大手消費者金融からは借りられず中小消費者金融での借入を検討している方の中には、「信用情報に自信がない」「職場への電話連絡は絶対避けたい」といった切実な事情を抱えている方も多くいます。

そんな方々にとって「電話での在籍確認なし」で借りられる中小消費者金融は非常に心強い存在です。

金融庁の発表によると令和７年１月末時点での貸金業者の数は1,484業者となっています。

今般、財務局、都道府県からの提出資料に基づき集計を行ったところ、令和７年１月末時点の貸金業者数は1,484業者でした。
引用元：貸金業者数について｜令和７年３月７日｜金融庁

これらの多くは中小の貸金業者ですが、その中でも個人向け無担保ローン（カードローンやフリーローン、キャッシング）の契約の際に、職場へ電話での在籍確認を行わない中小消費者金融というのは非常に限られた存在です。

当サイトで調査した個人向けキャッシングを扱う141社の中小消費者金融一覧の中から、Web完結や電話での在籍確認を行わない業者のおすすめを5つピックアップしてご紹介します。

また大手消費者金融の在籍確認事情や職場への電話連絡がない他の金策方法、さらに在籍確認なしだけど絶対に手を出してはいけない危険な借り入れ手段についても注意喚起の意味で解説しています。

ぜひ最後までお読みいただき、プライバシーに配慮された安心できる借入に役立てれば幸いです。

【主な独自審査の中小消費者金融一覧】

「いつも」は高知県に本社を置く中小消費者金融で、電話による職場への在籍確認を原則として行っていません。

在籍確認は書類の提出や本人への電話連絡で代替されるため、職場に知られる心配が少なくなります。カード発行なし、郵送物なしで申し込みから審査、契約までインターネット上で完結できるため手続きも簡単です。

また中小消費者金融ということもあり、大手消費者金融で審査に通らなかった方でも柔軟に対応してくれる可能性があります。

ただし金利は最高年率20.0%と大手の最高金利（年率17.8％〜18.0％）より高めに設定されているため、借りすぎには注意して返済計画をしっかり立てる必要があります。返済遅延などがあると信用情報に悪影響を及ぼすため、借り入れ後の管理には注意しましょう。

いつも公式サイトへ

「アロー」は愛知県名古屋市に拠点を置く中小消費者金融で、原則として電話による在籍確認を行っていません。

申し込み時に提出する給与明細や健康保険証などの書類によって勤務先情報を確認する仕組みのため、職場へ連絡が入る心配がありません。

さらにアローの専用アプリからの申込みなら自宅に契約書類が郵送されてくることもありません。

融資限度額は最大200万円までと中小消費者金融としては比較的高めの設定となっていますが、実際には初回利用時は少額融資となることが多く、返済実績を積むことで徐々に増額されます。

アローは書類での在籍確認が可能ですが、現在の勤務先で勤続6ヶ月未満の方や健康保険に加入していない方は申込できません。また源泉徴収票などの年収証明の提出ができない方も審査通過は難しいです。

金利は実質年率15.0%～19.94%と大手より若干高めですが、中小消費者金融の中では比較的低金利な部類です。借り入れ後は返済遅延を起こさないよう注意しましょう。

アロー公式サイトへ

「アルコシステム」は兵庫県姫路市に拠点を置く中小消費者金融業者です。電話による在籍確認を原則行わず、勤務先情報については給与明細書や健康保険証などの書類提出によって確認します。

そのため職場への電話連絡が困るという方でも安心して申し込むことができます。申し込みはネットで公式サイトから、審査スピードも早く最短で即日融資できる場合もあります。

融資限度額は最高50万円までですが、初回融資の場合は10万円程度と少額の場合が多くなります。また金利についても最高年率20.0%で大手より高めになる傾向があります。

実際に申込をしてみるとわかりますが、アルコシステムの申込フォームには債務整理や破産の経歴を問う設問があり、債務整理でブラックになっている方も状況によっては相談に応じてもらえます。

