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ジパングコイン(ZPG)は、2022年12月22日にbitFlyerにて取り扱いを開始しました。
このジパングコインとはどのようなコインなのか?価格や将来性など、気になるのではないでしょうか。
ジパングコインは金の価値に連動し価格が変動するステーブルコインです。
本記事ではそんなジパングコインについて以下の内容を解説していきます。
本記事でわかること
ジパングコインとは
現在の価格や将来性について
ジパングコインの購入方法
購入時の注意点
引用:ジパングコイン公式サイト
ジパングコイン(ZPG)とは、三井物産デジタルコモディティーズが運営し発行しています。金の価値に連動して価格が変動する、ステーブルコインと呼ばれる仮想通貨です。
ジパングコインの基本情報は以下のとおりです。
通貨名 |
ジパングコイン |
シンボル |
ZPG |
現在の価格(2022年12月25日現在) |
7,676.50円 ※1 |
発行上限枚数 | 390億円に相当する数量 |
詳細 |
※1:bitFlyer価格参照
ジパングコインは金のステーブルコインです。
ステーブルコインとは 、法定通貨や他の仮想通貨銘柄の価格に連動して価格変更を目指しています。ジパングコインでは価格が連動するものが金となります。
主なステーブルコインは以下のとおりです。
主なステーブルコイン
USDT:米ドルと連動
JPYC:日本円と連動
DAI:米ドルと連動
ジパングコインの価格は、 ロンドンの金市場の価値と同等の価格に連動するように設定されています。
なぜ金の価格に連動するかというと、三井物産株式会社がロンドン市場よりジパングコイン分の金を仕入れているからです。
実際に運営元が現物を持っているのは、他の銘柄に比べて珍しいでしょう。
ジパングコインは「miyabi」というブロックチェーンを基に動いています。
miyabiはbitFlyerが提供しているブロックチェーンです。
ブロックチェーンは世界中のユーザーが管理している非中央集権的な仕組みです。ただしmiyabiはbitFlyerによるプライベートチェーンのため、中央集権的な仕組みになっています。
プライベートチェーンは中央集権的であるため、プロジェクトを潰そうとする悪意のあるユーザーを排除できます。
また毎秒4,000件の高速な取引処理が可能なため、処理速度低下による手数料高騰が発生しにくいでしょう。
引用:ジパングコイン公式サイト
ジパングコインの運営元は三井物産デジタルコモディティーズです。こちらの会社は三井物産株式会社の100%子会社です。
親会社である三井物産株式会社は東証プライムに上場しています 。東証プライムとは東京証券取引所の3つの区分があるなかで、最も厳しい基準が設けられています。
また上記画像のような流れで三井物産がロンドン市場より金を仕入れ、その金を三井物産デジタルコモディティーズが保有していることがわかるでしょう。
このように運営元が現物である金を保有しているため、他の銘柄に比べて安心感のある取引に繋がります。
他の仮想通貨銘柄に比べ現物の金を運営元が保有しているため、リスクヘッジとなります。
他の仮想通貨銘柄では価格が低下し破綻してしまった場合、大きな損失へと繋がります。
しかしジパングコインでは事業が停止した場合、現物の金の市場価格で買い取った場合の金額を発行元が販売者に対し渡さなければなりません。
また運営元が支払いできない場合は保証先の金融機関が代わりに負担してくれます。
そのため他の仮想通貨銘柄に比べて、リスクが少ない運用ができるでしょう。
引用:bitFlyer
ジパングコインの2022年12月25日現在の価格は、1ZPG=7,676.50円です。
2022年1年間での価格推移は7,000〜8,000円を行き来しています。2022年12月22日にbitFlyerで取り扱いを開始しているため、それ以前は金の価格を参考にしています。
他の仮想通貨銘柄と比べて、ジパングコインの価格は安定しています。2022年のビットコインの価格と比較してみましょう。
2022年のビットコインは最高額が4月2日の約568万円で、最低額が12月25日の約224万円です。1年間で約344万円の値動きをしているため、いかにジパングコインの価格が安定しているのかがわかるでしょう。
価格が安定しているジパングコインですが、今後の予想できる値動きはどうなるのでしょうか。
ここではジパングコインが今後の状況において起きると予想される値動きについて紹介します。
経済状況が悪化したときに需要が増える可能性あり
通貨価値が上がると下落する可能性あり
金の供給量により価格が変動する
経済状況が悪化したときに、価格が安定している金は需要が増え購入されることが多いです。
そのため経済状況が悪化したときに、金と価格が連動しているジパングコインの需要が増えると予想できます。
