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スキャルピングとは、極めて短い時間にトレードを繰り返すことで利益を上げる取引手法です。DMM FXではスキャルピングは可能なのでしょうか。
今回はDMM FXでスキャルピングができるのか。
DMM FXで口座凍結・出金拒否される事例、DMM FXでスキャルピングをするときの注意点、口座凍結されたときの対処法、よくある質問などについてまとめます。
極めて短い時間に取引を繰り返す行為については、禁止しているFX業者もいます。DMM FXの場合はどうなのでしょうか。
DMM FXではスキャルピング取引を禁止していません。
しかし、約款を見ると以下のように記載されています。
第 7 条 (禁止事項)
(5) 取引の如何に関わらず本取引システム又は本取引システムの運用に対して過大に負荷を強いる行為
(9) 短時間での注文を繰り返し行う行為
出典:DMM FX「店頭外国為替証拠金取引(DMM FX)約款」
これらの行為は明確に禁止されています。
ということは、スキャルピング取引そのものは禁止していないものの、サーバーに過度な負荷をかける短時間での繰り返し注文は禁止しているということになります。
ただし、どのトレードをスキャルピングと判断するかはDMM FX側の裁量次第です。
それでは、自動売買ツールについてはどうなのでしょうか。
こちらもDMM FXの約款に定められています。
(2) FX 取引を自動で行うソフトウェア又はシステム等(以下、「自動売買ソフト等」といいます。)、本取引システム以外のツール等を使用した取引、その疑いのある行為、若しくは本取引システムを改変したシステムまたは自動売買ソフト等の利用を他の顧客に勧誘する行為
出典:DMM FX「店頭外国為替証拠金取引(DMM FX)約款」
自動売買ツールの利用や他の顧客の勧誘などはすべて禁止としています。
DMM FXでスキャルピングをすることはできますが、自動売買ツールを利用したトレードは禁止されていると言えます。
ここまで見てきたとおり、DMM FXではスキャルピングは禁止していません。
しかし、口座凍結や出金拒否になりうる事例があります。具体的な内容を見てみましょう。
1つ目は自動売買など外部のツールを使用することです。
先ほど取り上げたDMM FXの約款でも自動売買ツールの使用は禁止されています。
しかし、エントリー時に損切りや利確を同時に設定する自動決済注文なら可能です。
あるいは、新規注文と決済注文を同時に出すIFD注文や2種類の注文を出し、どちらか一方が成立したらもう一方は自動的にキャンセルされるOCO注文なども活用できます。
DMM FXのシステムでもある程度自動取引に近いトレードができるため、無理に自動取引ツールを使用して口座凍結されるリスクを取る必要はありません。
2つ目は過度な投機的取引をすることです。
具体的には、レバレッジを最大にかけた取引をし続けることを意味します。
レバレッジを最大にかけ、短時間の取引を繰り返すことはサーバーに過大な負荷をかける行為とみなされ、口座凍結されるかもしれません。
3つ目は取引システムの脆弱性などを衝く取引をすることです。
システムに脆弱性があれば不正な取引が可能となります。
言い方を変えると、DMM FXの取引システムで脆弱性を見つけたとしても、それを悪用した取引をしてはならないということです。
システムの脆弱性を衝いた不正トレードは不正アクセス禁止法に触れる恐れがあるので、絶対にやめましょう。
4つ目は流動性が低いときは取引停止になる可能性があることです。
通常時は取引相手が見つからないということはあまり起きないのですが、何らかの大きな事件や要人の発言などがきっかけで、市場が「売り」や「買い」一色になることがあります。
そうなると、買い手・売り手が見つからず、価格が極端に一方向に動くことがあるのです。
流動性が極端に低下した例として2019年1月3日の”フラッシュクラッシュ”があります。
出典:Trading View
このような極端な取引価格の変動が発生すると取引が成立せず、損切りが機能しなくなって追加証拠金が発生してしまいます。
また、2015年のスイスフランショックは2019年のフラッシュクラッシュを上回る大変動だったため、多額の追加証拠金が発生しました。
そのような場合は市場が機能しなくなるため取引停止となってしまうのです。
DMM FXでスキャルピングをするとき、どの様なことに注意すればよいのでしょうか。注意事項を3点とりあげます。
注意点の1つ目は大きな取引単位での取引をしすぎないことです。
スキャルピングは小さな利益確定を繰り返して収益を上げる取引手法です。