アルコシステム公式サイトへ

「ダイレクトワン」は静岡県沼津市に本社を構えるスルガ銀行グループの消費者金融です。

銀行グループという安心感がありながらも中小規模の柔軟な対応が特徴で、アコムやアイフル等の大手で審査に落ちた方にも融資の可能性があります。

ダイレクトワンは原則として電話による在籍確認は行わず、給与明細書や社会保険証など勤務先情報が記載された書類提出によって勤務状況を確認します。そのため職場への電話連絡を避けたい方にも適しています。

勤務先に在籍確認の電話がかかってくることはありますか？
原則、電話で在籍確認は行っておりません。ご申告内容や書類にて確認させていただいております。電話での在籍確認が必要な場合は、事前にお客さまの同意をいただいております。
引用元：よくあるご質問 | キャッシング・カードローンならダイレクトワン

ダイレクトワンの金利は年率4.9%～18.0%と大手消費者金融と同等の水準で、さらにWeb限定で初回55日間無利息のサービスも行っています。中小消費者金融でありながら大手と同じような使い勝手の良さがあります。

ダイレクトワン公式サイトへ

「アムザ」は福岡県福岡市に本社を置く中小規模の消費者金融会社です。アムザは原則として電話による在籍確認は行わず、社会保険証など勤務先情報が記載された書類提出によって勤務状況を確認しています。

弊社の審査では、保険証の確認のみで在籍確認等は行っておりません。
引用元：アムザ 契約までの流れ

 アムザはネット申込みの場合は在籍確認なし、郵送物なしで契約でき、申込の時間帯によっては最短即日融資にも対応しているため急な出費にも便利です。

金利は年率15.0%～20.0%と大手（年率18.0％程度）より高めになっていますので、自分の収入状況や返済能力をよく考えて無理なく利用することが大切です。

アムザ公式サイトへ

アコム・プロミス・アイフル・SMBCモビット・レイクなど大手消費者金融5社では現在、多くの場合電話による職場への在籍確認を行っていません。

在籍確認については給与明細書や社会保険証など勤務先情報がわかる書類提出のみで完了するケースがほとんどです。

ただし審査状況によっては例外的に電話連絡される場合もあります。その場合でも担当者個人名でかけてきたり、「カードローン」など借り入れ目的だとは伝えない配慮がありますので安心です。

またWEB完結型申込サービスでは原則完全に電話なしとなっていますので、大手ならではのプライバシー配慮も充実しています。

金利や限度額面でも有利な条件ですので、在籍確認なしの借入なら大手消費者金融からまず検討することがおすすめです。

メルペイスマートマネーは、フリマアプリ「メルカリ」を利用している方向けのローンサービスで、在籍確認の電話が原則ありません。

審査はメルカリの利用実績や信用情報を基に行われるため、職場に連絡が入ることを心配する必要がないのが特徴です。

また利用可能額もメルカリ内での取引状況に応じて設定されるため、初めての方でも安心して利用できます。

申し込みから契約まで全てアプリ内で完結するため、手続きが非常にスムーズです。

ただし利用可能額は少額に設定されることが多く、急な大きな出費には対応しづらい場合があります。

また金利についても他の大手消費者金融と同程度であるため、返済計画をしっかり立てた上で利用することが重要です。

セブン銀行カードローンは、銀行系カードローンとして珍しく電話による在籍確認を行わないことで知られています。

審査時には勤務先情報を給与明細や社会保険証などの書類で確認するため、職場に連絡が入る心配がありません。また、セブン銀行ATMを活用して24時間365日借り入れや返済が可能であり、利便性が高い点も魅力です。

さらに、セブン銀行という信頼性の高いブランドが提供するサービスであるため、不安なく利用できる点もポイントです。ただし、融資限度額は最大50万円と比較的小規模であり、大きな資金ニーズには対応しづらい場合があります。

金利は年率15.0%と消費者金融よりは低めに設定されている点もおすすめですが、銀行カードローンのため審査難易度は中小消費者金融より高い傾向です。

みんなの銀行ローンは、スマホ専用のデジタルバンク「みんなの銀行」が提供する融資サービスです。

完全オンラインで手続きが完了し、審査の際にも職場への電話連絡は行われません。申し込み時には、銀行口座の取引履歴や、その他の提出書類をもとに審査が進められるため、在籍確認なしで融資を受けることができます。