例えば、コロナ禍の際に株価が減少し経済状況が悪化しましたが、それに対し金の価格は2000年以降の最高値に到達しました。
このように経済の危機に瀕したときに、金の価格は上がると予想できます。
株価の状況など経済状況を見極めることがジパングコインの売買には必要でしょう。
金は米ドルなどの法定通貨と反対の値動きをするため、ジパングコインを買うには米ドルなどの法定通貨の値動きを見極める必要があります。
経済状況が悪化しているときに金の価値が上昇するのとは反対に、経済状況が良く法定通貨の価値が高い場合は金を売却する人たちが多くなります。
よって経済状況が良いときは、金の需要が減るため価格が下がるでしょう。
このように金は経済状況が安定してきたとき売られる傾向にあるため、ジパングコインの売買には経済状況を見極めることが大切です。
金の産出国が戦争や紛争などに巻き込まれ供給量が減ると、価格が上昇する可能性が高いです。
金は現物資産であるため、産出国が被害を受けると供給量が少なくなります。需要と供給のバランス上、供給量が少なくなると需要が増えるため金の価格は上昇しやすいです。
実際に2022年に起きたロシアとウクライナの戦争の際には、株価や法定通貨の価値が下がり金の価格が上昇しました。
したがってジパングコインの売買するときには、戦争や紛争の状況を確認しておくことが大切です。
経済状況によって価格変動が予想できるジパングコインですが、将来性についてはどうなのでしょうか。
ここではジパングコインの将来性について以下の3点を紹介します。
金の新たな投資方法として注目
決済通貨としての活用普及の可能性
金のステーブルコインとしてのシェア確立
ジパングコインは金の新たな投資方法として注目されています。 今までの金の投資方法は以下3つが一般的でした。
これらの投資方法にはデメリットがあります。
現物投資
ETF
投資信託
例えば、現物投資では金そのものを買わなくてはならず、ハードルが高いです。
またETFでは為替の相場状況に影響を受けるため、金の価格に連動しない状況があります。
しかしジパングコインでは、ビットコインなどの他の仮想通貨銘柄に影響されることがありません。また仮想通貨取引所で買えるため簡単です。
このような理由からジパングコインは、金の新たな投資方法として注目されています。
ジパングコインは将来的に、送金や決済などの機能が実装されます。
現物の金では決済の機能を持ちませんが、ジパングコインでは可能になるため新たな可能性が見出せるでしょう。
また決済機能がある他の仮想通貨銘柄と比べると、価格の安定性があるため決済として使いやすいです。
そのため他の銘柄より、決済手段として選ばれる可能性は高いでしょう。
経済状況が悪化したときのリスクヘッジとして持っておき、いざというときには決済手段としても使えるジパングコインは普及する確率は高いのではないでしょうか。
ジパングコインがすでに存在する金のステーブルコインに勝ち、シェアを確立できるかが注目されています。
現在存在する金のステーブルコインは以下の3つです。
これらのステーブルコインと比べたときに、ジパングコインが選ばれるのかどうかが重要です。
- PAX Gold(PAXG):Paxos社が発行
- xcoin Gold(x-Gold):株式会社エクスチェンジャーズが発行
- テザーゴールド(XAUT):テザー社が発行
今後決済機能のように便利な機能を実装していくことで、金のステーブルコインといえばジパングコインと呼ばれるでしょう。
将来的に金の新たな投資先になることが期待されていますが、実際の評判はどうなのでしょうか。
ここからはジパングコインの評判をみていきましょう。
まずはジパングコインの良い口コミを紹介します。
引用:Twitter
引用:Twitter
良い口コミで多かったと意見として、
このような意見が多くみられました。
少額で購入できる
他の投資方法に比べて手数料が安い
積立ができる
ジパングコインは1円〜購入可能な点が扱いやすいという評価を受けていることがわかります。
続いては、悪い口コミを紹介していきます。
引用:Twitter
引用:Twitter
悪い口コミはジパングコインが金の価格と連動しているのであれば、金を買えば良いのではないか?という意見が多く見受けられました。
金の現物ではなく、ジパングコインを選ぶべきメリットが伝わっていけばこのような意見も少なくなるのではないでしょうか。
ジパングコインに決済として使える機能が搭載されたり、他の銘柄を含め仮想通貨を持つ人が増えれば一般的に使われるようになるでしょう。
これまでジパングコインについて価格や将来性、評判などを紹介してきましたがそろそろ欲しくなってきたのではないでしょうか。
ここではジパングコインが購入可能な仮想通貨取引所を紹介します。
購入可能な仮想通貨取引所は以下のとおりです。
