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40代に生命保険は必要なもの?加入率の現状と保険選びのコツ


家族を持つ方は出費がかさみやすく、会社で働く方は多忙になりやすいのが40代です。

40代に差し掛かると、介護や老後の資金について考え始める方も多いのではないでしょうか。

40代は、保険選びを慎重に行うべき年齢でもあります。

皆さんは、40代の生命保険選びにおいて重要なのはどのような点だと考えているのでしょうか。

今回は、40代で考える生命保険の必要性について解説します。

【目次】

40代の生命保険!


保険加入率はどれくらいなの?

人生の中でも、生命保険への加入を検討するタイミングは幾度かあります。

具体的な例を挙げると、社会人として独り立ちをするときや、結婚・出産、マイホームの購入時、その他ローンを組む際などです。

日本人の生命保険への加入率は、どのように推移しているのでしょうか。

年代別の生命保険加入率に着目してみましょう。

生命保険文化センターの調べによると、40代の保険加入率は50代と同様に高くなっています。

40代の生命保険加入率は男性が約88%、女性が約87%です。

20代の生命保険加入率は男性が約58%、女性が約53%となっています。

全体的な生命保険加入率を見ても男性の平均加入率は約80%、女性の平均加入率は約81%であるため、40代の加入率が高いことが読み取れます(※1)

40代で生命保険の加入率が上昇する理由には「自分の老後についてイメージを持ちやすい年代である」「病気にかかるリスクが上昇する」などの点が挙げられます。

将来のために… 40代が必要とする生命保険の保障内容


40代で生命保険に加入する際には慎重にプランを選ぶ必要があります。

40代は、病気や死亡のリスクに備える必要性が高まると共に、家族のための支出が増える年代でもあります。
「老後の生活を送るための資金は、年金や貯蓄でカバーできる」と考える方も多いです。

しかし、介護が必要になった際には生活にかかる費用が大幅に増大することになります。

ヘルパーに介護を依頼する料金や通院費、住居設備の変更などの費用が必要になるのです。

また、病気になってしまった際には入院費や通院費などがかかり、老後に向けてまとまったお金を用意しておく必要性は高いです。

一方で、子供がいる家庭の場合は高校・大学などの教育費が必要になるなど、家族が暮らしていくためにかかる費用の負担も大きくなりがちです。

これらの理由から、40代の保険選びは「保険料の金額と保障内容のバランスが取れているのか」を慎重に見直す必要があります。

40代に必要な保障内容は死亡保障、医療保障、老後生活資金の貯蓄などが挙げられます。

また、20代・30代で保険に加入している方も、40代で契約を見直すことは重要です。

40代は、子供の成長や進学などに伴い環境が大きく変わる年代です。

保険料を多く支払い過ぎていたり、必要な保障が変わっていたりする可能性は高いと言えます。

年代を考えて!適切な保険の選び方は?


生命保険に加入する際には、40代という年齢にあったプランに加入することが大切です。

40代という年齢は、収入と支出の割合が最も増えやすい時期でもあります。

40代になると、会社での地位が上がり、給料の額も増えます。

しかし、収入が増えるからといって必ずしも生活にゆとりが生まれるわけではありません。

子供の成長に伴って支出の額も大きくなり、収入と支出のバランスを取るのが難しくなるケースも考えられます。

また、子供が成長するにつれて、死亡保障の必要保障額も変動するため注意が必要です。

必要保障額は、加入者が死亡することによって必要になる支出を、遺族の手に渡る遺産や保障金額を合算した収入から差し引いて計算されます。

加入者が死亡することによって必要になる収入には、子供の教育費なども含まれています。

しかし、子供が年齢を重ね、中学、高校、大学に進学すると、多額の教育費を保険で準備する必要性はなくなります。

その代わりに、自身の病気やケガに備える医療保障を特約で付けるのも選択肢のひとつと言えるでしょう。

加入当時は、契約者のニーズや環境に合っている保険でも、時間が経つにつれて家族の環境は変わります。

それに比例し、求める保障の内容も変化してくるのです。

40代だからこそ!保険の見直しポイント


40代で保険を見直すことは重要ですが、具体的にどのような点に着目すれば良いのでしょうか。

40代になると、20代や30代の保険プランよりも保険料が高額になりやすい傾向にあります。

これは、40代になると病気やケガ、死亡のリスクが高まるためです。

一方で、40代から掛け捨て型の定期保険に加入した場合、更新時の保険料の増額は少ない傾向にあります。

20代や30代から掛け捨て型の保険に加入している場合、更新の度に保険料が上がっていきます。

これは契約期間の長さと疾病・死亡のリスクの高さが影響しているためです。

しかし、40代の場合は契約開始と同時に支払う保険料が高いため、増額の割合が少なく設定されているのです。

支出に備えて保険料を安くしたいと考える方には、逓減型定期保険や収入保障保険に加入するのもおすすめです。

逓減型定期保険とは、支払う保険料の額が経年と共に減額されていく保険です。

死亡保障の額は、支払っている保険金に合わせて変動するため、契約期間が長ければ長い程、受け取れる死亡保障の額は少なくなっていきます。

つまり、支出が多い40代に加入者が亡くなった際には手厚い保証を受けることができ、50代、60代と年齢を重ね生活のための支出が少なくなるにつれて保険料も安くなります。

収入保障保険もまた、逓減型定期保険と同様に、一定の割合で保障額が安くなる保険です。

これらの2つの保険は、支出が多い40代の「万が一」に対する不安をしっかりとサポートします。

現状や将来のことを考えた最善の選択を!


40代の保険選びは収入と支出の額が大きいからこそ、将来と現在の生活について深く考える必要があります。

保険料を抑えたいがために、将来の生活に対する保障が万全でないと、老後や介護にかかるお金に困ってしまうケースもあります。

しかし、支払う保険料の額が高額になり過ぎてしまうのも、家計を圧迫してしまう原因になるため注意が必要です。

40代で保険を見直す際には、不必要な保障が組み込まれていないかをしっかりと確認しましょう。


※1. 生命保険文化センター


【関連記事】

◆◆「生命保険って加入すべき?保障内容と状況ごとの必要性まとめ」 ◆◆

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