特に、スマホ一つで申し込みから借入まで完結する手軽さが特徴で、急な資金ニーズにも対応しやすいのがメリットです。

ただし、比較的新しいサービスのため、利用限度額や金利条件が他の銀行カードローンと異なる可能性があるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。

中小消費者金融では、大手消費者金融や銀行系カードローンで審査に通らなかった方からの申し込みなど、信用情報に不安のある人からの申し込みが多い傾向にあります。

そのため審査をより慎重に行う必要があり、その一環として在籍確認の電話を実施するケースが一般的です。

中小消費者金融では貸倒リスク（借りたお金が返済されないリスク）を最小限に抑える必要から、電話による在籍確認という直接的な方法で勤務先を確実に把握しようとします。

また、大手とは異なり中小消費者金融では信用情報だけで審査の可否を決定しない分、より多くの情報収集や確認が必要となり、電話というアナログな方法での直接的なヒアリングを重視する業者も多いです。

申込者の側としてはできるだけ正確な情報を提供し、業者側の不安要素を取り除くことでスムーズな審査通過につながります。

大手消費者金融では収入証明書や健康保険証の提出による在籍確認が一般的になっていますが、中小消費者金融の多くではこうした代替手段が整っていないことが多いです。

これはシステム開発・運用にかかるコストの問題や、書類の偽造リスクを避けるための措置といった面から、従来の電話による確認方法を継続している業者が多いためです。

電話による在籍確認は低コストで勤務実態を直接的に確認できる確実な方法であるため、特に信用情報が不安定な人が多く申し込む中小消費者金融では、契約までの過程で未だに重要なプロセスとなっています。

そのため、どうしても電話での在籍確認を避けたい場合には、事前に業者に相談し、書類での対応が可能かどうかを確認することが必要です。

在籍確認なしと言われても、それはあくまで「電話による確認」が省略されているだけであり、収入証明書類や勤務先情報などは正確に提出する必要があります。

辞めた会社名義の給与明細書や健康保険証など虚偽情報を提出した場合、それは明確な虚偽申告となり法的問題に発展する可能性があります。

また、虚偽申告によって審査通過後に不正が発覚した場合には契約解除や一括返済請求など厳しい措置が取られることもあります。

そのため、自分自身の現状に基づいた正確な情報を提供し、公正かつ誠実な態度で申し込むことが重要です。

アリバイ会社を利用して偽の勤務先情報を提供し、在籍確認を回避しようとする人もいます。

しかし、消費者金融は審査のプロであり、不自然な勤務先情報にはすぐに気づきます。アリバイ会社の提供する電話番号は過去のデータベースと照合されることが多く、不正が発覚すると即座に審査落ちとなります。

また、信用情報機関に虚偽申告の履歴が残る可能性があり、今後の借入に大きな影響を与えることになります。

アリバイ会社を利用すること自体が違法ではない場合もありますが、金融機関への虚偽申告は詐欺行為とみなされることがあるため、非常にリスクが高い行為です。

正規の方法で申し込み、誠実に対応することが、スムーズな融資につながる唯一の方法です。

急にお金が必要になった場合、在籍確認なしで資金を調達できる方法の一つが質屋の利用です。質屋では、自分の持っている貴重品を担保として預け、その価値に応じた金額を借りることができます。

一般的に、ブランド品や貴金属、高級時計などが高く評価されやすく、短期間で現金を手に入れることが可能です。返済できなかった場合でも、預けた品物が売却されるだけで済むため、信用情報に傷がつくことはありません。

ただし、質入れする品物の価値が低い場合、希望する金額を借りることができないこともあるため、事前に査定額を確認しておくと良いでしょう。

後払いアプリとは、スマートフォン上で買い物をした際に代金を後日まとめて支払えるサービスです。このサービスでは、利用時に勤務先への電話連絡や在籍確認は基本的に行われません。

後払いアプリには「Paidy（ペイディ）」や「メルペイスマート払い」などがあり、ネットショッピングやコンビニなどで手軽に利用できます。利用した金額は翌月以降にまとめて支払う仕組みなので、一時的な資金不足の際には便利です。