- bitFlyer
- DMMBitcoin
bitFlyer(ビットフライヤー) | ||
取り扱い銘柄 | 取引所 | BTC/ETH/BCH/MONA/XRP/XLM |
販売所 | BTC/ETH/ETC/LTC/BCH/MONA/LSK/XRP BAT/XLM/XEM/XTZ/DOT/LINK/XYM/MATIC/MKR |
|
取引手数料 | 取引所 | 約定数量 × 0.01 ~ 0.15% |
販売所 | 無料(スプレッドの負担あり) | |
入金手数料 | 無料~330円/1件 | |
出金手数料 | 220円~770円/1件 | |
送金手数料(BTC) | 0.0004BTC |
bitFlyer(ビットフライヤー)の特徴 |
|
bitFlyer(ビットフライヤー)はビットコインの取引量で6年連続No.1※を獲得している取引です。
取引所がハッキングされユーザーの仮想通貨が流出したというニュースを聞きますが、ビットフライヤーは業界最長の7年連続でハッキング0のセキュリティの高さを持ち合わせています。
また現物取引、レバレッジ取引、積立と3つの取引形態が選べる点も特徴です。銘柄の種類も充実しており、1円からの取引ができますので初心者の方にもおすすめの取引所です。
※Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における2016年-2021年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
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引用:DMMBitcoin
▼DMMBitcoinの基本情報
名称 | DMMBitcoin |
取り扱い通貨 | 24種類 |
最低購入可能金額 | BTC:0.001BTC〜 ZPG:0.1ZPG〜 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
詳細 | 公式サイト |
▼DMMBitcoinの特徴
さまざまな手数料が無料
レバレッジ取引が可能
取り扱い通貨が豊富
DMMBitcoinでは入出金の手数料が無料です。また取引手数料も無料であるためコストを抑えて利用したい人にはおすすめの仮想通貨取引所です。
他にはレバレッジ取引が可能で、倍率をかけて取引ができるため大きな利益に繋がる可能性があります。
取り扱い通貨も24通貨と豊富なため、さまざまな通貨を取引したい人はDMMBitcoinを利用しましょう。
ジパングコインを購入を決めた人は、購入前に確認しておくべきことがあります。
そんなジパングコイン購入の注意点は以下のとおりです。
- 莫大な利益には繋がりにくい
- 発行上限がある
- 発行元が破産する可能性がある
ジパングコインは金の価格に連動しているため、価格が安定しています。
そのため他の仮想通貨に比べると、価格高騰の幅が小さいと感じるかもしれません。
ただし高騰の幅が小さいということは、裏を返せば下落の幅も小さいです。そのため価格が安定した通貨となります。
他の仮想通貨銘柄で大きな利益を狙い、リスクヘッジとしてジパングコインを購入しておくような使い方が望ましいでしょう。
ジパングコインは390億円相当の数量が発行上限だとされています。
しかしビットコインのように2,100万枚と確定した数値ではなく、今後の市場状況によって上限数を増やす可能性があると公式で発表されています。
ビットコインでさえまだ発行上限には達していないため、ジパングコインが上限に達するのはまだ先のことでしょう。
発行元である三井物産デジタルコモディティーズが破綻した場合にはどうなるのでしょうか。
ホワイトペーパーには、三井物産デジタルコモディティーズが破綻した場合、保証先の金融機関が返済を負担してくれる記載があります。
そのた全額損失になることはないので安心してご利用ください。
しかし発行元が破綻するような状況になった際は、ジパングコインの価格が下落する恐れがありますので親会社の三井物産株式会社の決算表などは確認しておきましょう。
ジパングコインがどのような仮想通貨なのか理解できたでしょうか。
本記事で紹介した内容を以下にまとめました。
このように仮想通貨の中では比較的安定したコインであるため、他の銘柄との併用で運用するのがおすすめです。
- ジパングコインは金の価格に連動する
- 比較的価格が安定したステーブルコインである
- 経済状況が悪化したときのリスクヘッジとなる
- 購入可能な仮想通貨取引所は「bitFlyer」と「DMMBitcoin」
ジパングコインの購入には、初心者でも扱いやすく1円から取引可能なbitFlyerを利用してみてはいかがでしょうか。
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