そのため、1度の取引で得られる利益が小さく、なかにはもどかしく感じる人もいるでしょう。
少しでも利益を多くしようと一度のトレードで大きなロットで取引してしまうことがあります。
1ロットの取引よりも10ロットの取引の方が利益が大きいわけですから、そうなるのも無理のないことです。
しかし、大きなロットでの取引はDMM FXのサーバーに過大な負荷をかけてしまいます。
大ロットでの取引をしすぎると「サーバーに過大な負荷をかける行為」とみなされかねませんので、避けましょう。
注意点の2つ目はシステムに負荷がかかるような取引をしないことです。
スキャルピングのように数秒~数十秒の取引を何度も繰り返すと取引を処理するサーバーに大きな負荷をかけることになります。
こうしたトレードは禁止事項に触れる可能性があるので控えましょう。
注意点の3つ目は指標発表や要人発言に注意することです。
たとえば、インフレの度合いを示す指標である消費者物価指数や各国の貿易統計、中央銀行総裁や財務大臣などの要人の発言には注意が必要です。
指標の場合、発表される日時がわかっているためその前後に取引を控えるといった対応策をとれます。
発言が行われるのは金融関連の会合の後であることが多く、その時間帯の取引を控えるなどの対策をとれます。
指標の発表や要人発言がある日は価格が大きく変動し、サーバーに負荷がかかっている状態です。
そうしたときに、敢えて取引すれば「サーバーに過大な負荷をかける行為」とみなされかねませんので取引を避けましょう。
DMM FXで口座が凍結されたらどうすればよいのでしょうか。
凍結時の対処法についてまとめます。
凍結前に通知がくる場合があります。
通知内容が警告だった場合、同じような行動を繰り返さなければ口座凍結を回避できる可能性があります。
ただ、警告だからといって甘く見てはいけません。
次は警告なく凍結するという意思表示かもしれないからです。
凍結を回避したいのであれば、内容を吟味し、警告で指摘されている行為を避けるようにしましょう。
先に口座が凍結され、あとから「凍結になりました」という内容の通知が届いた場合、凍結解除は非常に困難です。
DMM FXに限らず口座凍結の通知は決定事項として伝えられるため、決定が覆ることはほぼありません。
FX業者は凍結の明確な基準を公表していないため、どこを改善すれば凍結が解除されるか、トレーダーにはわかりません。
この状態から凍結解除にするのは、かなり厳しいと言えます。
DMM FXから口座凍結の連絡が来たら、できるだけ早く口座にある資金を出金しましょう。
インターネット上にある口座凍結のメッセージには「速やかにご出金の手続きをいただきますようお願い申し上げます」という一文が見られます。
口座凍結されると出金すらできないというわけではないのがわかります。
しかし、口座を解約してしまうと取引に関する記録の閲覧などが出来なくなるため、解約前に必要なデータを出力しておきましょう。
一度口座を凍結されると、同じFX会社で口座を再開設することができません。
その場合は他の取引所で口座を開くしかありません。
しかし、多くの国内FX業者はスキャルピングを禁止していますので、同じように口座凍結される可能性があります。
スキャルピングメインでトレードしたいのであれば、公認しているFX業者で口座を開設したほうがよいでしょう。
DMM FXのスキャルピングでよくある質問についてまとめます。
DMM FXでは明確に禁止していませんが、インターネット上ではスキャルピングをしていたために口座凍結されたという報告が散見されます。
それらの情報の日付は2021年のものが多いため、最近の状況は不明です。
しかし、約款には短時間での取引を禁じる項目があるため、それを理由に口座凍結することは可能です。
スキャルピングを中心にFX取引をしたいのであれば、別のFX業者を利用したほうが無難です。
DMM FXは自動売買や自動売買プログラム(EA)の使用を明確に禁じています。
したがって、自動売買によるスキャルピングはできません。
口座凍結の可能性は十分にあります。
口座凍結の理由については回答されませんので、100%スキャルピングが原因とは言い切れません。
口座凍結を避けたければ、DMM FXでスキャルピングしないのが無難です。
今回はDMM FXでスキャルピングをすると口座凍結されたり出金拒否されることがあるかという点を中心にまとめました。
結論を言えば、スキャルピングが原因で口座凍結される可能性は十分にあります。
出金拒否されることはほぼありませんが、トレードで得た利益は凍結される可能性があります。
知名度が高く、アプリなどの利便性が高いDMM FXですが、短時間での取引に関しては明らかに不向きです。
スキャルピングをするのであれば、他の国内FX業者を選択したほうがよいでしょう。