指標・要人発言等のイベントが発生するとスプレッドが大きく開く可能性があります。
スプレッド負けとは、取引の利益をスプレッドが上回ってしまう状態のことです
取引の回数が多いと取引のたびにスプレッドを取られてしまうため、金額が増えてしまいます。
一度のトレードの利益が小さく、しかも、取引回数がかさんでいる状態であればスプレッド負けしてしまう可能性もあります。
特に、スプレッドが広いマイナー通貨で小さな利幅の取引を繰り返すとコストが利益を上回る可能性がありますので注意しましょう。
今回はDMM FXのスプレッドについてまとめました。
スプレッドは投資家が支払うコストであり、実質的な手数料と考えてよいでしょう。
流動性が低いときや経済指標の発表時、要人発言があった時などはスプレッドが広がりやすいので注意しましょう。
DMM FXは他のFX会社と比べてもスプレッドが狭めに設定されているため、低コストで取引できます。
通貨ペア数は21種類あり、メジャー通貨・マイナー通貨ともに充実しています。
DMM FXの取引ルールや今回紹介しきれなかったマイナー通貨のスプレッドなどについて知りたい方は、DMM FXの公式サイトをご確認ください。