ただし、後払いアプリはあくまで買い物代金の後払いサービスであり、現金そのものを借りることはできません。さらに短期間での返済を前提としているため、利用限度額が低めに設定されており、長期的な資金調達にも向いていません。

後払いアプリも支払い期限を守らないと遅延損害金が発生したり信用情報に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、自分の収入と支出をよく考えた上で計画的に利用することが大切です。

親や兄弟姉妹、友人や知人など身近な人からお金を借りる方法もあります。

この方法では当然ながら勤務先への在籍確認などはありませんし、審査や書類提出といった手続きも不要です。また利息もつかない場合が多いため経済的負担も少なく済みます。

しかし、お金の貸し借りによって人間関係が悪化するリスクがあります。返済期日や返済方法について曖昧なまま借りてしまうと、お互いの信頼関係にひびが入り、その後の付き合いにも影響することがあります。

トラブルを避けるためにも、お金を借りる際には必ず返済期限や返済方法を借用書などで明確にしておきましょう。特に大きな金額を借りる場合は、後々の問題を避けるためにも書面での取り決めを行うことをおすすめします。

また、本当に困った時だけ利用し、安易に何度も頼らないよう注意することも大切です。

在籍確認なしでお金を借りられる業者といえば、違法なヤミ金やソフト闇金も該当します。

ヤミ金やソフト闇金とは、貸金業法で定められた貸金業登録を行わず、無登録で違法に営業している金融業者のことです。

在籍確認なしはもちろんのこと「ブラックOK」「他社延滞中でも借りれます」など甘い言葉で誘ってきますが、一度でも利用すると法外な高利息を請求され、返済できなくなるケースが非常に多いです。

違法業者は返済遅延時には脅迫的な取り立て行為を行うこともあり、職場や家族にまでしつこく連絡をしてくるなど日常生活にも深刻な影響を及ぼします。

また、一度個人情報を渡してしまうと他の違法業者にも情報が流れてしまい、更なる被害につながります。

このような違法業者から絶対にお金を借りてはいけません。違法業者と関わることで、経済的にも精神的にも大きな負担を抱えることになるため、絶対に利用しないようにしましょう。

注意したい金策にSNSやインターネット掲示板などを通じた個人間融資があります。SNS等を通じた個人間融資は正規の貸金業者からの融資ではないため在籍確認なしですが、個人間融資には非常に高いリスクがあります。

実際にSNSやネット掲示板を通じた個人間融資は詐欺目的の場合も多く、「保証料」や「手数料」と称して事前にお金だけ取られてしまうケースが頻発しています。

またお金を借りたいからと連絡を取ったら、相手に運転免許証などの個人情報だけを渡しただけで結局お金は借りられず、抜き取られた個人情報を悪用されてしまうケースもあります。

SNSなどを利用した個人間融資については金融庁でも強く注意を呼びかけています。

個人間融資では、個人を装ったヤミ金融業者により違法な高金利での貸付けが行われるほか、個人情報が悪用されるなどして、更なる犯罪被害やトラブルに巻き込まれる危険性があります。
引用元：SNS等を利用した「個人間融資」にご注意ください！：金融庁

また本当に融資されたとしても相手から法外な利息を要求されたり、返済遅延時には個人情報をネット上に晒されたりと深刻な被害につながる可能性もあります。

トラブル発生時には警察や弁護士でも対応困難になるケースがあります。このような危険性からSNSや掲示板上での個人間融資には絶対手を出さず、安全かつ合法的な方法のみ検討しましょう。

電話による職場への在籍確認なしで借入可能な中小消費者金融は確かに存在します。しかし中小消費者金融の場合、大手よりも限度額が低かったり利息が高めだったりする傾向があります。

また「在籍確認なし」と言っても書類提出による勤務先確認は必須となりますので虚偽申告は絶対に避けましょう。

在籍確認自体避けたい場合には、大手消費者金融や銀行カードローンなど書類のみで完結できるサービスも検討価値があります。

一方、「ヤミ金」や「個人間融資」など違法・危険性の高い手段には絶対手を出さないよう注意してください。

困った時こそ冷静になって安全かつ合法的な方法のみ選択し、自分自身の信用情報と生活基盤を守ることが何より大切です。

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